【速報】楽天モバイルが本当の「かけ放題」を開始


こんにち定番となった感のある「音声通話5分以内かけ放題」オプションに先鞭をつけた楽天モバイルですが、かけ放題になる時間を「10分以内」を拡大した「格安SIM」業者がいくつか出始めて、近年では強みとはならなくなった感がありました。

しかし、このたび「10分以内」ではなく、時間制限なしの本当の「かけ放題」オプションを新たに発表し、改めて「かけ放題」オプション先駆者としての矜持を見せた感があります。もちろん、プレフィックス番号をつけて通信経路を指定する形であるため、厳密には通話の品質が変わってくる可能性もあるにはありますが、とりあえず見た目従来3大キャリアにプラン面では追いついたと言えるでしょう。

もっとも、オプション料金としては、月額2,380円(税別)なので、従来3大キャリアの2,700円に比べて確かに安いことは安いですが、「5分以内かけ放題」ほどのインパクトはないと言えるでしょう。楽天モバイルとしても、そのあたりは意識しているようで、データ通信分と併せた総額での安さを強調したアピールとなっています。

プレフィックス番号付加によるサービスという点は変わらないので将来的な面で多少気がかりなところはあります。また、仕組みとして同じというところで言えば、当然現在1~10分以内のかけ放題オプションを導入しているところが追随してくる可能性もあります。よって、よほど現時点でかけ放題の必要性を感じているか、楽天ポイントなどの面も勘案して楽天モバイルを使いたいという人でもないかぎり、慌てて契約する必然性もないのかな?という気がします。

【速報】従来3大キャリアと「格安SIM」は棲み分けすべき存在か?


MM総研の調べによると、2016年の「格安スマホ」出荷数は対前年比で89%増になったそうです。もっとも、絶対数としては266万台ということなので、手持ちの端末を利用してSIMカードだけ差替えというケースを加えたとしても、まだまだシェアとしてはさほどとも言えない域に留まっていると考えられます。

では、今後「格安SIM」ユーザーが増加していくに伴って、従来3大キャリアにとっては脅威となりえるのでしょうか? これについて、ITジャーナリストの井上トシユキさんが興味深い示唆をしています。

全然、心配していません。(略)
回線を所有している大手キャリアーはマージンを乗せて回線を格安業者に貸している。自ら顧客獲得やサービスをせずして、貸すだけで利益を得られるわけです。
逆に、自社ブランドはターゲットを絞りやすくなった。高めの価格帯でも、きめ細かいサービス、高品質で差別化を図っています。

「格安SIM」というビジネスモデルは、回線を貸している従来3大キャリアが存在しなければ成り立たないという前提があります。この一事を以って見ても、「格安SIM」と従来3大キャリアは対立すべき存在ではなく、棲み分けすべき存在であるというのが伺えます。それだけに、ただ上っ面の価格の高い安いだけをあげつらって、従来3大キャリアと「格安SIM」をいい悪いと二元論的に書こうとしたがる論調には違和感をおぼえます。

以前の記事でも言及しましたが、「格安SIM」「格安スマホ」に切り替えた結果、従来3大キャリアでは当たり前のようについてきたサービスがついてないということに起因するトラブルが増えています。サービスはタダではありません。「高い」「安い」というのにはそれなりの理由があるというのを、ユーザーは理解するべきでしょう。「格安SIM」「格安スマホ」は、あくまで従来に比べて手がかかっても安く済む方がいいという人向きのものであって、そこまでスマホに煩わせられたくないというような人は、それだけの手間賃を従来3大キャリアに支払っているのだという認識を持った方がいいと思います。

【速報】「脱獄」iPhoneのどこが問題か?


「自分のiPhoneを、キャリアに縛られず自由に使いたい」というニーズをお持ちの方は相当数いらっしゃると思います。始めからAppleにてSIMフリー機を購入できればそういう問題も発生はしないでしょうが、かなりな出費となりますので、躊躇する向きも多いでしょう。今回は、既知の情報のまとめとはなると思いますが、SIMロックされているiPhoneを「格安SIM」で利用する場合の情報をおさらいしてみましょう。

2015年夏モデル以降の端末はSIMロック解除に対応する義務があるため、iPhone6s以降は該当の手続きをすることによって、「格安SIM」で利用することが可能となります。ただし、au以外は購入者本人以外によるSIMロック解除手続きには応じていないため、ドコモやソフトバンクのiPhoneを中古で購入したとしても、SIMロック解除は不可能です。「格安SIM」業者の大半はドコモ回線を利用しているため、ドコモのiPhoneであれば、大抵の「格安SIM」業者を利用できますが、テザリングは非対応と考えた方がよろしいでしょう。ソフトバンク回線を利用した「格安SIM」業者はU mobile Sなどが登場しましたが、いまのところ音声通話非対応であり、自分がiPadで利用している実感から見ても、積極的にお勧めしたい内容とは言えません。なお、au VoLTEを利用している端末の場合は、たとえau回線を利用した「格安SIM」であっても、SIMロック解除の手続きは必須となりますので、注意が必要です。

前述のとおり、「格安SIM」業者の大半はドコモ回線を利用しているため、ドコモのiPhoneは「格安SIM」において最も使い勝手がいいといえます。ドコモのiPhone投入は他の従来キャリアより遅れており、iPhone5s/5c以降ということになりますが、他の回線を利用している「格安SIM」業者の実態をみるかぎり、これは目立った弱点とはなっていないと思います。

auのiPhoneは、ドコモのiPhoneに比べると、かなり複雑です。au回線を利用している「格安SIM」業者は数が少なく、かつLTE端末しか対応していないので、ドコモよりiPhone投入が早かったのが好条件にはなっていないのが現実です。mineoではiPhone5s/5c以降、UQ mobileではiPhone6/6Plus以降が動作確認端末一覧に掲載されています(mineoはテザリング不可・UQ mobileはテザリング可)が、iOSを10にアップデートしておく必要がある・UQ mobileではデータ通信のみのプランが利用できないなどの制約があるようです。IIJmioもau回線を利用したプランがありますが、au VoLTE対応機種限定のものなので、iPhone6s以降をSIMロック解除したうえでしか使えず(テザリング不可)、実質利用上のメリットには乏しい内容といえるでしょう。

ソフトバンクのiPhoneは、日本通信がシステム面を担っているU mobile Sなどのサービスの開始によって、「格安SIM」利用への道が開かれました。こちらもiPhoneについてはLTE端末限定であるため、iPhone5以降の機種となります(テザリング不可)。ほかの従来キャリアのものに比べるとわずかながら古い機種から対応できることとはなりましたが、いまのところ音声通話非対応であり、ほかの「格安SIM」業者に比べるとやや割高感がある割に自分の使用感としては接続状況が芳しくないので、まだまだ今後の対応を期待せざるを得ない内容であると感じています。

上記の条件に該当しないiPhoneは、基本的に「格安SIM」での利用は期待しない方がいいですが、マニアの間ではいくつかの方法が利用されています。もちろん自己責任の範疇となり、リスクを伴う内容です。

比較的安価で、実行しやすいのは、SIMカードにキャリア認識を変更させる基盤を抱かせる方法です。通称「SIM下駄」と呼ばれます。Amazonでもいくつか売られていますが、該当する機種・キャリアなどを細かく調べたうえで購入せねばならず、かつAmazonのレビューなどを見てもうまくいっていない例などが出ています。私はauのiPhone4Sで利用していますが、電源が落ちるたびにアクティベーションを求められたり、ローミング設定をONにしていなければ利用できないなど、煩わしく感じることもあります。

これよりもリスクが高いのが、「脱獄」と呼ばれる方法です。これはSIMロック解除に限らず、App Store以外からのアプリのダウンロードや設定のカスタマイズなどの自由度を高める方法として認知されています。基本的には「脱獄」用のアプリを利用してiPhoneにかけられている制限を解除するというものですが、プログラムの改変にあたるため、Appleからは公式に認められていない行為に当たります。また、セキュリティ上の危険が高まる・最悪の場合iPhoneが使えなくなるケースもありますので、生半可には手を出せないものと言えるでしょう。

「脱獄」したiPhoneを販売して逮捕されたというケースが近年報道されました。これは、改造したiPhoneをAppleブランドと誤認されうる形態で販売したことが商標法違反にあたると判断されたためです。現時点では手持ちのiPhoneを「脱獄」させて利用するぶんには違法といえないにしても、こんにちアメリカではSIMロック解除が合法化されたり違法化されたり揺れ動いており、「脱獄」もスマートフォンなら合法でタブレットなら違法などと複雑化している状況で、将来的にFTA交渉などの経緯でこれらの規制が日本に持ち込まれる可能性もあり得ます。メリットに比してリスクが高過ぎると見た方がよさげです。

ちなみに、Androidにおいて、この「脱獄」と似たようなものとして知られているものが「root化」で、やはり「脱獄」と同じようなメリット・デメリットがあるのが知られています。

速度定点観測@こすぎ編(30)


最近、個人的にあまり「格安SIM」関連のネタがありません^_^;A
いちおう、Google Play MusicとAmazon Prime Musicのストリーミング音楽をオーディオでかける環境整備とmusic.jp及びAmazon Prime Videoでの動画視聴を、「格安SIM」活用でどう運用していくのかが最近の2大課題となっている感がありますが、以前ポストした記事の延長線上で、あまり人さまには役に立ちそうもない内容に留まっています。

そこで、昨年秋以来途絶えていた、速度計測を急遽実施することとしました。川崎市中原区近辺における、5月14日(日)11時15分前後の速度計測結果となります。

ひさびさとはなりましたが、環境はとくに変わってはいないのかな?という印象です。「2年縛り」等の問題があるので、厳密には「格安SIM」とは言い難いにしても、速度面や乗り換えに伴う違和感のなさを重視したければワイモバイル一択と言えるでしょう。

UQ mobileは、やはり「格安SIM」間ではまぁまぁ勝負になるものの、近年競合を意識しているワイモバイル相手だと互角にはほど遠いのかな?という印象です。なお、使用端末のAndroidのバージョンの関係で、これだけRBB Today Speed Testを使えなかったので、数値は参考程度とお考え下さい。ちなみに、同じアプリ(SpeedSpot)でmineoを計測した結果だと、意外にも通常LTE・低速モードともmineoの方が上という結果が出ています(通常 Down14.59Mbps Up5.86Mbps、低速 Down0.12Mbps Up0.15Mbps)。

以前「低速モード」に関する記事を書いた際、FreetelとUQ mobileについてはいまいちという評価を書きましたが、図らずも数値で証明されたという感があります^_^;A

1)LTE速度比較
UQ mobile Down 8.55Mbps Up 4.59Mbps
biglobe sim Down 9.65Mbps Up 10.04Mbps
Freetel sim Down 13.76Mbps Up 9.59Mbps
mineo(A Plan) 
Down 6.69Mbps Up 10.65Mbps
ワイモバイル
 Down 39.83Mbps Up 17.53Mbps

2)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
UQ mobile Down 0.07Mbps Up 0.01Mbps
Freetel sim Down 0.11Mbps Up 0.25Mbps
mineo(A Plan) 
Down 0.37Mbps Up 0.46Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
biglobe sim Galaxy Note 2
Freetel sim iPhone5S
mineo(A Plan) Xperia VL SOL21
ワイモバイル DIGNO E(いわゆる「SIMだけの契約」ではありません)

低速モード比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
Freetel sim iPhone5S
mineo(A Plan) Xperia VL SOL21

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。

【速報】music.jp for FREETEL、使ってみた


「格安SIM」でエンタメコンテンツを楽しむ場合、USEN MUSIC SIMのような例外もありますが、他社で提供しているサービスをオプションとして付加させる場合が多いようです。

私は元来あまりこの種のサービスに関心が乏しいので利用しては来ていませんでしたが^_^;A、半ば「格安SIM」活用の実験のため、music.jpとdマガジンの利用を始めてみました。このうち、dマガジンの方は結局ドコモとの契約になるようで「格安SIM」だからどうだという必然性もないようなので(ついでに言うと活用度も低いです^^;)、今回はmusic.jpについて書いてみようかと思います。

music.jpとは、株式会社エムティーアイが運営しているモバイルコンテンツ配信サービスです。名称にmusicという文言が含まれていますが、配信コンテンツは音楽に限らず、電子書籍や動画も提供されています。無料での会員登録も可能なようですが、毎月ある程度利用する場合はコンテンツ利用に使えるポイントがあらかじめ込みになっているプレミアムコースに登録した方がお得なようです。

music.jpは、単体で契約できるほかに、IIJmioやBIGLOBE SIMなどのオプションとしても契約できますが、FREETELユーザーがオプションとして利用する場合がいちばん有利なようです。月額400円(税別)の1コースしか選べないためヘビーユーザーには向かないのかもしれませんが、毎月どのコンテンツにも利用できる472ポイントが付与されるほか、動画のみに利用できるポイントが毎月1500ポイント付与されます。通常のポイントに関しては値段なりで特に有利不利はないようですが、この動画ポイントについては、通常のmusic.jpのプレミアムコースが毎月1000ポイントなので、動画を観ることの多いという人にはやや有利になるようです。ただ、注意すべき点は、この動画ポイントなるものはすべての動画に適用できるものではないということと、翌月以降に繰り越しができないということです(これはいずれの契約の場合でも同じ扱いのようです)。1500ポイントあると毎月映画が4本程度は基本料金内で観られることになるので映画が好きな人には楽しいところでしょうが、個人的には動画よりも電子書籍や音楽の方が利用度高いので、基本料金内では月に電子書籍1冊分・もしくはアルバム1枚分も楽しめないというのがいささか残念です^_^;A

music.jpのコンテンツを楽しむためには、動画・音楽・電子書籍、いずれの場合でも、music.jpが提供しているアプリを利用する必要があります。FREETELユーザーのオプション扱いだからといってFREETELで契約している回線でしか利用できないということはありませんが、音楽ファイルはいささか使い勝手が悪いという印象です。music.jpの音楽プレーヤーはカラオケよろしく演奏中に歌詞が表示される機能を持っていますが、そのために音楽ファイルのフォーマットが動画になっていて、BIGLOBE SIMを挿したスマホでかけたら音が途切れまくって実用的ではなかったでした-_-; そのときの電波状況に起因しただけかもしれませんが、かなり失望させられました。いちおう、購入した音楽ファイルをダウンロードしてほかのプレーヤーで利用することは可能です。しかし、専用のダウンローダーを利用する必要があるなど、かなり手順が面倒だったので、他で入手できないコンテンツがあるようでもないのもあって、音楽コンテンツはもういいやという感想でした。

電子書籍も似たようなところはありますが、もとから電子書籍アプリはいくつも利用してきているので、1つ増えたところで特に気にもならないという印象です^_^;A 前述のとおり、基本料金内では月にコミック1冊も読めないポイントしか付与されませんが、動画を観てレビューを書くと若干ポイントがもらえるので、チマチマとレビューを書いてコミック購入の足しにしてみようかなぁ?などと考えているところです。

【速報】「格安SIM」への切替が自己目的化してはいけない


最近の報道によると、「格安SIM」「格安スマホ」に切り替えた結果、「こんなはずではなかったのに」と思うトラブルが発生し、消費生活センターに相談が持ち込まれるケースが急増しているそうです。

内容をみると、概ね「従来3大キャリアであれば当然のように付随していたサービスがなかったためのトラブル」「SIMロックやネットワーク利用制限に関わるトラブル」に大別されるようです。この結果を受けて、独立行政法人国民生活センターは、以下のような消費者への提言を行なっています。

  1. 自分の現在の利用状況を把握した上で、ホームページやパンフレット等で格安スマホ会社が提供しているサービスを確認しましょう
  2. 今まで使っていたスマートフォン等の端末を引き続き使えるかどうか確認しましょう
  3. 中古端末を購入する場合、「ネットワーク利用制限」対象の端末ではないか確認しましょう
  4. 格安スマホ会社の回線を利用するための手続きと、利用開始日を確認しましょう
  5. トラブルになった場合は、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう

身もふたもない言い方にはなりますが^_^;A、このあたりの事項は「格安SIM」を利用するうえでは必要最低限の知識であり、このあたりの確認を怠った結果トラブルになってしまうというのはある意味必然であるといえます。いっぽう、「格安SIM」業者の方も、データ通信プランにおける最低料金を強調するなど、過度に安さを強調するような売り込み方をしているきらいがあり、丹念にプランの紹介を読まないかぎり誤解を招くような表現をしているケースもままあります。このあたりのトラブルは、消費者側の認識不足・業者側の宣伝の仕方、双方に問題のある結果だと言えるでしょう。

昨今、誰でも「格安SIM」に変えればケータイ料金が安くなると煽る風潮があり、安直に「格安SIM」への乗り換えを薦めるような向きもあるように感じられますが、当サイトでは繰り返し力説しているように「格安SIM」「格安スマホ」には向いている人とそうでない人とがいるのが現実であり、「格安SIM」に持たれている「幻想」をセーブするのが私の役割だと認識しています。

大抵のユーザーの場合、「『格安SIM』を使いたい」と思っているのではなく、「ケータイ料金を下げたい」と思っているのだろうと思います。確かに音声通話をあまり重視していない・データ通信もそこそこという程度のユーザーであれば「格安SIM」を利用することによってケータイ料金を下げられる可能性も高いですが、「格安SIM」を利用する場合には、それに見合った手間や知識を求められるケースも多いので、そこまでスマホに煩わせられたくないという向きには、ワイモバイルなど実際に店舗でのサポートを期待できるところを選ぶのが望ましいでしょう。見た目ワイモバイルは「格安SIM」業者より高めに受け取られることが多いようですが、「格安SIM」業者であっても、音声通話をして通話かけ放題のオプションをつけて、端末も新しくしてなどと従来3大キャリアでは当たり前のようなことを付加していけばワイモバイルの料金とはそう変わらない結果になる場合がほとんどと思われます。

「格安SIM」を使いたいという人のなかには、「ケータイ料金を下げたい」という人ばかりでなく、「自分の好きな端末を自由に使いたいから」などさまざまなニーズを持っている人も多いかと思います。まず「格安SIM」への切替ありきではなく、自分のスマホ利用形態を確認し、まず自分のニーズがどこにあるかを確認する必要があるでしょう。

 

【速報】U mobile S、使ってみた!が…


ようやく「格安SIM」でソフトバンク回線が解禁されました。U mobile Sとb-mobile S、ヤマダファミリーモバイル、スマモバにて提供開始されるという話でしたが、ホームページチェックをしたところではヤマダファミリーモバイルとスマモバはいまのところ確認が取れませんでした。とは言え、いずれもシステム面を担っているのはb-mobileブランドを展開している日本通信であると見られ、どれを選んでも内容は同じになるだろうと推測されます。

私はこのうちで、U mobile Sを選んで試してみました。端末はiPadで国内初のLTE対応となった第4世代のものを調達し、プランは月1GBです。月30GBプラン以外は割高となってしまうので不本意ではありましたが、30GBプランでかかるランニングコストは財政的に厳しいので断念しました^_^;A

しかし、いざ使ってみると、接続状況がいまいちで、いささか首をひねる結果となりました。私の自宅は鉄筋コンクリートのマンションで電波の入りにくいケースがしばしばみられるようなので実験環境としてはあまり適切ではないのかもしれませんが、それにしても立ち上がりで電波をなかなか捕まえられないのか圏外表示になってしまうことが多いのには閉口されられました-_-; 多少料金が高くても通信品質がよければそれはそれで納得がいくのですが、これではかなり不満の残る内容です。

時間の経過に伴っていくらか安定はしてきているようなので、しばらく使っているうちに違和感がなくなってくる可能性もありますが、少なくとも第一印象に関するかぎり、かなり失望させられる結果となった次第です。わざわざ中古のソフトバンクiPhoneやiPadを購入してまで使ってみるほどのものではないと感じました。

この不安定性が私の利用環境に起因するのかソフトバンク回線利用に起因するのか、はっきりとは分かりませんが、システム面を担っているのが「格安SIM」業者のなかでは老舗に入るのに後発の業者にかなり水をあけられている印象のある日本通信であるというのも影響しているのでしょうか? 私はいちおうb-mobile本体も契約していますが、「高速定額」と銘打ちながらもまったく高速とはいえないプランを利用しており、動画などはほとんど実用的に見られないという感じです。もっとも、金額的にはUQ mobileの500kbps無制限プランよりちょっと高い程度なので、値段なりなのかとは思いますが。同じように感じている人が多かったためか、現在このプランは既存ユーザーが利用できるのみで25GB定額プランに置き換わっているようです。

なお、現在ソフトバンク回線のプランは、iPhone及びiPadのみ利用可能となっています。ドコモのSIMカードは単に大きさの違いのみで互換性が高いそうですが、特にソフトバンクのSIMカードは機種によって種類が複雑になっており、iOSとAndroidそれぞれの端末に使用しているもの同士には互換性がないと言われています。おそらく、ソフトバンク回線の「格安SIM」登場が遅れたのは、接続料云々の他にもこういった事情もあったのだろうと推測されます。

なお、iPhoneについてはLTE回線のみ利用可能という触れ込みになっていて動作確認機種にはiPhone5以降とされていますが、iPadについては3G回線の初代から利用可能とされています。机上の理論としてはmicroSIMで3Gという点では初期iPadもiPhone4・4Sも同じはずなので使えるのでは?という気もしないでもないのですが、上記のようなソフトバンクの複雑なSIMカードの事情があるので、素直に動作確認機種一覧を信用した方がいいような気がします。自己責任で試してみるようなチャレンジャーがどこかにいそうな気はしますが^_^;A

【追記】
その後、U mobile Sはやや接続状況が安定してきました。しばしば読み込みが遅く感じるケースはありますが、圏外表示されることはあまりなくなっています。速度計測の結果では3Mbps程度の事が多く、3G並みという印象です。結論としては、すでにソフトバンクの古いiPhoneやiPadを持っているという人でもないかぎり、新規で「格安SIM」を使いたいという人に積極的にお勧めしたい内容ではないという点に大きな変わりはないです^^;

あと、たまたま昔音楽プレーヤー用に購入したiPhone4がソフトバンクのものだったのを思い出し、SIMカードを挿して通信できるか、確認してみました。圏外表示されて使えないという結果でした。iPadでもなかなか接続が安定しなかったというのもあるので、しばらく放置しておくと通信出来るようになる可能性もないでもないですが、やはり使えないと考えていた方がよさそうです。

【速報】「格安SIM」の大容量プランって、おトクなの?


従来3大キャリアがこぞって月20GBだと割安なプランを発表した影響か、「格安SIM」業者でも月10GB以上のプランを発表するところが増えました。従来、「格安SIM」では料金プランが10GBまでというところが多く、それ以上のプランはあっても割高感を感じるという印象でしたが、最近は変化があったのかどうか、検証してみることとしました。

以下の表は、月10GB以上のプランをいくつか用意している「格安SIM」業者の主だったところと、それぞれのプランを10GB当たりの単価に換算したものです(2017年4月時点の各社ホームページチェックによる。一時的なキャンペーン等は考慮していない)。

  10GB 12GB 15GB 20GB 30GB 40GB 50GB
DMM mobile 2190   2180 1990      
楽天モバイル 2260     2025 1816    
freetel 2470   2453 2435 2326 2350 2360
biglobe SIM   2250   2250 2250    
DTI SIM 2100   2400 2425      
OCNモバイルONE 2300     2075 2016    
イオンモバイル   2233   1990 1793 1870 2060

この表を見るかぎり、プランそのものは増えたとは言うものの、大容量プランだからそれだけお得になるとは限らない実情がうかがえるようです。20GBなら単純に10GBの倍であるとか、逆に大容量だと単価が逆転してしまっているというようなケースも散見されます。これを見ると、月10GB以上を必要とするユーザーがあまり多くないという事情もあるのかもしれませんが、そういったユーザーが優遇されているというわけでもないようです。もしかしたら、それだけ帯域幅を占有するユーザーが多くなるということは、回線が「借り物」である「格安SIM」業者にとって、全体の通信品質を低下させる要因として、あまり歓迎していないのかもしれません。

大容量の通信を必要とするユーザーの場合は、当然それだけ通信速度など利用時の快適さも重視していることと思われるので、必要な通信容量が月20GBまでに収まる場合は、多少高くつくとしても従来3大キャリアを選んだ方が満足度が高くなるということもあり得るでしょう。もし、そういった方が「格安SIM」への切替を検討する場合は、プリペイドSIMなどを利用することによって、あらかじめ「格安SIM」での使用感をチェックしておくのが必須かと思われます。

また、1台のスマホに対してあまり大容量プランの契約をしても、バッテリの問題などもあって使い切れないということも考えられるので、シェアSIMの利用によって複数のスマホ等で利用できるようにしたり、それぞれ10GBプランで複数の「格安SIM」業者を利用して複数台持ちしたりした方が、より柔軟性の高い運用ができるのではないかと思われます。特に、複数台持ちの場合は、ドコモ回線の「格安SIM」業者とau回線の「格安SIM」業者など、借りている回線のキャリアを変えておけば、片方がつながりにくい場合でももう片方が使えるなどのメリットが出てくるケースもあり得るでしょう。

なお、表には入れていませんが、U mobileやb-mobileでは、月25GBの割安プランがあり、最近登場したソフトバンク回線のプランも月30GBプランだけ異様に割安な内容になっています。ただ、前者はその前身にあたるb-mobileの高速定額プランユーザーとしては、「安かろう悪かろうじゃないの?」という先入観が拭えないところがあります^_^;A ソフトバンク回線プランはまだ始まったばかりであり、未知数なところがあります。とりあえず私は、月1GBプランではありますが、昨夜契約してみました。使用感は追ってレポートしたいと思いますが、ユーザーが少ないうちは空いていると思われるので、多少割り引いて見た方がいいのかもしれません。

IIJmioタイプAは、auスマホでもSIMロック解除をしないと使えない!


IIJmioは、タイプAを導入してからドコモ回線・au回線どちらも使える「格安SIM」業者になったと言われています。しかし、それはmineoやUQ mobileと同じように「auスマホがSIMロック解除しなくても使えるようになった」という意味ではないので、注意が必要です。

いま(2017年3月時点)IIJmioでは、SIM交換・変更手数料を無料にするキャンペーンを行なっているので、この機会に以前紛失したままになっていたSIMを1枚、タイプAに切り換えて試してみようかと思い立ちました。しかし、送られてきたSIMを挿入しても、端末側で認識しませんでした。そこで、動作確認機種一覧をチェックした結果、IIJmioのタイプAはau VoLTE対応端末でしか使えないということを知った次第です^_^;A

auのVoLTE端末をau回線の「格安SIM」業者で使う場合は、その仕様上、SIMロック解除が必要となります(これはmineoであってもUQ mobileでも同様です)。そのため、IIJmioのタイプAでは、au回線を使っていてもSIMロック解除をしていないauスマホはどれも使えないということになります。いちおうIIJmioホームページの「取扱端末&対応端末」の箇所で注意書きがされていますが、やや不親切かな?という印象です。

auの場合は、2015年夏モデル以降のSIMロック解除対応義務のある端末で販売してから180日を経過したものであれば、契約者本人でなくてもSIMロック解除に対応してもらえるというので、中古のau VoLTE端末を購入した人でも使えないという結果にはならないだろうと推測されますが、利用出来るようになるまでにひと手間かかるという不便さは拭えません(もちろん、これはmineoでもUQ mobileでも、au VoLTE端末を利用したいという場合は避けられない問題であります)。mineoがシステム面を担っているといわれるFiimoもあるにはありますが、auスマホをSIMロック解除しないで使いたいという場合は、実質上VoLTEでない端末を選んでmineoかUQ mobileで使うということになるでしょう。

とりあえず、今回私の場合は実害といえるものはありませんでしたが、IIJmioタイプAで使うつもりだったスマホが余ってしまったので^_^;、mineo回線積み増しで対応しようかと思っているところです。mineo・UQ mobileともIIJmioのようなシェアSIMのサービスはありませんが、mineoの場合は複数回線契約にて割引を行なう複数割があり、複数回線間でパケットをシェア出来るサービスも存在するため、やや割高感はあるものの、シェアSIMと同じような使い方は可能です(ただし、シェア出来るのは翌月に繰り越した分限定となるようなので、まったく同じとはいえないです)。

 

「低速モード」、どれぐらい使える?


・「格安SIM」では、必要に応じて高速通信をON/OFFし、効率的に契約容量を利用できる機能を備えている業者がある
・高速通信のON/OFFは、「格安SIM」業者が提供している専用アプリから可能。利用状況の把握の面でも、専用アプリのダウンロードは必須
・低速モードでも最初のごくわずかだけは高速通信を行なうバースト転送機能を備えていると使用感が向上すると言われているが、あくまで補助的な要素に過ぎないとする意見もある
・低速モードの利用でも、3日間の通信容量で制限が厳しいケースがしばしばあるので要注意。mineoやUQ mobileなどau回線の「格安SIM」業者は比較的緩やかなので、かなり実用的。意外にもmineoの方が快適な印象

「格安SIM」では、必要に応じて高速LTE通信をON/OFFすることによって、契約容量を効率的に利用するのを可能にしている業者がいくつかあります。業者によって「節約モード」とか「低速モード」と言ったり、「ターボ機能OFF」「クーポンOFF」などさまざまな用語の違いはありますが、いずれの場合でも利用する際は概ね通信速度が200kbpsに制限される替わり、契約容量の消費はされない内容です。動画を見たりダウンロードを行なったりする場合などだけ高速通信を行ない、メールチェックやSNS・モバイルサイトを見たりする際などは低速モードにしておけば、それだけ動画視聴やダウンロードなどに振り向けられる容量が増えるという使い方が可能です。

それぞれのモードの切り替えは大抵の場合、スマホにそれぞれの「格安SIM」業者が提供しているアプリをインストールすることによって、比較的容易にすることができます。以前はウェブのマイページからの切り替えが必要で煩わしかったFreetelも、現在ではマイページアプリを提供していて他社同様になりました。もっとも、Windows Phone用のアプリは提供していないようなので、KATANAというWindows Phoneを出している割には対応が物足りない気がしないでもないです。これらのアプリは、契約内容や使用している容量の確認が出来る機能も備えているので、アプリを提供している業者を利用している場合はインストール必須と言えるでしょう。

低速モードでの利用の場合、バースト転送機能を備えているかどうかで使用感が大きく変わってくると言われています。バースト転送機能とは、200kbps設定であっても通信開始のごく初めだけ(最初の75~150kbとか数秒とか、対応は各社さまざま)高速通信を行なうものです。ごく軽いテキストサイトなどの閲覧の場合では高速通信で賄える割合が高くなるため、快適に利用できると言われていますが、あくまで通信開始当初のみの対応でしかないので、通信時間全体の品質の高い方が全体としての使用感がよくなりバースト転送機能はあくまで補助的な位置づけにしかならないとする意見もあります。バースト転送機能を備えていると明言しているのはIIJmioとIIJmioがシステム面を担っているDMM mobile、OCNモバイルONE、楽天モバイルなどですが、mineoもサポートサイトにて対応していると書いているそうです。

私の使用感からすると、IIJmioやDMM mobileはそんなに悪くなかった記憶があるものの、低速モード使用時の容量制限が厳しい(3日間で366MB)ので、あまり実用的でないというイメージがあります。むろん、SNSやモバイルサイト程度であれば、1日100MB程度でも充分という方も多いのかもしれませんが。FreetelはSNS程度でも体感速度がグッと落ちるという印象だったので、あまり使わなくなりました。OCNモバイルONEは使用しているSIMによってログインの制限をしているのか、ほかの「格安SIM」業者から提供されているSIMを挿したスマホに専用アプリをインストールしてもログインできませんでした。

いっぽう、mineoやUQ mobileのようなau回線の「格安SIM」業者は、私的な速度計測の結果だと全般的にドコモ回線「格安SIM」より幾分通信速度が落ちる印象はありますが、3日間での通信容量制限が緩やか(3日間で6GB)なので、こういった運用に向いているといった印象です。特にmineoの低速モードは優秀で、Google Play Musicで音楽を聴いていても、音楽が途切れないで聴けることが多いです。これに比べると、UQ mobileの低速モードはやや使用感が落ちるように感じることが多いです。UQ mobileの運営会社はauの関連会社で実質auのサブブランド扱いになっているのに、不思議なことです。前述のバースト転送機能の有無の問題なのでしょうか(UQ mobileの場合は、500kbpsのデータ無制限プランのみバースト転送機能を備えていると言われています)。私の場合はデータ高速プラン契約なので200kbpsですが、「2年縛り」を伴う契約の場合は300kbpsなので、いくらかはマシなのかもしれません。

ServersMan SIMや楽天モバイルのベーシックプラン、DMMのライトプランなど、低速モードでしか利用できない(別に高速通信できる容量を購入した場合を除く)替わりに安い料金で利用できる契約形態もあります。「格安SIM」の草分け的存在・ServersMan SIMはまさにそれだけしかプランのないところですが、ここは過去の速度計測の結果によると実効速度がかなり速い(1Mbps出ているケースも多い)ので、かなり快適です。しかし、速度制限が厳しい(3日間で300MB)ので、安く維持できるサブ機としての利用に留まる内容でしょう。