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【速報】楽天のキャリア参入、どこまで本気か?


このたび、楽天の通信キャリア向けの周波数割当申請が認められたそうです。早ければ2019年10月よりサービスが開始される予定とのことです。

当面の目標契約件数は1,500万件だそうです。これは既存の3大キャリアに比べればかなり少ない数値ですが、かつてのイーモバイルやウィルコムが到達しえなかったレベルであり、かなりハードルは高いといえるでしょう。加えて、投資する金額も既存の3大キャリアに比べて少ないというのが取りざたされています。

楽天の三木谷社長は、投資額については妥当であり、かつ現在の楽天モバイルのユーザーを自社回線にくら替えさせていくという強気な発言をしているようですが、その実リップサービスではないか?という気がしないでもないです^_^;。

以前、私は楽天モバイルについて、会員囲い込みの一環として展開しているものであり単体での収益にはあまり期待をしていないのではないか?との推測を書いたことがありましたが、今回の周波数獲得も、ブランドロイヤルティの高い会員向けにmineoのプレミアムコースのようなサービスを展開するためではないか?という気がしないでもないです。「格安SIM」サービスだと、どうしてもピーク時に実効速度が著しく低下してしまう弱点がありますので、既存の楽天モバイルのサービスを補完する形で自社回線を展開していくということであれば、投資額の少なさも納得がいきそうです。ただ、今回の参入に際して、将来的には自社回線で全国展開できるようにしてほしいという条件がつけられているようですが。

【速報】LINE Mobile、ソフトバンク傘下となる。その意図は?


LINE mobileがソフトバンクからの出資を受け入れ、戦略的提携を行なう旨が発表されました。増資後の出資比率がソフトバンク51%・LINE49%となることから、実質ソフトバンク子会社という扱いになる見込みです。立ち位置としては、auに対するUQ mobileに近いものといえるでしょう(ちなみに、UQコミュニケーションズに対するKDDIの出資比率は3分の1程度とのことです)。2018年夏より、LINE mobileにおいて、ソフトバンク回線を利用した「格安SIM」サービスが開始される予定とのことです。

サービス立ち上げ当初こそ、「格安SIM」にしては実効速度の速さが長期にわたって継続していると評価の高かったLINE mobileでしたが、次第に帯域の増強が追いつかなくなり、普通の「格安SIM」業者になってしまったという印象が拭えないところでした。LINEがあっさりと見切りをつけてしまったというのも、Freetel破綻に代表されるような「格安SIM」業界をめぐる厳しい環境ゆえなのかもしれません。

ソフトバンクは「格安SIM」サービスに回線を卸すことこそ消極的な印象ですが、自社でワイモバイルというブランドをすでに展開しており、一見競合するかにみえるLINE mobileを傘下に収めたことにはいろいろ憶測も流れているようです。個人的には、悲観的なシナリオと楽観的なシナリオが思い浮かびます。

まず、悲観的なシナリオは、「ドコモ回線でのサービスの新規契約を停止し巻き取りを行なっていき、最終的にはワイモバイルに吸収される」という内容ですが、LINE mobileはワイモバイルに比べるとずっと契約者数も少ないとみられるだけに、わざわざ取り込む必然性があるのかなぁ?と首をかしげるところです。そのため、あまり説得力がないように感じます。

いっぽう、「低価格でのモバイルサービス」という点では一見競合するかのようにみえるLINE mobileとワイモバイルですが、前回のエントリで言及したようにワイモバイルのユーザー層の多くは「格安SIM」への関心が薄いとみられるため、実は競合していないという見方も出来ます。「ケータイ料金を安くしたい」というニーズに対して、イノベーター理論でいうところのイノベーターとアーリーアダプターに該当する層をLINE mobile、アーリーマジョリティ以降に該当する層をワイモバイルがターゲットとして棲み分けしていくということも充分考えられるだろうと思われます。

au回線とドコモ回線を利用したデュアルキャリアの「格安SIM」業者は増えてきましたが、ソフトバンク回線とドコモ回線を利用したデュアルキャリアの「格安SIM」業者はまだ希少であり、かつソフトバンクとの関係を利用したカウントフリーサービスを展開していけば、LINE mobileがイノベーターやアーリーアダプター層によりアピールできる「格安SIM」業者になりえる可能性も充分考えられるといえるでしょう。

【速報】意外に低いワイモバイルの満足度。そのわけは…


ITmedia Mobile記事「Y!mobileの満足度が低い理由は?『格安SIM』満足度調査から見えたこと」についての感想です。

この記事によると、ワイモバイルは実効速度が速い・リアル店舗も多いというメリットを持ちながら、ユーザーの満足度はmineoやIIJmioなどに比べて低いという奇妙な現象が起こっているそうです。その理由を精査してみると、ワイモバイルの利用者はいわゆる「格安SIM」を使っていない人が多いため、比較対象が従来3大キャリアとなってしまい、どうしてもこちらに比べると物足りないという結果になってしまうそうです。それに比べると、mineoやIIJmioなどのユーザーは、「格安SIM」というのはこういうものだと分かっている人が多いので、実効速度の遅さやリアル店舗の少なさなどはすでに織り込み済みであり、ネット等を介しての情報公開やユーザーとの交流面を高く評価していて満足度が高くなるということだそうです。

この記事を読んで感じるのは、「格安SIM」というのは、相変わらず使用に踏み切るのに敷居が高いと感じる人が多いのかな?ということです。ケータイ料金をコストダウンしたいのはやまやまだけれど、「格安SIM」に切り替えるのは何か難しそうだなぁと思う人がワイモバイルに多く流れているものの、従来3大キャリアに比べると物足りないという結果になっているようです。ただ、ユーザー数そのものは、mineoやIIJmioなどよりもワイモバイルの方がずっと多いようです(ワイモバイルを含めた場合の「格安SIM」シェアにおいて、ワイモバイルは27.4%。厳密な意味での「格安SIM」トップにあたる楽天モバイルが旧Freetel込みで19%・mineoが10.4%・IIJmioがBIC SIM込みで7.2%)。

当サイトでは、ケータイ料金をコストダウンしたいけれども「格安SIM」を使うのは敷居が高そうだなぁと思っている人にはワイモバイルがベターであると繰り返し言及していますが、そういったワイモバイルのメリットが充分に伝わっていないように感じます。

速度定点観測@川崎編(9)


春のSIM大異動を実施してOCNモバイルONEをスマホで計測できる環境となったので、毎度の速度計測を実施しました。川崎市川崎区近辺における、3月18日(日)11時25分前後の速度計測結果となります。UQ mobileのSIMはまだスマホに挿した状態ですが、持参していないため計測していません^^;

今回新たに計測対象となったOCNモバイルONEがなかなか好調です。IIJmioのタイプDも上りはまずまずで、どちらもワイモバイル以上の数値を出しています。というか、ワイモバイルがイマイチのような気がします。今回から通話SIMではなくシェアSIMのSMS付きデータ通信用SIMに変っていますが、それが関係するのかどうかは要経過観察でしょう。なぜかmineoがDプラン・Aプランとも不調のようです。IIJmioのタイプAは、まぁこんなものでしょう^^;

1)LTE速度比較
OCN mobile ONE Down 35.33Mbps Up 18.92Mbps
mineo(A Plan) Down 7.94Mbps Up 11.52Mbps
mineo(D Plan) Down 10.97Mbps Up 20.25Mbps
IIJmio(Type D) Down 28.47Mbps Up 8.09Mbps
IIJmio(Type A) 
Down 9.23Mbps Up 0.63Mbps
ワイモバイル Down 22.04Mbps Up 9.72Mbps

2)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
OCN mobile ONE Down 0.49Mbps Up 0.64Mbps
mineo(A Plan) Down 0.40Mbps Up 0.40Mbps
mineo(D Plan) Down 0.64Mbps Up 0.41Mbps
IIJmio(Type D) Down 0.33Mbps Up 0.65Mbps
IIJmio(Type A) Down 0.42Mbps Up 2.03Mbps
ServersMan SIM Down 0.52Mbps Up 28.26 Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
OCN mobile ONE acer Liquid Z330
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21
mineo(D Plan) iPhone5s
IIJmio(Type D) Galaxy Note 2
IIJmio(Type A) ZTE BLADE V770
ワイモバイル DIGNO E

低速モード比較
OCN mobile ONE acer Liquid Z330
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21
mineo(D Plan) iPhone5s
IIJmio(Type D) Galaxy Note 2
IIJmio(Type A) ZTE BLADE V770
ServersMan covia FLEAZ POP CP-L42A

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。

【速報】春のSIM大異動を実施しました


先週もワイモバイルをシェアSIM追加して旧Freetel SIMの使用を停止したりしましたが、もう1つの課題であったOCNモバイルONEのSIMを、WiFiルータからスマホに乗せ換えるなどの作業を完了しました。

昨年末にIIJmioで20GBの大容量オプションを追加し毎月30GB利用出来る環境が整ったため、データ通信については大幅にゆとりを感じるようになりました。さらに、IIJmioでは来月から10GBコースが料金そのままで12GBに増量される予定なので、さらに毎月2GB余計に使えるようになる見込みです。

そのため、こんにちでは計測対象として有用性の低いところのほか、速度計測の際だけ使う程度になっている利用頻度の低いところも思い切って解約してしまう方向で考えています^^; このようなサイトを持っている立場としてはなるべく多くの「格安SIM」業者を利用してレビューしたいところであり、その流れに逆行してしまうのははなはだ残念なのですが、財政的な事情からコストパフォーマンスの低いと感じているところまで維持するのは厳しい状況になっています。

以下、解約等を考えている「格安SIM」業者を列挙していきます。

・スマオフ
・旧Freetel
・b-mobile(旧高速定額コース)

以上が、こんにち計測対象としてあまり有用性が感じられなくなったために、解約を考えているところです。もっとも、スマオフは5月にサービスが終了されるので自然に解約されますが^^;

加えて、

・UQ mobile
・BIGLOBE mobile

を解約の方向で考えています。どちらも、個人的な評価では、UQ mobileはワイモバイル・BIGLOBE mobileはIIJmioと同じようなことをやっていて及ばないところが多いと感じているところです。UQ mobileはSIMのみのデータ通信契約なので、2年縛りのあるスマホをセットにした契約だと扱いがだいぶ違ってくるのかもしれませんが^^;、世評ほど「特別扱い」されているところなのかなぁ?という疑問を感じているところです。BIGLOBE mobileも、エンタメフリーオプションが気になると言えば気になりますが、データ通信のみのSIMだとオプション料金の増加分が大きすぎると感じるので、こちらも自分には合わないのかな?と思っているところです。

他にも解約していいかなぁ?と思うところは二、三ありますが^^;、維持費が月5~600円程度で済むところはしばらく様子見です。あと、OCNモバイルONEは、利用目的が変わるので、月10GBコースから日割コースへコストダウンしようかと思っているところです。

【速報】ワイモバイル通話SIMをSIMフリー機種に切り替えました


これまでワイモバイルは、ワイモバイル取り扱い端末のDIGNO Eで利用してきましたが、通話SIMに関しては、SIMフリー端末であるmode1 RETROに切り替えました。DIGNO Eの端末代金の支払いは残っていますが、実質SIMのみ契約へ移行出来たと考えていいでしょう。

先日、川崎のワイモバイル店舗にて、「ワイモバイル取り扱い端末とSIMフリー機種ではSIMの種類が違っているため、SIMフリー端末に機種変更するにはSIMカードを交換する必要がある」と説明を受けたため、ワイモバイルのレビューにもそのとおり書いておいたのですが、実際にはSIMカードのサイズさえ同じなら交換不要のようです^^; 同じワイモバイル店舗の店頭にて、実際の差し替えを行なって、問題がないのを確認してもらいました。mode1 RETROはあらかじめ主要「格安SIM」業者のAPN設定が登録されているようで、SIMカードを挿しただけで設定も完了したそうです。

同時に、旧機種であるDIGNO Eも、データ通信のみのシェアSIMにて併用していくつもりだったので、シェアSIM追加の手続きもしてきました。そのため、定例の速度計測については、今後もこのDIGNO Eを使っていく予定です。

mode1 RETROで使っていたmineo DプランのSIMは、旧FreetelのSIMで使っていたiPhone5sに差し替えました。これで、実質速度計測対象として意義のなくなった旧Freetelを使用SIMから外すことは出来ましたが、あとOCNモバイルONEを計測対象に追加するため、改めてSIM構成を検討中です^^;

速度定点観測@川崎編(8)


川崎市川崎区近辺における、3月4日(日)10時10分前後の速度計測結果となります。

時間帯の違いゆえか、総じて前回より良好な結果となっていますが、mineoではDプラン・IIJmioではタイプAがそれほどでもない印象です。Biglobeはこのところ好調で、やはり通信速度の振幅はありますが、他社と比べて極端に違うレベルとはならなくなっているように感じます。前回言及した旧Freetelを外してOCNモバイルONEを計測対象に加える件は、ワイモバイルをSIMフリー機種用SIMに切り替えるのと一緒にしたいので、ワイモバイル店舗へ行ける時間を確保出来てからとなりそうです。

なお、UQ mobile使用端末が壊れたので今回から使用端末が変っています。しかし、この端末でもやはりAndroidのバージョンの関係でRBB Today Speed Testを使えないので、数値は参考程度とお考え下さい(SpeedSpotを使用)。

1)LTE速度比較
UQ mobile Down 7.22Mbps Up 7.63Mbps
Biglobe Down 25.11Mbps Up 20.93Mbps
mineo(A Plan) Down 17.81Mbps Up 11.51Mbps
mineo(D Plan) Down 4.82Mbps Up 32.93Mbps
IIJmio(Type D) Down 19.13Mbps Up 11.87Mbps
IIJmio(Type A) 
Down 5.00Mbps Up 2.65Mbps
Freetel Down 6.96Mbps Up 19.75Mbps
ワイモバイル
 Down 29.06Mbps Up 19.88Mbps

2)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
UQ mobile Down 0.14Mbps Up 0.21Mbps
mineo(A Plan) Down 0.20Mbps Up 0.47Mbps
mineo(D Plan) Down 0.28Mbps Up 0.44Mbps
IIJmio(Type D) Down 0.52Mbps Up 0.42Mbps
IIJmio(Type A) Down 0.38Mbps Up 1.65Mbps
Freetel Down 0.21Mbps Up 0.19Mbps
ServersMan SIM Down 2.74Mbps Up 31.92 Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
UQ mobile DIGNO S KYL21
Biglobe Galaxy Note 2
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21
mineo(D Plan) mode1 RETRO
IIJmio(Type D) acer Liquid Z330
IIJmio(Type A) ZTE BLADE V770
Freetel iPhone5s
ワイモバイル DIGNO E(いわゆる「SIMだけの契約」ではありません)

低速モード比較
UQ mobile DIGNO S KYL21
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21
mineo(D Plan) mode1 RETRO
IIJmio(Type D) acer Liquid Z330
IIJmio(Type A) ZTE BLADE V770
Freetel iPhone5s
ServersMan covia FLEAZ POP CP-L42A

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。

速度定点観測@川崎編(7)


川崎市川崎区近辺における、2月18日(日)12時10分前後の速度計測結果となります。

休日ながらお昼時のせいか、総じて厳しい結果となっています。自社回線であるワイモバイルを除くと、なぜかBiglobeのみが好調で、上りについてはワイモバイルを凌駕しています。しかし、ここは通信速度の変化が極端なので、相変わらず信用しづらい面があります。なお、今となっては旧Freetelの計測はあまり意味がないと思われるので、OCNモバイルONEにSIM差し替え出来ないか、SIM構成の変更を検討しているところです^^;

なお、UQ mobileは使用端末のAndroidのバージョンの関係でRBB Today Speed Testを使えなかったので、数値は参考程度とお考え下さい(SpeedSpotを使用)。

1)LTE速度比較
UQ mobile Down 3.08Mbps Up 6.97Mbps
Biglobe Down 39.88Mbps Up 16.00Mbps
mineo(A Plan) Down 8.21Mbps Up 10.81Mbps
mineo(D Plan) Down 6.93Mbps Up 19.13Mbps
IIJmio(Type D) Down 6.43Mbps Up 19.67Mbps
IIJmio(Type A) 
Down 0.82Mbps Up 1.86Mbps
Freetel Down 3.64Mbps Up 22.93Mbps
ワイモバイル
 Down 34.46Mbps Up 17.36Mbps

2)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
UQ mobile Down 0.15Mbps Up 0.00Mbps
mineo(A Plan) Down 0.39Mbps Up 0.37Mbps
mineo(D Plan) Down 0.30Mbps Up 0.45Mbps
IIJmio(Type D) Down 0.41Mbps Up 0.45Mbps
IIJmio(Type A) Down 0.34Mbps Up 0.51Mbps
Freetel Down 0.18Mbps Up 0.25Mbps
ServersMan SIM Down 0.48Mbps Up 26.81Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
Biglobe Galaxy Note 2
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21
mineo(D Plan) mode1 RETRO
IIJmio(Type D) acer Liquid Z330
IIJmio(Type A) ZTE BLADE V770
Freetel iPhone5s
ワイモバイル DIGNO E(いわゆる「SIMだけの契約」ではありません)

低速モード比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21
mineo(D Plan) mode1 RETRO
IIJmio(Type D) acer Liquid Z330
IIJmio(Type A) ZTE BLADE V770
Freetel iPhone5s
ServersMan covia FLEAZ POP CP-L42A

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。

「格安SIM」業者レビュー(12)-ワイモバイル


・厳密には「格安SIM」業者とは言えないが、ケータイ料金を安くしたいものの従来3大キャリアと使用感をなるべく変えたくない・かつデータ通信量が極端に多くない人向き。期間の定めのない契約も可能だが、4ヶ月以上利用する見込みがある場合は「2年縛り」契約を選んだ方が計算上安くあがる
・ヘビーユーザーの場合は、通話回線をワイモバイルとし、ほかのデータ通信用「格安SIM」業者を併用するのがお勧め
・SIMロック解除をして従来3大キャリアで使っていた端末を利用する場合は、ソフトバンク端末でもSIMロック解除が必要な点やau端末の場合の対応周波数帯などに注意を払う必要がある

自分の利用している「格安SIM」業者レビュー、今回は、厳密な意味では「格安SIM」業者の定義から外れるためこれまでレビュー対象とはしていませんでしたが、こんにちでは「格安SIM」業者と同様に扱われるケースが多いワイモバイルを取り上げることとします。

私とワイモバイルとの付き合いは、前身にあたるイーモバイル及びウィルコムまで含めれば、かなり昔まで遡り、一時断絶していた時期もありますが、ウィルコムがDDIポケットと称していた時代に端を発します。個人的には、かつてのこれらのDDIポケット→ウィルコムやイーモバイルに比べると、現在のワイモバイルはただ安いだけで、モバイルオタクの好奇心を満足させる要素に乏しくなったなぁとか思っているのですが^^;、それでも従来3大キャリアに比べると、まだ面白い使い方が出来る要素が残っています。

これまでワイモバイルにおいては、ワイモバイル取り扱い端末であるDIGNO Eを使ってきましたが、通話SIMについてはSIMフリー端末であるmode1 RETROに差し替えて、実質SIMのみ契約同様の形態となりました。なお、DIGNO Eの残債はまだ残っています。こちらについては、データ通信用として使用するつもりで、シェアSIMを追加して挿しています。

一般的な「格安SIM」はいわゆる「借り物」の回線を利用しているため、実効速度の面では弱点を抱えているケースがほとんどですが、ワイモバイルは自社回線を利用しているため、その面での心配がまずいらないというのが強みです。では、ワイモバイルで弱みとなりそうな面はどんなところが考えられるか、以下列挙していきましょう。

まず、いちばん重要な点は、いわゆる「2年縛り」の存在です。いちおう、期間の定めのない契約も可能ですが、その場合は月額の支払いが2,500円ないし3,500円増えるので、4ヶ月以上利用する見込みがある場合は、通常の契約をして契約解除料を支払う方が計算上割がいいということになります。

次いでネックとなりそうなのは、毎月利用できる通信容量が、最大でも2年間限定の14GBまでとなり、従来3大キャリアや「格安SIM」業者に比べるとやや少ないという点でしょうか? 毎月これ以上利用するユーザーの場合は、ほかを選ぶか、別にサブ回線を利用する必要が出てくるでしょう。ワイモバイル回線がつながりにくい場合の備えとして、データ通信用に別の「格安SIM」業者を併用するのが、個人的にお勧めです。

また、通話できるSIMの場合はSIMのみの契約が可能ですが、データ通信のみの契約の場合はそこまで自由度がない点も人によっては弱点として考えることでしょう。通話定額との兼ね合いもありますので、ほかの「格安SIM」との併用をする場合は、前記のとおりワイモバイルを通話回線として利用し、別の「格安SIM」業者をデータ通信用に併用するのが望ましいでしょう。

その他に注意すべき点は、ワイモバイルが取り扱っている端末に刺さっているSIMとSIMのみの契約で使われているSIMとは種類が違うため、ワイモバイルが取り扱っている端末からSIMフリー端末に変更する場合はSIMカードの交換が必要(手数料がかかる)というところでしょうか(追記:川崎のワイモバイル店舗にてこのように説明を受けていたのですが、実際にはそのまま利用出来る場合も多いようです)。

全般的にみると、ケータイ料金はコストダウンしたいけれども、従来3大キャリアの場合となるべく利用に違和感が出てほしくない・かつ毎月の通信容量が極端に多くないという人は、ワイモバイル向きと言えるでしょう。従来3大キャリアで利用していた端末をそのまま利用したい場合はSIMロック解除してSIMのみの契約をするという形態が考えられますが、こんにちでは同じ会社になっているはずのソフトバンク取り扱い端末であってもSIMロック解除が必要である点やソフトバンクからの乗り換えには優遇措置がない点、au端末の場合は利用可能な周波数帯の関係で利用できなかったりつながりにくかったりする可能性がある点などが、注意すべき点として挙げられるでしょう。

速度定点観測@川崎編(6)


mineo Dプラン導入記念に、例によって川崎にて速度計測を実施してみました。川崎市川崎区近辺における、2月4日(日)10時35分前後の速度計測結果となります。

総じて、au回線には厳しい結果となりました。新規導入のmineo・IIJmioどちらもドコモ回線はなかなか良好で、下りスピードではかろうじてワイモバイルが面目を保ったものの、上りについてはワイモバイルを凌駕しています。うっかりBiglobeスマホは持って出るのを忘れてしまいましたので、計測なしです^^;。今月から規格値のスピードアップが実施されているServersMan SIMですが、とりあえず今回の計測結果をみると、その効果は出ているようです。

なお、UQ mobileは使用端末のAndroidのバージョンの関係でRBB Today Speed Testを使えなかったので、数値は参考程度とお考え下さい(SpeedSpotを使用)。

1)LTE速度比較
UQ mobile Down 4.03Mbps Up 7.10Mbps
mineo(A Plan) Down 5.74Mbps Up 10.54Mbps
mineo(D Plan) Down 32.56Mbps Up 31.81Mbps
IIJmio(Type D) Down 25.29Mbps Up 28.99Mbps
IIJmio(Type A) 
Down 3.29Mbps Up 1.46Mbps
Freetel Down 9.69Mbps Up 13.59Mbps
ワイモバイル
 Down 33.27Mbps Up 17.35Mbps

2)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
UQ mobile Down 0.02Mbps Up 0.00Mbps
mineo(A Plan) Down 0.37Mbps Up 0.49Mbps
mineo(D Plan) Down 0.36Mbps Up 0.45Mbps
IIJmio(Type D) Down 0.37Mbps Up 0.44Mbps
IIJmio(Type A) Down 0.34Mbps Up 1.46Mbps
Freetel Down 0.28Mbps Up 0.25Mbps
ServersMan SIM Down 3.73Mbps Up 16.34Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21
mineo(D Plan) mode1 RETRO
IIJmio(Type D) acer Liquid Z330
IIJmio(Type A) ZTE BLADE V770
Freetel iPhone5s
ワイモバイル DIGNO E(いわゆる「SIMだけの契約」ではありません)

低速モード比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21
mineo(D Plan) mode1 RETRO
IIJmio(Type D) acer Liquid Z330
IIJmio(Type A) ZTE BLADE V770
Freetel iPhone5s
ServersMan covia FLEAZ POP CP-L42A

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。