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【速報】ついにソフトバンクiPhoneにて音声通話が可能に

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U mobile Sなど、日本通信がシステム面を担って開始されたソフトバンク回線利用の「格安SIM」サービスは、これまで音声通話非対応でドコモ回線及びau回線を利用した「格安SIM」サービスに比べて大きな立ち遅れを感じさせてきましたが、このたびついに音声通話も出来るプランがb-mobileブランドにて発表されました。相変わらずLTE対応のiPhone限定という扱いではありますが、これにてとりあえず従来3大キャリアすべてについて一通りの「格安SIM」サービスへの対応がなされるようになったと名実ともにいえる環境になりました。

今回開始されたb-mobile Sスマホ電話SIMは、「格安SIM」としてはやや高めかな?という印象であり、ソフトバンクiPhone以外の機器で利用する必然性には乏しいようですが、5分間までのかけ放題サービスに標準対応であるなど、プラン面ではメイン機器利用にも対応できるだけの内容になっているようです。通信容量については、5GBまでの従量制になっているため、ヘビーユーザーには向かないかと思われますが、月1GBまでの使用であれば2,450円・以後1GB単位で350円ずつ加算されるという形態なので、利用度合いに応じて出費を調整することが可能です。

ドコモ回線を利用した「格安SIM」サービスなら、5分かけ放題のついた形態でも2,450円出せば月3GBぐらい使えるんではないかい?という印象であり割高感は拭えませんが、少なくともソフトバンク本体とだいたい同じ内容で契約する場合に比べれば、半額程度にはなるようですので、(もちろん通信・通話の品質がそのままとはいかないでしょうが)そこそこ頑張っている部類とはいえるでしょう。

私は、同じく日本通信がシステム面を担っている音声通話非対応のU mobile S利用者ですが、相変わらず自宅で利用しているとしばしば圏外表示される状況は変わらず、あまり他人に積極的にお勧めしたい内容とはいえないところです。ただ、私の使用環境が鉄筋コンクリート内だからという可能性もあります。ユーザーが「ソフトバンクiPhone・iPadユーザー限定」という条件のためもあって数が限られるから、実効速度は比較的速いという報告も出ているようです。また、Android機で使用してテザリングも可能だったという話もあるようです。もちろん、これはサポート外となり自己責任の範疇とはなりますが^^;

【速報】「信頼できる」「格安SIM」業者は?

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「スマホ辞典」サイト・「MVNO格安SIMの速度比較まとめとオススメSIMの考察」の感想等です。2017年4月の記事なのでやや古いと言えなくもないですが、中長期的な視野で「格安SIM」におけるスタンダードを紹介しようという意図で考えれば、こんにちでも状況は変わっていないといえるでしょう。

この記事で高く評価されている「格安SIM」業者は4つ、ワイモバイル・UQ mobile・mineo・IIJmioです。私自身、この4つはすべて利用していますが、概ね同感です。

昨今、「格安SIM」業者は雨後の筍のように乱立しており(一説には600とも言われますが)、値段面でもだんだん横並び的な兆候が見られ、いったいどこを選んだらいいのか、分からないという感じにみられるようになってきました。それがまた「格安SIM」への敷居の高さになっているようにも思われます。

そんななかで、この4つは別格扱いしてもいいかと思いますが、その論拠はワイモバイル及びUQ mobileと、mineo及びIIJmioとでは異なると言えるでしょう。前者は「実質従来キャリアの別働隊だから」であり、後者は「ユーザーと向き合う姿勢がまっとうで実績を積んでいるから」です。

ワイモバイルは実体がソフトバンクモバイルの1部門であり、「2年縛り」の問題など、厳密な意味では「格安SIM」とは言えません。しかし、実効速度上の問題もなく実店舗でのサポートなどの面でも、ほぼ従来キャリアに引けを取らないと言えるでしょう。

UQ mobileは、auと別会社ですが運営がauの関連会社となり、こんにちでは「2年縛り」のある契約の方がメインとなっていてやはり「格安SIM」業者としてはどうかという見方もできますが、その反面安心感はあるといえます。もっとも、個人的にはワイモバイルと同じようなことをやっていてワイモバイルに及ばないところが目につくという印象ですが^^;

厳密な意味での「格安SIM」業者中では、比較的早くからこの事業に取り組んでいてユーザーと向き合う姿勢の面でも評価の高い、IIJmioとmineoが双璧といえるでしょう。

特にIIJmioは、プラン面での充実ばかりでなく、以前の記事で紹介したとおり、「格安SIM」への切り替えでのトラブルを最小限に抑えたいという面での取り組みなども老舗としての矜持が感じられ、評価が高いといえます。

mineoの方は、個人的にはプラン面等でIIJmioに比べると物足りない気がしないでもないですが、特に「マイネ王」に代表されるようなユーザーからの声を重視した姿勢が評価されており、au回線を利用できるメリット(IIJmioの場合はau VoLTE端末をSIMロック解除したうえでしか使えない)など、IIJmioにはない優れた面を持っているといえるでしょう。

「格安SIM」業者を選ぶ場合は、「手持ちの端末を使うかどうか」「重視するのが通信速度か月間の使用容量か」「通常使っているアプリは何か」などといった、ユーザーごとのニーズによってお勧めできるところがさまざまに変わるというのが大前提ですが、それを踏まえたうえでも複数の選択肢が残った場合、この4つのどれかが含まれていればそちらを優先するのが望ましいでしょう。

【速報】ショッピングで「格安SIM」を安く運用する仕組みって?

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従来3大キャリアに比べて「安い」と言われている「格安SIM」ですが、どこを選んでも、概ねデータ通信のみの契約だと「月3GBなら900円程度」「月10GBなら2000円台くらい」というような相場が出来ているという印象で、少なくとも料金面に関するかぎりでの差別化は困難になりつつある感があります。

もちろん、通信速度やかけ放題サービスですとか、端末購入やセキュリティに関わるオプションですとか、料金面以外での差別化の軸はいくつもありますし、私個人はそちらの方が「格安SIM」業者の本来力を入れるべき領分であろうと考えている次第ですが^_^;A、ポイントその他の仕組みによって「格安SIM」に係る料金を一層安くしようとする試みは、一部の業者にてなされています。

やはり、その種のサービスの代表例は楽天スーパーポイントを活用している楽天モバイルということになるかと思いますが、NifMoにもバリュープログラムというものがありますので、紹介しておこうかと思います。

NifMoのバリュープログラムは、バリュープログラムを介して提携する店舗その他で買い物をしたりアンケートに答えたりすることによって、その報酬がNifMoの利用料金の割引として反映されるという内容です。提携ショップはバリュープログラムにサイトにて紹介されていますが多岐にわたっており、なかには対象となる川崎フロンターレの試合でフロンターレが勝利したりホームスタジアムにチェックインしたりするとNifMoの利用料金が割引されるというユニークなものまであります。

私個人は楽天モバイルもNifMoも利用していないので直接的な評価は避けますが、仕組みそのものをみるかぎり、楽天モバイルの方が幾分シンプルで分かりやすいのに対して、NifMoのバリュープログラムは複雑という感があります。しかし、手数がかかる替わりにバリュープログラムの方が割引率が高くなりそうな印象を受けます(具体的な内容はバリュープログラムのユーザーしか閲覧できないようなので、本当のところは分からないのですが^_^;A)。

こういった種類のサービスは、日頃利用している店舗がどれだけ含まれているのかによって、受けられる恩恵の度合いもさまざまに異なってくるため、ユーザーによって効果が大きく変わってくるリスクが想定されますが、対象店舗を確認のうえ、日頃自分の利用しているところが多い(あるいは対象店舗の利用に変更できる)という場合は検討の余地があるのでは?と考えられます。

【速報】LINEモバイルの好調は実力なのか?

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「スマホ辞典」サイト・「MVNO格安SIMの速度比較7月編」の感想等です。

最近個人的に「格安SIM」関連のネタがないなぁ^_^;Aと感じておりますが、この記事を見ても、このところ何ヶ月か、速度計測の結果が固定化していて、あまり書くことがないようです。

このサイトによると、速度面で評価できるのは、LINEモバイル・UQ mobile・Ymobileだそうです。もっとも、私の感想としては、そのまま鵜吞みに出来ないなと思うところです。

まず、UQ mobileですが、

  • 「格安スマホ」購入による「2年縛り」を伴う契約と、手持ちの端末を使ってのSIMのみの契約とでは、扱いに差がありすぎる
  • 個人的な速度測定の結果だと、「格安SIM」業者としては実効速度が速いが、Ymobileに比べるとさほどでもない。特に「低速モード」がイマイチと感じる(公称200kbpsとされる、SIMのみの契約だからというのもあるのかもしれないが)

ついで、Ymobileだと、

  • 「2年縛り」を伴う契約がデフォルトで、契約期間に縛られない内容にしたい場合はやや高額となる
  • データ通信のみの契約は出来ないわけではないが、販路や内容が限定されており、不充分である

といったデメリットがあり、端末を新規購入したい場合ならあまり問題とはならないのかもしれませんが、「手持ちの端末をそのまま活かしたい」「契約期間に縛られたくない」といったような「格安SIM」本来の趣旨からはやや外れるところがあると思っています。

となると、「格安SIM」本来の趣旨に沿っていて、速度面でも評価できるところとなると、LINEモバイルしか残らないこととなります。通例、「格安SIM」業者はサービス開始当初通信速度が速くても、その評判からユーザーが集中していくに伴って混雑していき、通信速度が遅くなっていくといういたちごっこを繰り返しているものですが、当該記事によればサービス開始から1年間通信速度を維持しているとのことです。

LINEモバイルのシステム面を担っているのはOCNということなので、自分のOCNモバイルONE利用での実感をみても、なぜLINEモバイルだけがそのような特別な評価を受けるのかよく分からないところがありますが、当該記事によると、利用者層の違いによるものだろうと推測されているようです。

私個人はLINEモバイルを利用していないので直接評価はできませんが、LINEモバイルを利用している知人はべた褒めしているようです。契約プランが月10GBまでになっているのでヘビーユーザーには向かない内容かもしれませんが、10分以内かけ放題オプションなど通例の「格安SIM」業者に期待されているプランは揃っている印象であり、プランによってはfacebookやTwitterなどのSNS、LINE MUSICなどが契約容量に加算されないなどといったメリットがあるので、こういったアプリの利用頻度が高いユーザーの場合は利用してみる価値があるかもしれません。

【追記】
ついに来るべきものが来たというのか、当該サイトの翌月編の記事(「MVNO格安SIMの速度比較8月編」)では、これまで速度面での好調を維持してきたLINEモバイルに、低速化の兆候がみられるとの指摘がなされています。特に夜間の凋落ぶりが目立つようです。当該記事によれば、この2ヵ月程度でどのような対応をするかによって、今後とも信頼できる「格安SIM」業者かどうか判断できるだろうということです。LINEモバイルの正念場です。

【速報】「MVNOサービスの利用を考えている方へのご注意とアドバイス」

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以前このサイトでも言及したことがありますが、昨今「格安SIM」「格安スマホ」の利用に伴うトラブルが急増している旨、独立行政法人国民生活センターより注意喚起を促す報道発表がありました。

これを踏まえ、主要「格安SIM」業者7社にて構成されたテレコムサービス協会MVNO委員会がまとめた「MVNOサービスの利用を考えている方へのご注意とアドバイス」という報道発表にて、「格安SIM」「格安スマホ」の利用を検討する際のチェックポイントが列挙されています。「格安SIM」「格安スマホ」という通り名ではなく「MVNOサービス」という語句を利用しているなど、こなれていない印象を受けますが、とりあえず「格安SIM」業者が安直に目先の「安さ」だけを喧伝するに留まらなくなりつつあるのは歓迎すべき動きでしょう。

このテレコムサービス協会MVNO委員会を構成している1社、IIJmioは、この「MVNOサービスの利用を考えている方へのご注意とアドバイス」に基づいて、同じタイトルの「弊社サービスにおいて事前に確認していただきたい事項」をまとめ、ホームページのトップに、該当ページへのリンクのバナーを置いています。手法としてはまだ不充分な気もしないでもありませんが、このテレコムサービス協会MVNO委員会を構成している「格安SIM」業者中であってもこのような注意喚起を行なっているのは唯一IIJmioのみのようであり、業界最古参のなかの1社としての矜持を見せてくれている印象を受けます。

このページは、IIJmioに限らず、「格安SIM」「格安スマホ」への切り替えを検討しているユーザーがチェックすべき項目の指標として参照してほしいと考えるとともに、IIJmio以外の「格安SIM」業者も、同様のページを作成してホームページに設置するようになってほしいと思いました。

【速報】楽天モバイルが本当の「かけ放題」を開始

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こんにち定番となった感のある「音声通話5分以内かけ放題」オプションに先鞭をつけた楽天モバイルですが、かけ放題になる時間を「10分以内」を拡大した「格安SIM」業者がいくつか出始めて、近年では強みとはならなくなった感がありました。

しかし、このたび「10分以内」ではなく、時間制限なしの本当の「かけ放題」オプションを新たに発表し、改めて「かけ放題」オプション先駆者としての矜持を見せた感があります。もちろん、プレフィックス番号をつけて通信経路を指定する形であるため、厳密には通話の品質が変わってくる可能性もあるにはありますが、とりあえず見た目従来3大キャリアにプラン面では追いついたと言えるでしょう。

もっとも、オプション料金としては、月額2,380円(税別)なので、従来3大キャリアの2,700円に比べて確かに安いことは安いですが、「5分以内かけ放題」ほどのインパクトはないと言えるでしょう。楽天モバイルとしても、そのあたりは意識しているようで、データ通信分と併せた総額での安さを強調したアピールとなっています。

プレフィックス番号付加によるサービスという点は変わらないので将来的な面で多少気がかりなところはあります。また、仕組みとして同じというところで言えば、当然現在1~10分以内のかけ放題オプションを導入しているところが追随してくる可能性もあります。よって、よほど現時点でかけ放題の必要性を感じているか、楽天ポイントなどの面も勘案して楽天モバイルを使いたいという人でもないかぎり、慌てて契約する必然性もないのかな?という気がします。

【速報】従来3大キャリアと「格安SIM」は棲み分けすべき存在か?

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MM総研の調べによると、2016年の「格安スマホ」出荷数は対前年比で89%増になったそうです。もっとも、絶対数としては266万台ということなので、手持ちの端末を利用してSIMカードだけ差替えというケースを加えたとしても、まだまだシェアとしてはさほどとも言えない域に留まっていると考えられます。

では、今後「格安SIM」ユーザーが増加していくに伴って、従来3大キャリアにとっては脅威となりえるのでしょうか? これについて、ITジャーナリストの井上トシユキさんが興味深い示唆をしています。

全然、心配していません。(略)
回線を所有している大手キャリアーはマージンを乗せて回線を格安業者に貸している。自ら顧客獲得やサービスをせずして、貸すだけで利益を得られるわけです。
逆に、自社ブランドはターゲットを絞りやすくなった。高めの価格帯でも、きめ細かいサービス、高品質で差別化を図っています。

「格安SIM」というビジネスモデルは、回線を貸している従来3大キャリアが存在しなければ成り立たないという前提があります。この一事を以って見ても、「格安SIM」と従来3大キャリアは対立すべき存在ではなく、棲み分けすべき存在であるというのが伺えます。それだけに、ただ上っ面の価格の高い安いだけをあげつらって、従来3大キャリアと「格安SIM」をいい悪いと二元論的に書こうとしたがる論調には違和感をおぼえます。

以前の記事でも言及しましたが、「格安SIM」「格安スマホ」に切り替えた結果、従来3大キャリアでは当たり前のようについてきたサービスがついてないということに起因するトラブルが増えています。サービスはタダではありません。「高い」「安い」というのにはそれなりの理由があるというのを、ユーザーは理解するべきでしょう。「格安SIM」「格安スマホ」は、あくまで従来に比べて手がかかっても安く済む方がいいという人向きのものであって、そこまでスマホに煩わせられたくないというような人は、それだけの手間賃を従来3大キャリアに支払っているのだという認識を持った方がいいと思います。

【速報】「脱獄」iPhoneのどこが問題か?

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「自分のiPhoneを、キャリアに縛られず自由に使いたい」というニーズをお持ちの方は相当数いらっしゃると思います。始めからAppleにてSIMフリー機を購入できればそういう問題も発生はしないでしょうが、かなりな出費となりますので、躊躇する向きも多いでしょう。今回は、既知の情報のまとめとはなると思いますが、SIMロックされているiPhoneを「格安SIM」で利用する場合の情報をおさらいしてみましょう。

2015年夏モデル以降の端末はSIMロック解除に対応する義務があるため、iPhone6s以降は該当の手続きをすることによって、「格安SIM」で利用することが可能となります。ただし、au以外は購入者本人以外によるSIMロック解除手続きには応じていないため、ドコモやソフトバンクのiPhoneを中古で購入したとしても、SIMロック解除は不可能です。「格安SIM」業者の大半はドコモ回線を利用しているため、ドコモのiPhoneであれば、大抵の「格安SIM」業者を利用できますが、テザリングは非対応と考えた方がよろしいでしょう。ソフトバンク回線を利用した「格安SIM」業者はU mobile Sなどが登場しましたが、いまのところ音声通話非対応であり、自分がiPadで利用している実感から見ても、積極的にお勧めしたい内容とは言えません。なお、au VoLTEを利用している端末の場合は、たとえau回線を利用した「格安SIM」であっても、SIMロック解除の手続きは必須となりますので、注意が必要です。

前述のとおり、「格安SIM」業者の大半はドコモ回線を利用しているため、ドコモのiPhoneは「格安SIM」において最も使い勝手がいいといえます。ドコモのiPhone投入は他の従来キャリアより遅れており、iPhone5s/5c以降ということになりますが、他の回線を利用している「格安SIM」業者の実態をみるかぎり、これは目立った弱点とはなっていないと思います。

auのiPhoneは、ドコモのiPhoneに比べると、かなり複雑です。au回線を利用している「格安SIM」業者は数が少なく、かつLTE端末しか対応していないので、ドコモよりiPhone投入が早かったのが好条件にはなっていないのが現実です。mineoではiPhone5s/5c以降、UQ mobileではiPhone6/6Plus以降が動作確認端末一覧に掲載されています(mineoはテザリング不可・UQ mobileはテザリング可)が、iOSを10にアップデートしておく必要がある・UQ mobileではデータ通信のみのプランが利用できないなどの制約があるようです。IIJmioもau回線を利用したプランがありますが、au VoLTE対応機種限定のものなので、iPhone6s以降をSIMロック解除したうえでしか使えず(テザリング不可)、実質利用上のメリットには乏しい内容といえるでしょう。

ソフトバンクのiPhoneは、日本通信がシステム面を担っているU mobile Sなどのサービスの開始によって、「格安SIM」利用への道が開かれました。こちらもiPhoneについてはLTE端末限定であるため、iPhone5以降の機種となります(テザリング不可)。ほかの従来キャリアのものに比べるとわずかながら古い機種から対応できることとはなりましたが、いまのところ音声通話非対応であり、ほかの「格安SIM」業者に比べるとやや割高感がある割に自分の使用感としては接続状況が芳しくないので、まだまだ今後の対応を期待せざるを得ない内容であると感じています。

上記の条件に該当しないiPhoneは、基本的に「格安SIM」での利用は期待しない方がいいですが、マニアの間ではいくつかの方法が利用されています。もちろん自己責任の範疇となり、リスクを伴う内容です。

比較的安価で、実行しやすいのは、SIMカードにキャリア認識を変更させる基盤を抱かせる方法です。通称「SIM下駄」と呼ばれます。Amazonでもいくつか売られていますが、該当する機種・キャリアなどを細かく調べたうえで購入せねばならず、かつAmazonのレビューなどを見てもうまくいっていない例などが出ています。私はauのiPhone4Sで利用していますが、電源が落ちるたびにアクティベーションを求められたり、ローミング設定をONにしていなければ利用できないなど、煩わしく感じることもあります。

これよりもリスクが高いのが、「脱獄」と呼ばれる方法です。これはSIMロック解除に限らず、App Store以外からのアプリのダウンロードや設定のカスタマイズなどの自由度を高める方法として認知されています。基本的には「脱獄」用のアプリを利用してiPhoneにかけられている制限を解除するというものですが、プログラムの改変にあたるため、Appleからは公式に認められていない行為に当たります。また、セキュリティ上の危険が高まる・最悪の場合iPhoneが使えなくなるケースもありますので、生半可には手を出せないものと言えるでしょう。

「脱獄」したiPhoneを販売して逮捕されたというケースが近年報道されました。これは、改造したiPhoneをAppleブランドと誤認されうる形態で販売したことが商標法違反にあたると判断されたためです。現時点では手持ちのiPhoneを「脱獄」させて利用するぶんには違法といえないにしても、こんにちアメリカではSIMロック解除が合法化されたり違法化されたり揺れ動いており、「脱獄」もスマートフォンなら合法でタブレットなら違法などと複雑化している状況で、将来的にFTA交渉などの経緯でこれらの規制が日本に持ち込まれる可能性もあり得ます。メリットに比してリスクが高過ぎると見た方がよさげです。

ちなみに、Androidにおいて、この「脱獄」と似たようなものとして知られているものが「root化」で、やはり「脱獄」と同じようなメリット・デメリットがあるのが知られています。

【速報】music.jp for FREETEL、使ってみた

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「格安SIM」でエンタメコンテンツを楽しむ場合、USEN MUSIC SIMのような例外もありますが、他社で提供しているサービスをオプションとして付加させる場合が多いようです。

私は元来あまりこの種のサービスに関心が乏しいので利用しては来ていませんでしたが^_^;A、半ば「格安SIM」活用の実験のため、music.jpとdマガジンの利用を始めてみました。このうち、dマガジンの方は結局ドコモとの契約になるようで「格安SIM」だからどうだという必然性もないようなので(ついでに言うと活用度も低いです^^;)、今回はmusic.jpについて書いてみようかと思います。

music.jpとは、株式会社エムティーアイが運営しているモバイルコンテンツ配信サービスです。名称にmusicという文言が含まれていますが、配信コンテンツは音楽に限らず、電子書籍や動画も提供されています。無料での会員登録も可能なようですが、毎月ある程度利用する場合はコンテンツ利用に使えるポイントがあらかじめ込みになっているプレミアムコースに登録した方がお得なようです。

music.jpは、単体で契約できるほかに、IIJmioやBIGLOBE SIMなどのオプションとしても契約できますが、FREETELユーザーがオプションとして利用する場合がいちばん有利なようです。月額400円(税別)の1コースしか選べないためヘビーユーザーには向かないのかもしれませんが、毎月どのコンテンツにも利用できる472ポイントが付与されるほか、動画のみに利用できるポイントが毎月1500ポイント付与されます。通常のポイントに関しては値段なりで特に有利不利はないようですが、この動画ポイントについては、通常のmusic.jpのプレミアムコースが毎月1000ポイントなので、動画を観ることの多いという人にはやや有利になるようです。ただ、注意すべき点は、この動画ポイントなるものはすべての動画に適用できるものではないということと、翌月以降に繰り越しができないということです(これはいずれの契約の場合でも同じ扱いのようです)。1500ポイントあると毎月映画が4本程度は基本料金内で観られることになるので映画が好きな人には楽しいところでしょうが、個人的には動画よりも電子書籍や音楽の方が利用度高いので、基本料金内では月に電子書籍1冊分・もしくはアルバム1枚分も楽しめないというのがいささか残念です^_^;A

music.jpのコンテンツを楽しむためには、動画・音楽・電子書籍、いずれの場合でも、music.jpが提供しているアプリを利用する必要があります。FREETELユーザーのオプション扱いだからといってFREETELで契約している回線でしか利用できないということはありませんが、音楽ファイルはいささか使い勝手が悪いという印象です。music.jpの音楽プレーヤーはカラオケよろしく演奏中に歌詞が表示される機能を持っていますが、そのために音楽ファイルのフォーマットが動画になっていて、BIGLOBE SIMを挿したスマホでかけたら音が途切れまくって実用的ではなかったでした-_-; そのときの電波状況に起因しただけかもしれませんが、かなり失望させられました。いちおう、購入した音楽ファイルをダウンロードしてほかのプレーヤーで利用することは可能です。しかし、専用のダウンローダーを利用する必要があるなど、かなり手順が面倒だったので、他で入手できないコンテンツがあるようでもないのもあって、音楽コンテンツはもういいやという感想でした。

電子書籍も似たようなところはありますが、もとから電子書籍アプリはいくつも利用してきているので、1つ増えたところで特に気にもならないという印象です^_^;A 前述のとおり、基本料金内では月にコミック1冊も読めないポイントしか付与されませんが、動画を観てレビューを書くと若干ポイントがもらえるので、チマチマとレビューを書いてコミック購入の足しにしてみようかなぁ?などと考えているところです。

【速報】「格安SIM」への切替が自己目的化してはいけない

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最近の報道によると、「格安SIM」「格安スマホ」に切り替えた結果、「こんなはずではなかったのに」と思うトラブルが発生し、消費生活センターに相談が持ち込まれるケースが急増しているそうです。

内容をみると、概ね「従来3大キャリアであれば当然のように付随していたサービスがなかったためのトラブル」「SIMロックやネットワーク利用制限に関わるトラブル」に大別されるようです。この結果を受けて、独立行政法人国民生活センターは、以下のような消費者への提言を行なっています。

  1. 自分の現在の利用状況を把握した上で、ホームページやパンフレット等で格安スマホ会社が提供しているサービスを確認しましょう
  2. 今まで使っていたスマートフォン等の端末を引き続き使えるかどうか確認しましょう
  3. 中古端末を購入する場合、「ネットワーク利用制限」対象の端末ではないか確認しましょう
  4. 格安スマホ会社の回線を利用するための手続きと、利用開始日を確認しましょう
  5. トラブルになった場合は、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう

身もふたもない言い方にはなりますが^_^;A、このあたりの事項は「格安SIM」を利用するうえでは必要最低限の知識であり、このあたりの確認を怠った結果トラブルになってしまうというのはある意味必然であるといえます。いっぽう、「格安SIM」業者の方も、データ通信プランにおける最低料金を強調するなど、過度に安さを強調するような売り込み方をしているきらいがあり、丹念にプランの紹介を読まないかぎり誤解を招くような表現をしているケースもままあります。このあたりのトラブルは、消費者側の認識不足・業者側の宣伝の仕方、双方に問題のある結果だと言えるでしょう。

昨今、誰でも「格安SIM」に変えればケータイ料金が安くなると煽る風潮があり、安直に「格安SIM」への乗り換えを薦めるような向きもあるように感じられますが、当サイトでは繰り返し力説しているように「格安SIM」「格安スマホ」には向いている人とそうでない人とがいるのが現実であり、「格安SIM」に持たれている「幻想」をセーブするのが私の役割だと認識しています。

大抵のユーザーの場合、「『格安SIM』を使いたい」と思っているのではなく、「ケータイ料金を下げたい」と思っているのだろうと思います。確かに音声通話をあまり重視していない・データ通信もそこそこという程度のユーザーであれば「格安SIM」を利用することによってケータイ料金を下げられる可能性も高いですが、「格安SIM」を利用する場合には、それに見合った手間や知識を求められるケースも多いので、そこまでスマホに煩わせられたくないという向きには、ワイモバイルなど実際に店舗でのサポートを期待できるところを選ぶのが望ましいでしょう。見た目ワイモバイルは「格安SIM」業者より高めに受け取られることが多いようですが、「格安SIM」業者であっても、音声通話をして通話かけ放題のオプションをつけて、端末も新しくしてなどと従来3大キャリアでは当たり前のようなことを付加していけばワイモバイルの料金とはそう変わらない結果になる場合がほとんどと思われます。

「格安SIM」を使いたいという人のなかには、「ケータイ料金を下げたい」という人ばかりでなく、「自分の好きな端末を自由に使いたいから」などさまざまなニーズを持っている人も多いかと思います。まず「格安SIM」への切替ありきではなく、自分のスマホ利用形態を確認し、まず自分のニーズがどこにあるかを確認する必要があるでしょう。