IIJmioタイプAは、auスマホでもSIMロック解除をしないと使えない!


IIJmioは、タイプAを導入してからドコモ回線・au回線どちらも使える「格安SIM」業者になったと言われています。しかし、それはmineoやUQ mobileと同じように「auスマホがSIMロック解除しなくても使えるようになった」という意味ではないので、注意が必要です。

いま(2017年3月時点)IIJmioでは、SIM交換・変更手数料を無料にするキャンペーンを行なっているので、この機会に以前紛失したままになっていたSIMを1枚、タイプAに切り換えて試してみようかと思い立ちました。しかし、送られてきたSIMを挿入しても、端末側で認識しませんでした。そこで、動作確認機種一覧をチェックした結果、IIJmioのタイプAはau VoLTE対応端末でしか使えないということを知った次第です^_^;A

auのVoLTE端末をau回線の「格安SIM」業者で使う場合は、その仕様上、SIMロック解除が必要となります(これはmineoであってもUQ mobileでも同様です)。そのため、IIJmioのタイプAでは、au回線を使っていてもSIMロック解除をしていないauスマホはどれも使えないということになります。いちおうIIJmioホームページの「取扱端末&対応端末」の箇所で注意書きがされていますが、やや不親切かな?という印象です。

auの場合は、2015年夏モデル以降のSIMロック解除対応業務のある端末で販売してから180日を経過したものであれば、契約者本人でなくてもSIMロック解除に対応してもらえるというので、中古のau VoLTE端末を購入した人でも使えないという結果にはならないだろうと推測されますが、利用出来るようになるまでにひと手間かかるという不便さは拭えません(もちろん、これはmineoでもUQ mobileでも、au VoLTE端末を利用したいという場合は避けられない問題であります)。mineoがシステム面を担っているといわれるFiimoもあるにはありますが、auスマホをSIMロック解除しないで使いたいという場合は、実質上VoLTEでない端末を選んでmineoかUQ mobileで使うということになるでしょう。

とりあえず、今回私の場合は実害といえるものはありませんでしたが、IIJmioタイプAで使うつもりだったスマホが余ってしまったので^_^;、mineo回線積み増しで対応しようかと思っているところです。mineo・UQ mobileともIIJmioのようなシェアSIMのサービスはありませんが、mineoの場合は複数回線契約にて割引を行なう複数割があり、複数回線間でパケットをシェア出来るサービスも存在するため、やや割高感はあるものの、シェアSIMと同じような使い方は可能です(ただし、シェア出来るのは翌月に繰り越した分限定となるようなので、まったく同じとはいえないです)。

 

「低速モード」、どれぐらい使える?


・「格安SIM」では、必要に応じて高速通信をON/OFFし、効率的に契約容量を利用できる機能を備えている業者がある
・高速通信のON/OFFは、「格安SIM」業者が提供している専用アプリから可能。利用状況の把握の面でも、専用アプリのダウンロードは必須
・低速モードでも最初のごくわずかだけは高速通信を行なうバースト転送機能を備えていると使用感が向上すると言われているが、あくまで補助的な要素に過ぎないとする意見もある
・低速モードの利用でも、3日間の通信容量で制限が厳しいケースがしばしばあるので要注意。mineoやUQ mobileなどau回線の「格安SIM」業者は比較的緩やかなので、かなり実用的。意外にもmineoの方が快適な印象

「格安SIM」では、必要に応じて高速LTE通信をON/OFFすることによって、契約容量を効率的に利用するのを可能にしている業者がいくつかあります。業者によって「節約モード」とか「低速モード」と言ったり、「ターボ機能OFF」「クーポンOFF」などさまざまな用語の違いはありますが、いずれの場合でも利用する際は概ね通信速度が200kbpsに制限される替わり、契約容量の消費はされない内容です。動画を見たりダウンロードを行なったりする場合などだけ高速通信を行ない、メールチェックやSNS・モバイルサイトを見たりする際などは低速モードにしておけば、それだけ動画視聴やダウンロードなどに振り向けられる容量が増えるという使い方が可能です。

それぞれのモードの切り替えは大抵の場合、スマホにそれぞれの「格安SIM」業者が提供しているアプリをインストールすることによって、比較的容易にすることができます。以前はウェブのマイページからの切り替えが必要で煩わしかったFreetelも、現在ではマイページアプリを提供していて他社同様になりました。もっとも、Windows Phone用のアプリは提供していないようなので、KATANAというWindows Phoneを出している割には対応が物足りない気がしないでもないです。これらのアプリは、契約内容や使用している容量の確認が出来る機能も備えているので、アプリを提供している業者を利用している場合はインストール必須と言えるでしょう。

低速モードでの利用の場合、バースト転送機能を備えているかどうかで使用感が大きく変わってくると言われています。バースト転送機能とは、200kbps設定であっても通信開始のごく初めだけ(最初の75~150kbとか数秒とか、対応は各社さまざま)高速通信を行なうものです。ごく軽いテキストサイトなどの閲覧の場合では高速通信で賄える割合が高くなるため、快適に利用できると言われていますが、あくまで通信開始当初のみの対応でしかないので、通信時間全体の品質の高い方が全体としての使用感がよくなりバースト転送機能はあくまで補助的な位置づけにしかならないとする意見もあります。バースト転送機能を備えていると明言しているのはIIJmioとIIJmioがシステム面を担っているDMM mobile、OCNモバイルONE、楽天モバイルなどですが、mineoもサポートサイトにて対応していると書いているそうです。

私の使用感からすると、IIJmioやDMM mobileはそんなに悪くなかった記憶があるものの、低速モード使用時の容量制限が厳しい(3日間で366MB)ので、あまり実用的でないというイメージがあります。むろん、SNSやモバイルサイト程度であれば、1日100MB程度でも充分という方も多いのかもしれませんが。FreetelはSNS程度でも体感速度がグッと落ちるという印象だったので、あまり使わなくなりました。OCNモバイルONEは使用しているSIMによってログインの制限をしているのか、ほかの「格安SIM」業者から提供されているSIMを挿したスマホに専用アプリをインストールしてもログインできませんでした。

いっぽう、mineoやUQ mobileのようなau回線の「格安SIM」業者は、私的な速度計測の結果だと全般的にドコモ回線「格安SIM」より幾分通信速度が落ちる印象はありますが、3日間での通信容量制限が緩やか(3日間で6GB)なので、こういった運用に向いているといった印象です。特にmineoの低速モードは優秀で、Google Play Musicで音楽を聴いていても、音楽が途切れないで聴けることが多いです。これに比べると、UQ mobileの低速モードはやや使用感が落ちるように感じることが多いです。UQ mobileの運営会社はauの関連会社で実質auのサブブランド扱いになっているのに、不思議なことです。前述のバースト転送機能の有無の問題なのでしょうか(UQ mobileの場合は、500kbpsのデータ無制限プランのみバースト転送機能を備えていると言われています)。私の場合はデータ高速プラン契約なので200kbpsですが、「2年縛り」を伴う契約の場合は300kbpsなので、いくらかはマシなのかもしれません。

ServersMan SIMや楽天モバイルのベーシックプラン、DMMのライトプランなど、低速モードでしか利用できない(別に高速通信できる容量を購入した場合を除く)替わりに安い料金で利用できる契約形態もあります。「格安SIM」の草分け的存在・ServersMan SIMはまさにそれだけしかプランのないところですが、ここは過去の速度計測の結果によると実効速度がかなり速い(1Mbps出ているケースも多い)ので、かなり快適です。しかし、速度制限が厳しい(3日間で300MB)ので、安く維持できるサブ機としての利用に留まる内容でしょう。

【速報】ついに登場、ソフトバンク回線「格安SIM」のインパクト


3月22日より、U mobileブランドにて、ソフトバンク回線を利用した「格安SIM」U mobile Sがサービス開始されました。U-NEXTとヤマダ電機の合弁会社Y.U mobileでも、同様のソフトバンク回線を利用した「格安SIM」サービスを提供開始すると言われています。当面はiPhone向けnanoSIM及びiPad向けnanoSIM・microSIM(データ通信専用)を提供していくようです。

これまで、接続料金が高いなどのハードルがあって、「格安SIM」で利用される回線はまずドコモ、次いでいくつかの業者がauという環境になっていて、ソフトバンク回線は利用されていませんでした。いちおうワイモバイルにおいてSIMカードのみの契約が可能であり、ワイモバイル回線を利用したU mobile SUPERというほぼワイモバイル同様のサービス内容である「格安SIM」サービスが存在しましたが、これらはSIMフリーの端末を対象としたものであり、SIMロックがされているソフトバンク端末が利用できるものではありませんでした。しかし、このたびサービス開始されるU mobile S及び「ヤマダファミリーモバイル」は、SIMロックされているソフトバンクiPhone・iPadが利用できる内容となっています。

U mobile S公式サイトでは「ソフトバンクのサービス提供エリア(4G LTE/3G)に準じます」との記載はありますが、iPhoneについてはnanoSIMのみでデータ通信だけ・SMSなしという内容からすると、実際にはLTE回線のみの提供で、3Gは非対応と思われます(動作確認端末を確認すると、いちおう初期のiPadについては3Gながら利用出来るようです)。すでにULTRA SPEEDのサービス終了が3月に予定されているなど、ソフトバンクの3Gサービスは「巻取り」が開始されていますので、iPhoneにて3G回線が今後利用される見通しは暗いと推測されます。今後音声通話対応がされるにしても、VoLTE対応機に留まる可能性があります。

動作確認端末は、やはりiPhone5以降となりました。iPhone5s以降はすでに「格安SIM」との相性がいいドコモからのiPhoneの提供が開始されているほか、ワイモバイルとUQ mobileにてiPhone5sが販売されているので、新規でiPhoneを入手するような方にはさほどメリットがないかもしれません^_^;。実際、U mobile S公式サイトでは、「昔使っていた古いiPhoneを蘇らせて2台持ちが実現できる」ことをメリットとして強調しています。

とは言うものの、ソフトバンクといえば国内の従来キャリアにおいて最も早い時期からiPhoneの提供を開始していて、「iPhoneを利用するならソフトバンクで」というイメージがあっただけに、それなりに端末は数多く流通しているものと考えられます。これらが「格安SIM」にて利用できる門戸が開かれるのであれば、恩恵を受けるユーザーも相当数いることでしょう。もっとも、音声通話非対応であるので、新たに中古のソフトバンクiPhoneを購入して使用するという動きにつながるのかどうかは、いささか首をかしげるところではありますが。

接続料の問題か、やや契約プランが割高な設定になっている点が、新規で中古のソフトバンクiPhoneを調達してまで利用すべきサービスなのか疑問を持たせる大きな理由です。1GBから7GBまでのプランは、他のドコモ回線ないしau回線の「格安SIM」業者であれば、同じ金額を出せば概ね2~3GBは余計に使えるだろうというような高額ぶりです^_^; しかし、30GBプランだけはかなり割安な印象です。使ってみないとどれだけ快適かは分からない部分はありますが、この30GBプランを狙ってみたい人にだけ、新規でソフトバンクiPhoneの中古を調達してまで試してみる必然性はありそうです。もちろん、それなりの出費とはなるでしょうが。

ようやくソフトバンクが重い腰を上げたとはいえ、今回のサービス開始に際しては紆余曲折があったようであり、ワイモバイルという「格安SIM」と競合するサブブランドを抱えているソフトバンクが今後この分野に積極的な動きをみせるのかは、大きな疑問符がつくように感じられます。

【速報】「格安SIM」セミナーを試験開催しましたw


当サイトを開設した当初から考えていたことですが、実施がずっと延び延びになっていた、「格安SIM」に関するセミナーをようやく試験開催しました。

「格安SIM」の利用を検討するにあたって、まず「『格安SIM』に切り替えた方がいいのかどうか?」という疑問、次いで「『格安SIM』に切り替えるならどこを選んだらいいのか?」という2段階めの疑問が生じるかと思いますが、今回の私のセミナーは前段の「『格安SIM』に切り替えた方がいいのかどうか?」という疑問にフォーカスした内容としています。

今回、「格安SIM」を利用した方がいいのかどうかについて、20項目のポイントを列挙したチェックシートを用意し、それにどれだけ該当するのか参加者のみなさんに自己診断していただくことによって、「格安SIM」への適性をご判断いただこうという内容としました。

また、大抵の方は「『格安SIM』を使いたい」のではなく、「ケータイ料金をコストダウンしたい」と考えていらっしゃると思うので、「まずSIMの切り替えありき」ではなく、利用者のスキルや音声通話・データ通信の利用状況によっては、従来キャリアの利用継続・あるいは2台持ちによる両者併用・またはワイモバイルという選択肢もあるという、このサイトでもしばしば言及している持論を展開させていただきました。

後半は、参加者のみなさんの個々のケースに即してのフリートークとなり、盛り上がったという印象です。参加してくださったみなさま、ありがとうございました。

今回は招待者を知人レベルに限定した試験開催となりましたが、近い将来参加者を限定しない形で一般開催をしたいと思っております。場所は武蔵小杉および新宿を検討しております。

アクセスログを見ている印象では実際にこのサイトをご覧になっていらっしゃる方のニーズとずれた内容?という気もしないでもないですが^_^;A、開催場所の利用料金+資料コピーの実費のみでご参加いただける形態としますので、お越しいただけましたら幸いでございます。

【速報】UQ Mobile5分以内かけ放題参入で何か変わるのか?


「格安SIM」のかけ放題サービス参入は世の流れとはいえ、ますますUQ Mobileの「ワイモバイル化」が進むなぁ^_^;A

2017年2月22日より、UQ Mobileの料金プランが見直され、「おしゃべりプラン」という5分以内かけ放題サービスへの参入と、月間7GB(条件により2年間データ容量倍増の適用もあり)の「L」プランの追加が発表されました。

UQ Mobileが「格安SIM」業者として出発しながら、UQ WiMAXとの一体化や「2年縛り」の存在するぴったりプラン・たっぷりオプション(現在はたっぷりプランに変更)の登場以降、業態がワイモバイルに近接してくる兆候はかなり前より感じられました。しかし、料金面ではだいたい同等ながら、通話面でかなり見劣りする内容であったのと、月間のデータ通信容量面で貧弱(無制限プランこそあるものの通信速度が低めに設定されたものである)な点で、ワイモバイルにはかなり差があるという印象でした。しかし、ここでその差を埋めようと試みてきたものといえるでしょう。

UQ Mobileの5分間かけ放題サービスは、ほかの「格安SIM」業者のほとんどの同様サービスとは異なり、専用の通話アプリが不要である点に特徴があります。つまり、プレフィックス番号付加によるものではないので、ほかの「格安SIM」業者のほとんどによる同様のサービスに比べて技術面で将来存続するのか危惧しなくて済むという安心感があります。また、同様の理由でVoLTEにも対応しているものとみられます。先行例としてDTI SIMがあるので断言はできないのですが、このあたりはauの関係会社だからという強みが発揮された結果なのかもしれません。

また、「格安SIM」業者間で比較すると、これまでUQ mobileは高速で通信できる容量が最大でも2年限定の6GBにとどまっていたのが他社に比べて貧弱だった点でしたが、既定の契約上でも7GB・期間限定ながら14GBと大幅に拡大された結果、ほかの「格安SIM」業者に比べて優位性があるとは言えないものの、弱点とはならなくなったという印象です。

以上をもって、「格安SIM」業者間での比較においてはまずまずの進歩を感じさせるUQ Mobileですが、ワイモバイルとの比較となると、まだ差が埋まっていないとの感を禁じえません。いちばん目立つ点は、かけ放題になる通話時間がワイモバイルの10分以内に対してUQ Mobileが5分以内にとどまっているところですが、データ通信にしても、見た目契約容量だけが同じになったというだけでは、実効速度の差を埋められてはいないといえるでしょう。確かに「格安SIM」業者間の比較では実効速度が割と速いところで安定していて評価の高いUQ Mobileですが、自前の回線によるワイモバイルとは雲泥の差であるというのが、私的な速度計測結果に基づく実感です。

今後のUQ Mobileとワイモバイルとを比較して、UQ Mobileがワイモバイルより有利そうな点は、7GBプランが安めに設定されているのと低速モードの利用によってより効率的な契約容量の活用が出来そうなところ、契約容量超過後の制限速度が多少速い(ワイモバイルが128kbpsに対してUQ Mobileは契約内容によって200~300kbps)くらい?という印象です^_^;A データ通信のみでの契約や「2年縛り」の制約などの面でも幾分ワイモバイルよりも緩い運用方法が可能な余地があるところもUQ Mobileのメリットに入れていいのかもしれませんが、この差をみるとデータ通信のみの運用などで通好みな運用を志向しているユーザーの場合はUQ Mobileという選択肢も考えていいにしても、一般的なユーザーの場合はワイモバイルの方が依然として有利なのではないかな?という印象です。

【速報】音楽クラウド管理時代、「格安SIM」をどう活用するか?


いまさらですが^_^;A、Google Play Musicを利用し始めました。

私は、音楽鑑賞だと従来WalkmanとかiPod nanoとか専用音楽プレーヤー派でしたが、保有する音楽ファイルが32GBを超えて手持ちのプレーヤーでは1台に収まりきれなくなったので、手持ちの音楽ファイルを50,000曲までアップロード可能なGoogle Play Musicが自前のファイルをアップロードして聴く分には無料で利用できるというのもあり、少しずつ手持ちのファイルをアップロードしてクラウドで聴ける環境の整備を始めているところです。

また、これまた遅ればせながら、最近Amazonプライム会員となったので、現在なかなか手の廻らないクラシックやジャズもPrime Musicにて聴くようになりました。こちらは、主に最近持ち歩いていない古いiPhone4Sをコンポに繋いでかけています。私にも、いよいよ音楽ストリーミング時代が訪れつつあります。

とはいえ、ストリーミングで聴くということは、それだけ通信量が増加することになります。Google Play Musicを利用する場合、ファイル制御の分の通信も加算されるのか、3~4分の曲だと1曲当たり10MB、9分程度の曲で15MBぐらいの通信量となるようです。「自前の曲を聴くのに通信料をかけたくない」というのがクラウドでの音楽管理をためらってきた理由の1つとして大きかったのもあり^_^;A、ここはなるべく負担を増やしたくないところでもあります。

真っ先に思い浮かんだのは、Biglobe SIMのエンタメフリー・オプションでした。これは、Google Play Musicのほか、Youtube・Apple Music・AbemaTVによる通信が契約容量には加算されないというオプションです。もっとも、これはデータ通信のみのSIMだと毎月980円(税別)が加算されるオプションです(音声通話SIMの場合だと480円)。私は月6GB契約のユーザーで現在毎月1,450円(税別)Biglobeに払っているので、毎月980円加算されるというのは結構バカに出来ない増額といえます。とはいえ、上記の通信量の計算からすれば、1日当たりでアルバム1枚を聴いたとしても1ヵ月では3GBぐらいにはなるはずですので、価格設定としては妥当以上のものでしょう。

音楽ファイルを聴く程度であれば、IIJmioやmineoなどで導入されている低速モード(個人的な計測結果で実効速度はだいたい0.3~0.4Mbps程度)を利用しても、Google Play Musicの場合であれば概ね音が途切れることなく聴くことが可能です。UQ mobileも「ターボ機能OFFでSNSも音楽も使い放題」というようなキャッチコピーを使っていますが、私の場合「2年縛り」を伴わない契約で公称200kbpsに留まっているからか、いまいち実用的でないことが多いです^_^;A また、Amazon Musicはビットレートが高いのか、概ねこういった低速モードだとあまり実用的と感じられないことが多いです。私の場合ストリーミング専用のスマホを用意して運用していく予定ですのでそれも検討していますが、IIJmioの場合など3日間での通信容量の制限に引っかかる可能性もあるので、これまた1日当たりで聴ける時間が限られてくると推定されます。しかし、私個人はこと平日に関するかぎり音楽を聴くのは1日せいぜい1~2時間ぐらいなので、高速・低速切替を随時行なうことで対応は充分可能そうです。なお、mineoは3日間での制限が6GBなので、このような運用には向いていそうです。また、OCNモバイルONEやスマオフなど、1日あたりでの通信容量が設定されているところを利用するというのも、ストリーミング専用機にするのは向いている形態かなぁ?と思っているところです。

私はいまのところ利用していませんが、UQ mobileのデータ無制限プランやぷららモバイルなどのような、通信速度はやや遅めに設定されているものの通信量に制限はないとされているところを利用するというのも一案かもしれません。もっとも、上記の低速モード利用の場合同様、「無制限」と謳っていながら実際には3日間での通信量には制限が存在するというケースもあるので、料金プランの細かい注意書きには目を通しておく必要はあるでしょう。

 

【速報】イオンモバイルの050かけ放題はIP電話の突破口となるのか?


すでにサービス開始から何ヶ月かたっているので不明を恥じるほかないのですが^_^;A、2016年8月からイオンモバイルによるIP電話のかけ放題サービスが開始されており、NifMoでんわよりもいくつかの点で進歩したサービスとなっているのが今後のIP電話利用によるかけ放題サービスの今後を占ううえで一抹の光明を感じさせます。

先行するNifMoでんわの方は、IP電話アプリ利用によるかけ放題サービスであるのに音声通話SIMでの契約が必要という不可解な内容となっていて、実際にはかけ放題利用のためにかかる月額費用は2,000円になるという落とし穴がありました。その結果、ワイモバイルの10分以内の通話月300回までの基本のプランや従来キャリアによる5分以内かけ放題、最近はやっている「格安SIM」でのプレフィックス番号付加による電話アプリでの1~5分以内かけ放題オプションなどと比べて、絶対的優位なものではないと感じたものでした。

しかし、このイオンモバイルによる050かけ放題サービスは、データ通信のみのSIMで利用できるという、至極まっとうな内容になっていて、月1GBの契約で1,980円から利用できるという、NifMoでんわと比べても料金面ではかなり有利な内容です。かつ、音声通話SIM利用による制約がないので最低利用期間の縛りもないという自由度の高さがあります。

ただし、IP電話利用によるデータ通信が契約容量として加算されるという、文字どおりの「かけ放題」とはいえない点は変わらないのが弱点と言えるでしょう。IP電話による通信容量がNifMoでんわの半分程度にあたるため、たとえ月1GBの契約であっても計算上は1日あたり5時間半以上通話が可能であり、かつ200Kbpsの低速状態でも通話可能であると謳われていますが、200Kbpsでの通信にも「3日間で366MBまで」の制限が存在しているため、やはり上限は存在することとなります。

そして、この通信容量の少なさは音質にも当然反映されるだろうと考えられます。私は実際に使っているわけではないので論評を差し控えますが、ネット上での評判を見るとやはり賛否両論あるようです。もちろん、通話品質に関しては人によって許容できる度合いが異なるでしょうから、これで充分という人も一定数いるのでしょう。

ともあれ、いま主流となっている「格安SIM」での1~5分以内の通話かけ放題オプションは、システム面で3Gに負うところ大なので、中長期的には存続できるのか気がかりなところがあります。将来性の面ではIP電話アプリによるかけ放題サービスの方が期待できると思われますので、イオンモバイルのこのサービスについても、今後のバージョンアップが待たれるところでしょう。

速度定点観測@新宿編(4)


ひさびさに、新宿で速度定点観測です^_^;A
東京都新宿区近辺における、12月30日(金)13時15分前後の速度計測結果となります。

実質休日の昼間とみていいと思いますが、ワイモバイルを別格にすれば、biglobeが極端に良好です。片やスマオフは極端に不調ですが、こんにちわざわざここのコンディションを確認したがる人もあまりいないでしょうな^_^;A au系は良くも悪くも、ほどほどのところで安定しているのかな?という印象ですね。低速モードのなかでは、ServersMan SIMがひさびさの計測になったように記憶していますが、相変わらず比較的良好なようです。

1)LTE速度比較
UQ mobile Down 12.91Mbps Up 12.38Mbps
biglobe sim Down 30.10Mbps Up 4.10Mbps
スマオフ Down 1.97Mbps Up 6.83Mbps
DMM mobile Down 18.05Mbps Up 2.48Mbps
mineo(A Plan) 
Down 6.82Mbps Up 6.43Mbps
ワイモバイル
 Down 51.32Mbps Up 15.73Mbps

2)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
UQ mobile Down 0.09Mbps Up 0.42Mbps
DMM mobile Down 0.41Mbps Up 0.37Mbps
ServersMan sim Down 1.01Mbps Up 0.40Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
UQ mobile Xperia VL SOL21
biglobe sim Galaxy Note 2
スマオフ FLEAZ POP
DMM mobile MEDIAS N06-D
mineo(A Plan) DIGNO S
ワイモバイル DIGNO E(いわゆる「SIMだけの契約」ではありません)

低速モード比較
UQ mobile Xperia VL SOL21
DMM mobile MEDIAS N06-D
ServersMan sim iPhone4S

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。

【速報】IP電話、冬の時代?


正式に発表があってからやや時間がたっているようですが^_^;A、モバイルでのIP電話アプリの一角を担ってきたBIGLOBEフォン・モバイルが2017年3月31日をもってサービス提供を終了すると知って、IP電話アプリが「冬の時代」に突入した感を受けます。BIGLOBEがプレフィックス番号付加による電話アプリBIGLOBEでんわを提供するようになったという事情もあるのでしょう。これをもって、このエントリの初稿では「IP電話アプリは一般的なユーザーには受け入れられないままに終わりそうです」と書きましたが、その後イオンモバイルによるIP電話アプリのかけ放題サービス参入が判明しましたので、IP電話にもまだ一抹の光が見えてきたように感じられます。

「通信の信頼性ではやや弱いが、通話回線を利用した通話よりも安い」という触れ込みで、「格安SIM」の弱点を補いえるツールとして期待されてきたIP電話アプリですが、プレフィックス番号付加による電話アプリの登場によってやや存在意義が薄れていきました。それでもまだ、全般的にはIP電話アプリの場合の通話料金の方が若干安いというアドバンテージがあったものの、プレフィックス番号付加による電話アプリの方は1~5分間という短時間限定ながらかけ放題オプションが一般的となり、完全にこちらに水をあけられる結果となりました。

IP電話アプリによるかけ放題オプションといえばニフモがありますが、IP電話アプリを利用するというのに音声SIMによる契約が必要という妙な仕組みであったのをはじめ、1分あたり0.5MBというデータ消費が契約容量に加算されるという、文字どおりの「かけ放題」とは言えない半端な内容であった(計算上月3GBの契約でも1日あたり3時間以上通話できるとはいえ、その分本来のデータ通信のための容量が圧迫されるのには違和感のある人が多いのでしょう)というのもあり、これをもってニフモのシェアが上がったとも感じられませんでした。

IP電話アプリがプレフィックス番号付加による電話アプリよりも受け入れられづらい理由はいくつかあるのでしょうが、大きいのは専用の050番号を使わざるを得ないので電話番号変更を周知しなければならない負担が重荷となるのだろうと推測されます。また、緊急通報の場合など、IP電話には通話回線利用の電話を併用しなければならない場面が想定出来ますが、逆に通話回線利用の電話にはIP電話アプリを併用しなければならない必然性は存在しないからとも言えるでしょう。

もっとも、プレフィックス番号付加による電話アプリが中長期的に優位を保てるのか、その点は疑問が残ります。なぜなら、プレフィックス番号付加による電話アプリが利用しているのは回線交換方式、つまり技術的には3Gに負うところが大きいためです。VoLTE対応機種でも、プレフィックス番号付加による電話アプリを利用する場合は、併用している3G回線を利用することとなります。今後3Gは巻き取りが進められVoLTEが主流となっていくでしょうから、プレフィックス番号付加による電話アプリが技術的な面で存続していけるのかどうかは気がかりとなります。VoLTEはIP電話の一種とも言えます(端的に言えば、専用帯域幅を持ったIP電話)ので、VoLTEの技術の進展に伴って、IP電話アプリの復権があり得るとも考えうるでしょう。

などと書いた矢先、本エントリの初稿脱稿後にイオンモバイルによる050かけ放題サービス開始を知り、これがIP電話アプリの復権につながる可能性を感じました。それというのも、このサービスはデータ通信のみのSIMであっても契約可能という、ニフモで不可解だった部分を排した納得度の高い内容であるからです。その結果、かけ放題サービスの利用にかかる金額も1,500円とニフモよりひとまわり安くなり、音声通話SIM利用の際に制約を受ける最低利用期間も存在しないなど、数々の面でニフモより進歩しています。惜しむらくはIP電話アプリの利用の際のデータ通信が契約容量として加算されるため、文字どおりのかけ放題でないところが変わらない点ですが、NifMoでんわに比べると消費容量が約半分であるため、音質面では気がかりですが、月1GB契約であったとしても、計算上は1日5時間半以上通話できることとなります。

なお、「格安SIM」業者におけるかけ放題オプションは、ほとんどがプレフィックス番号付加による電話アプリの利用に基づくものですが、DTI SIMは例外ですので、DTI以外の「格安SIM」業者もDTI同様の手法を採り入れられれば、このオプションが長く生き残っていく可能性もあり得ます。

【速報】「格安SIM」の新しい選定軸について考える


「『2年縛り』から解放されたい」「月々の通信料金を抑えたい」というニーズから出発した「格安SIM」ですが、こんにちその当初の意図は行きつくところまでたどり着き、参入業者が数多くなって混沌とした印象があります。個人的には、「格安SIM」についてなかなか新味ある記事を書きにくくなっている言い訳をしたくなる根拠の1つと言えます^_^;A

料金相場は概ね、最低限の料金プランは500円程度、月3GBなら1,000円弱、月10GBなら2,000円強あたりで固定した感があり、料金面での差別化は見えにくい状況となりました。

では、料金面以外で、数多くなった「格安SIM」業者からどこを選定していくのか、最近目につくようになった判断軸について考えてみましょう。

  • 通信速度
  • ポイント面での優遇措置
  • コンテンツとの抱き合わせ
  • 特定のアプリ等での通信の無料化

ざっと挙げるとこんな感じでしょうか。

「格安SIM」はそのシステム上、通信速度では従来3大キャリアに劣るものとならざるを得ない宿命があります。そこをどれだけカバーできるかで「格安SIM」業者間の差別化は可能でしょうが、現実の「格安SIM」業者シェアをみると、必ずしも「速い」と言われる業者のシェアが高いようでもない印象を受けます。一時「速い」と言われた業者も、その結果ユーザーが増加して混雑してしまい、遅くなってしまうといういたちごっこになっている感があります。また、判断基準として導入しやすいスピードテストについても、その結果を速く見せようとする細工が施されるケースもあるため、そのまま受け取っていいのか、疑問を感じる結果にもなっているようです。

楽天モバイルに代表されるように、ポイント利用によって結果的にはユーザーの出費を抑えられるような仕組みを導入しているケースもあります。これはそれぞれのユーザーが利用しているポイントと適合するのかがネックとなる場合もあるでしょうが、直接的に恩恵を受けられる人にとっては有効な選定軸になるのかもしれません。

最近では、FreetelやIIJmioにおけるmusic.jpとの連携、U-mobileにおける「スマホでUSEN」との連携など、「格安SIM」でもコンテンツとの抱き合わせで割引を行なうところも多くなりました。これも、自分の日頃利用しているコンテンツがフォーマットその他の面で適合しているのか、1つのところですべてを満たしているところを見つけるのはなかなか難しそうですが、ある程度のところで割り切れるなら選定軸たりえるのかもしれません。

最近では、FreetelやLINE mobileなどにおけるSNSアプリ、DTI SIMにおけるポケモンGO、BIGLOBE SIMにおけるYoutubeやGoogle Play Musicなど、特定のアプリによる通信は契約容量のうちにカウントしないというオプションを導入するところも多くなりました。それぞれオプションが有料である場合・無料である場合さまざまであり、例外もあったりと、複雑で分かりにくいケースもありますが、日頃自分の利用しているアプリが固定化しているという人の場合は、自分の受けられるメリットがストレートに伝わりやすいという強みがあるでしょう。

個人的には、スマホはあくまで通信手段のために持っているという程度の人にはポイント制度との連携、スマホがコミュニケーションないしコンテンツを楽しむうえで重要なツールとなっているというような人には後者2つが受け入れられやすく、今後の「格安SIM」選定における判断基準として大きくなっていくのかな?という印象を持っています。