カテゴリー別アーカイブ: 格安SIM移行術

「低速モード」、どれぐらい使える?


・「格安SIM」では、必要に応じて高速通信をON/OFFし、効率的に契約容量を利用できる機能を備えている業者がある
・高速通信のON/OFFは、「格安SIM」業者が提供している専用アプリから可能。利用状況の把握の面でも、専用アプリのダウンロードは必須
・低速モードでも最初のごくわずかだけは高速通信を行なうバースト転送機能を備えていると使用感が向上すると言われているが、あくまで補助的な要素に過ぎないとする意見もある
・低速モードの利用でも、3日間の通信容量で制限が厳しいケースがしばしばあるので要注意。mineoやUQ mobileなどau回線の「格安SIM」業者は比較的緩やかなので、かなり実用的。意外にもmineoの方が快適な印象

「格安SIM」では、必要に応じて高速LTE通信をON/OFFすることによって、契約容量を効率的に利用するのを可能にしている業者がいくつかあります。業者によって「節約モード」とか「低速モード」と言ったり、「ターボ機能OFF」「クーポンOFF」などさまざまな用語の違いはありますが、いずれの場合でも利用する際は概ね通信速度が200kbpsに制限される替わり、契約容量の消費はされない内容です。動画を見たりダウンロードを行なったりする場合などだけ高速通信を行ない、メールチェックやSNS・モバイルサイトを見たりする際などは低速モードにしておけば、それだけ動画視聴やダウンロードなどに振り向けられる容量が増えるという使い方が可能です。

それぞれのモードの切り替えは大抵の場合、スマホにそれぞれの「格安SIM」業者が提供しているアプリをインストールすることによって、比較的容易にすることができます。以前はウェブのマイページからの切り替えが必要で煩わしかったFreetelも、現在ではマイページアプリを提供していて他社同様になりました。もっとも、Windows Phone用のアプリは提供していないようなので、KATANAというWindows Phoneを出している割には対応が物足りない気がしないでもないです。これらのアプリは、契約内容や使用している容量の確認が出来る機能も備えているので、アプリを提供している業者を利用している場合はインストール必須と言えるでしょう。

低速モードでの利用の場合、バースト転送機能を備えているかどうかで使用感が大きく変わってくると言われています。バースト転送機能とは、200kbps設定であっても通信開始のごく初めだけ(最初の75~150kbとか数秒とか、対応は各社さまざま)高速通信を行なうものです。ごく軽いテキストサイトなどの閲覧の場合では高速通信で賄える割合が高くなるため、快適に利用できると言われていますが、あくまで通信開始当初のみの対応でしかないので、通信時間全体の品質の高い方が全体としての使用感がよくなりバースト転送機能はあくまで補助的な位置づけにしかならないとする意見もあります。バースト転送機能を備えていると明言しているのはIIJmioとIIJmioがシステム面を担っているDMM mobile、OCNモバイルONE、楽天モバイルなどですが、mineoもサポートサイトにて対応していると書いているそうです。

私の使用感からすると、IIJmioやDMM mobileはそんなに悪くなかった記憶があるものの、低速モード使用時の容量制限が厳しい(3日間で366MB)ので、あまり実用的でないというイメージがあります。むろん、SNSやモバイルサイト程度であれば、1日100MB程度でも充分という方も多いのかもしれませんが。FreetelはSNS程度でも体感速度がグッと落ちるという印象だったので、あまり使わなくなりました。OCNモバイルONEは使用しているSIMによってログインの制限をしているのか、ほかの「格安SIM」業者から提供されているSIMを挿したスマホに専用アプリをインストールしてもログインできませんでした。

いっぽう、mineoやUQ mobileのようなau回線の「格安SIM」業者は、私的な速度計測の結果だと全般的にドコモ回線「格安SIM」より幾分通信速度が落ちる印象はありますが、3日間での通信容量制限が緩やか(3日間で6GB)なので、こういった運用に向いているといった印象です。特にmineoの低速モードは優秀で、Google Play Musicで音楽を聴いていても、音楽が途切れないで聴けることが多いです。これに比べると、UQ mobileの低速モードはやや使用感が落ちるように感じることが多いです。UQ mobileの運営会社はauの関連会社で実質auのサブブランド扱いになっているのに、不思議なことです。前述のバースト転送機能の有無の問題なのでしょうか(UQ mobileの場合は、500kbpsのデータ無制限プランのみバースト転送機能を備えていると言われています)。私の場合はデータ高速プラン契約なので200kbpsですが、「2年縛り」を伴う契約の場合は300kbpsなので、いくらかはマシなのかもしれません。

ServersMan SIMや楽天モバイルのベーシックプラン、DMMのライトプランなど、低速モードでしか利用できない(別に高速通信できる容量を購入した場合を除く)替わりに安い料金で利用できる契約形態もあります。「格安SIM」の草分け的存在・ServersMan SIMはまさにそれだけしかプランのないところですが、ここは過去の速度計測の結果によると実効速度がかなり速い(1Mbps出ているケースも多い)ので、かなり快適です。しかし、速度制限が厳しい(3日間で300MB)ので、安く維持できるサブ機としての利用に留まる内容でしょう。

【速報】おサイフケータイを使いたい場合はセット端末で国内メーカーを選ぶのが無難?


最近、「『格安SIM』に移行したいが、おサイフケータイが使えるのか気になる」という質問を受けたので、ちょっと調べてみました。

従来SIMフリースマホは韓国や台湾、中国などのメーカー製が多かったので、おサイフケータイといったような日本独自の仕様には対応していないケースがほとんででした。かつてのガラケー→スマホへの移行の際同様、これが「格安SIM」への切り替えをためらう理由に挙げられる方もいらっしゃるようですが、最近は国内メーカーもSIMフリースマホに参入するようになってきており、環境は変わってきているようです。特に、「格安SIM」業者で扱っているセット端末に出てくることの多い富士通のarrows M03は「おサイフケータイ対応」を売りにしているようです。そのほか、シャープの端末が出ている場合でもおサイフケータイ対応していることが多いようですが、なぜか京セラの端末では対応していないようです。これはワイモバイルから出ている端末でも同様なようなので、メーカーの方針もあるのかもしれません。国内メーカーであっても、Freetelは「対応していない」とにべもなくFAQで明記してあります^_^;

セット端末でなく、中古のスマホを購入して「格安SIM」で利用する場合は、ほぼ自己責任での利用となり、「格安SIM」業者等からのサポートは期待できないというのが実情のようです。ハード上で対応している場合は「格安SIM」に切り替えても実際に使えているケースがしばしば報告されているようですが、例えば決済にSPモードを利用しているiDなどは、「格安SIM」だと無理なようです(おそらくセット端末でも同様だろうとは思いますが)。mineoなどはFAQで「おサイフケータイに対応している」と記載してありますが、実際に移行する場合には「それぞれのサービス提供元に確認してください」と書かれています^_^;A IIJmioの場合は、タイプDの場合のみ対応しているようですが、利用可能であるとは保証していないそうです。

こういう場合、従来キャリアの一角を担っているけれども「格安SIM」的な使い方もある程度期待できるというワイモバイルについ期待してしまうところですが、ワイモバイルのスマホも、現時点でおサイフケータイ対応機種は在庫僅少なシャープの端末1つぐらいのようです。

ドコモ回線以外の「格安SIM」業者はどうか?


・auの回線を利用しているのはmineoとUQ mobile、Fiimo。ただし、Fiimoはシステム面でmineoと同一と思われる。IIJmioもau回線の取り扱いを開始した
・ソフトバンクの回線を利用している「格安SIM」業者はないようだが、ワイモバイルのSIMだけ契約は利用可能。ただし、SIMロック解除されていないソフトバンクスマートフォンが使えるとは書かれていない。U Mobile SUPERもワイモバイル回線を利用しているが、扱いは同様らしい
・au回線の「格安SIM」業者は、基本的には「auのLTEスマートフォンをすでに持っている」人向け
・通話が多い人にはワイモバイルのSIMだけ契約がベター
・ドコモ回線SIMと併用で「デュアルSIMスマートフォン」活用などやってみたいところであるが…?

1)ドコモ回線以外の「格安SIM」業者はいくつ?
こんにち、「格安SIM」業者といえばほとんどドコモ回線を利用しています。しかし、au回線を利用している「格安SIM」業者が、いまのところ4つあります。mineoとUQ mobileの2つがau回線を利用した「格安SIM」業者として並存していたところに、Fiimoが加わりました。もっとも、FiimoはmineoからのMNP転入を受け付けないところであり、その他au SIMとドコモSIM両方を取り扱ったりLaLa Call基本料金の優遇措置があったりなどmineoと類似する点が多いため、実質的にシステム運用面を担っているのはmineoだろうと推測されます。また、2016年10月より、ドコモ回線の「格安SIM」業者として草分け的存在であるIIJmioも、au回線を利用した「格安SIM」に参入しています。

ちなみに、いまのところ、厳密な意味でソフトバンク回線を利用している「格安SIM」業者はないようです。以前「週刊アスキー」の特集記事に出ていた某「格安SIM」業者へのインタビュー記事によれば、ソフトバンク回線への接続料が高額になるので、ビジネスとして採算が取れなくなるためらしいです。いちおう、いまは名実ともにソフトバンクモバイルの1ブランドとなったワイモバイルではSIMだけの契約が可能ですが、ソフトバンクのスマートフォンがSIMロック解除なしで使えるという記載はされていません。また、同様に、実際にはワイモバイル回線ということになりますが、U-mobile SUPERにていちおうソフトバンク回線を利用できるようにはなっています。もっとも、厳密には違いがあるものの、ほぼワイモバイル本体と同じような契約内容となる(2017年2月よりワイモバイル本体は「10分以内の通話300回まで基本料金込み」という回数制限がなくなりましたが、U-mobile SUPERの方は変更されないようです)ので、あまりU-mobile SUPERを選ばなければならない必然性は感じられないようです。

このたび私がUQ mobileとの契約に踏み切りましたので^_^;、この機会にドコモ回線以外の「格安SIM」業者について書いてみたいと思います。
(以下、概ね2015年6月時点の情報に基づいて記載し、気づいた点は後日加筆訂正しています)

2)au回線の「格安SIM」業者について
スターターキットが簡単に手に入ったので自分はUQ mobileを選びましたが、サービス内容が充実しているのはmineoの方かと思います。しかし、その後UQ mobileもやや内容が改善されてきているようです。

UQ mobileの方は、後発である割には、料金プランが少ないなどmineoとの差別化を意識している感に乏しいです。データ通信3GB980円は一般的かと思いますが、データ無制限のプランが500kbpsで1,980円になってしまうというのは、ドコモ回線業者が200~250kbpsで使い放題のプランをワンコイン程度で提供しているのに比べると、かなり割高感が残る内容でしょう。また、せっかく家電量販店でスターターキットを販売しているのに、データ通信のみの契約であっても本人確認書類をアップしてからのSIM発送となり、使用開始までにタイムラグが発生してしまうというのが、個人的にはがっかりした点でした(この点はその後、即時開通できる店舗を増やしており、やや改善しているようです)。無料通話分を用意したぴったりプラン・たっぷりプラン、そして5分以内かけ放題がつくおしゃべりプランというものも発表されましたが、これらは端末セット購入を伴い、いわゆる「2年縛り」が存在する内容なので、通話面や実効速度を加味するとワイモバイルを選んだ方がいいのでは?という感があります。

いっぽう、mineoの方は、基本データ容量が5種、データ容量節約スイッチアプリの導入(これはその後UQ moblieでも導入されました)、IP電話アプリLaLa Callが基本料が実質無料(現在は有料となったが、基本料金と同額の無料通話分が追加されているので、月6.25分以上発信している人にとっては実質無料となる)で使えるなど、ある程度利用シーンをさまざまに展開出来る要素を持っています。また、7月からはMNP転出の場合を除く最低利用期間の廃止、9月からはドコモ回線にも参入するなど、意欲的な試みをしています。利用できるデータ容量が最大でも月5GBとなっていたのがいささかドコモ回線の業者に比べると寒いように感じていましたが、月10GBプランが新設され、auスマホでのヘビーユーザーの受け皿たりえる要素が格段に高まりました。Fiimoも概ねmineoと似た傾向を持っていますが、500MB・1GBのプランがないなどややmineoに比べて簡略化された感があり、料金設定をみてもmineoよりわずかに高いので、mineoと比べてFiimoを選ばなければならない必然性は感じられませんでした^^;。

また、mineo・UQ mobile・Fiimo・IIJmioいずれも、3G端末は利用できないため端末の選択の幅が狭まるほか、「iOS8ではデータ通信が出来ない」というiPhone・iPadユーザーにとっては致命的といっていい問題も抱えています(その後、mineoがiOS9にてiPhone6系に対応しました。UQ mobileも、一時セット販売のiPhone5Sを除きiPhoneを動作確認端末から削除していましたが、現在はmineo同様の対応になっているようです。IIJmioではSIMロックされていないiPhone6s系以降に対応とされています)ので、個人的には両者とも「すでに持っているauスマートフォンを活用したい人」向けの「格安SIM」業者で、SIMフリーのスマートフォンを使いたいという人にはドコモ回線の「格安SIM」業者の方がお勧めだと思っています。

3)ワイモバイルのUSIMカード単体の契約について
ワイモバイルの場合、USIMカード(=SIMカードと同義)単体での契約も可能であり、端末を購入した場合と同様の料金プランを選択できます。料金面では必ずしも「格安」とは言えない面もありますが、10分以内の通話が月300回まで追加料金なしで利用できますので、通話が多い人向けの内容でしょう。SIMフリーのスマートフォンでないと利用は出来ないと注意書きされていますが、動作確認端末を見ると、SIMロック解除手続きを済ませたドコモスマートフォンによる利用実績もあるようです。なお、USIMカード単体の契約は新規のみの取り扱いで機種変更での扱いはないようですので、旧ウィルコムの一部PHSとのデュアルSIM機種のユーザーにはデメリットが生じる可能性があります。

その後、Yahoo!携帯ショップ限定ながら、データ通信のみのプランも取り扱いが開始されました。「2年縛り」などの制約がないのはメリットですが、月1GBプランのみで、料金もやや割高な印象です。ただし、Yahoo!プレミアム会員であればほぼ妥当な金額になるので、サブ回線としてそこそこに使い勝手がよさげな印象です。

4)デュアルSIMスマートフォンという選択肢
ドコモ回線以外の「格安SIM」業者を利用する場合、2枚のSIMを挿せるスマートフォンを利用して、ドコモ回線のSIM・ドコモ以外の回線のSIM両者を挿せれば、「片方がつながりにくい場合もう片方を利用する」「ドコモ回線とワイモバイル回線の併用で、通話の際はワイモバイル回線・データ通信の際はドコモ回線」といった使い分けが出来るかもしれないので、気になる点でしょう。

自分では、まだそれだけの環境を満たせていないため、こういったデュアルSIMスマートフォンの活用法を試したことはありません。しかし、ブックオフで販売しているacerのスマートフォンがデュアルSIM対応になっており、本来のスマオフ契約が「1日70MBまで」(この記事執筆時点の数値)という内容だったため、それを超えた際の備えとしてDMMモバイルのものを2枚目として挿していました。しかし、どちらもドコモ回線というのもあり、結局2枚目は滅多に使いませんでした^_^;。また、SIMを2枚両方有効にしていると消費電力が増えるためか、充電に時間がかかったりなどの問題も生じるようです。そのため、現在はこのSIM2枚挿し運用を止めました。なお、このブックオフスマホはAndroid4.4ですが、2枚のSIMの有効・無効などについては、「設定」中の「SIM管理」という項目にて設定可能となっています。

デュアルSIMスマートフォンは近年よく見られるようになりましたが、従来は「海外旅行で現地のSIMを利用したい」といったケースを想定していることが多かったようなので、2枚目のSIMスロットは実質日本での通信には使えないということも多く、そういった機種は国内での運用に関するかぎり1スロットのものと変わらない結果となるので、注意が必要です。特に、au回線のSIMを使いたい場合、少なくとも1スロットはLTE対応が必須となりますが、LTEのデュアルSIMスマートフォンでどちらのスロットも日本国内で利用出来るという機種はごくわずかでした。また、違うキャリアのSIMを2枚差しするという場合、同時待ち受けが出来ない機種もありますし、通信形式は当然のことながら、端末が両者の周波数帯どちらにも対応している必要があります(実際、SIMフリーとは言いながらauのSIMは使用不可とされている機種があります)ので、注意深く調べたうえで導入を検討しなければならないでしょう。

「家電批評」2016年9月号によれば、日本発売のスマホで現在2枚SIMを切り換えをせずに利用できるのは、モトローラのMoto G4 Plusのみといわれていました(ただし、これとても音声通話が2枚同時待ち受け可能というだけで、データ通信は片方だけしか使えない・au回線の利用にはやや制限があるなどの問題があります)が、近年はSIMフリースマホの新しいトレンドとして「DSDS」(デュアルSIM・デュアル待ち受け)が提唱されるようになり、HUAWEI Mate 9やFREETEL SAMURAI KIWAMI 2、ASUS ZenFone 3などのハイエンドモデルにて対応機種は増加しつつあるようです。

公衆無線LANは「使える」のか?


・数年前に比べると、公衆無線LANスポットをめぐる環境は芳しくない印象があるのだが?
・当たり前の話だが、「公衆無線LANスポットが生活圏内にあるかどうか」で公衆無線LANの有用度は大きく変わる

・個人的には、現在のサービス中では「docomo Wi-Fi一択」だと思っている
・「通信容量を節約したい」という観点では、公衆無線LANサービスよりも「高速・低速切り替えが出来る」業者を選んで、必要なときだけ高速設定にするというのが使いやすいのでは?

1)当然ながら、公衆無線LANは場所に制約される
「格安SIM」の台頭によって、安価に利用できる通信容量が拡大してきているこんにち、以前に比べると公衆無線LANのサービスについては話題にのぼらなくなったように思います。かく言う私も、数年前までは行きつけのお店を選定する際に「自分が利用している公衆無線LANのサービスをサポートしているかどうか」が基準の1つとなっていましたが、いくつかの「格安SIM」業者を利用するようになって通信容量のことが気にならなくなってからは、あまりこだわらなくなりました^_^;A。

しかし、特に「低速だが使い放題」の形態のみで「格安SIM」を利用しているようなユーザーの場合など、公衆無線LANのサービスを併用出来るかどうかが使用感に大きな影響を与えるケースは依然存在します。ここでは、主として「格安SIM」との併用という観点から、公衆無線LANサービスについて言及したいと思います。

当たり前の話ですが、公衆無線LANサービスが有益になるかどうかは、自分の日常の活動圏内に、自分の利用している公衆無線LANサービスのスポットがどれだけ存在するかにかかってきます。残念ながら、東京・横浜・川崎といった首都圏内を主とした活動範囲にしている私であっても、わざわざ公衆無線LANスポットに合わせて行動しないかぎり、公衆無線LANのサービスを充分活用できないという制約を感じます。「どこでも使える」には程遠い感があります。

加えて、一旦そのスポットを離れてしまったら通信が切断されてしまうということにもなりうるし、公衆無線LANのスポットに入ってから接続するまでのタイムラグも発生することが多いでしょう。そういった制約のためもあって、私は公衆無線LANのサービスへの関心が薄れるようになりました^_^;A。しかし、「長時間滞在するような場合」や「PCなど、SIMを挿せない機種での利用」といったケースでは、「格安SIM」を挿したモバイルルータなどよりも公衆無線LANの方がメリットが出てくることもあるでしょう。

2)こんにちでは、「高いけど使える場所の多い」docomo Wi-Fi一択だろう
数年前に比べると公衆無線LANをめぐる環境が悪くなっているためもあって、特定の施設などが独自で提供しているサービスを除き、定期的な契約で利用する形態の公衆無線LANのサービスについては、こんにち「高いけれど使える場所の多いdocomo Wi-Fi」と「安いけど使える場所の少ないその他のサービス」の2択になっているように思います。

ドコモ、au、ソフトバンク、いずれの従来キャリアも、自分のところの契約者向けにWi-Fiスポットを利用できるサービスを提供していますが、Wi-Fiスポットの利用単独での契約も可能なのは実質ドコモだけと言えるでしょう。
(ソフトバンクもいちおう利用可能ではあるようですが、1日だけの利用で税込504円となってしまうため、継続的な利用には向かない内容かと思います)

ドコモでは、自分のところでの回線契約を持っていない人でも、月額1,620円(税込)にてdocomo Wi-Fiのみの契約が可能であり、かく言う私も利用しています。ほかの公衆無線LANサービスが月額数百円レベルであるのに比べると「高い」と思う方も多いでしょうし、「格安SIM」業者で月5~6GBの契約を1件できるレベルなので評価は分かれるでしょうが、利用できるスポットの多さやPCでの利用などの面も勘案すると、私は妥当なところだろうと考えます。ただ、二重ログイン(複数の端末での同時アクセス)が出来ないのが、金額を考えると残念です。

3)「通信容量の節約」という観点では、公衆無線LANよりも「高速・低速切り替え」サービスの利用が便利では?
もちろん、自分の行きつけが、安い金額で利用できる公衆無線LANのサービスに対応している場合は、そこを利用するのがベターですが、個人的には1つのサービス単独の契約で行きつけをカバーするのはなかなか難しく、数箇所併用になってしまうのが現実ではないかと思います。個人的には、こんにち通信容量の節約をしたいといった場合では、公衆無線LANのサービスを利用するよりも、IIJmioなどが採用しているような「スイッチのオン・オフによって高速・低速の切り替えが出来る」サービスを活用して、必要なときだけ高速設定にするといった方法を選ぶのがより便利なのでは?という気がします。

 

IP電話アプリは「救世主」たりえるのか?


・いまのところ利用頻度は低いが、音質面ではあまり不満を感じたことがない。しかし、着信への対応ではいまいち信頼度が高くない
・ほとんどのIP電話アプリは定額制ではないので、通話が多い人向きとはいえないだろう。「1ヵ月3時間ぐらいまで」が目安か
・プレフィックス番号付加によるサービスが普及し始めているこんにち、料金面でのメリットは薄れてきている
・NifMoのかけ放題サービスは、別途音声対応SIMカードでの契約が必要なので、ドコモやソフトバンクの5分以内の通話かけ放題サービスやワイモバイルを利用した方がメリットが出る場合も。イオンモバイルの050かけ放題サービスは、より内容に納得度の高い内容となっている

・決まった相手への連絡に使うなら、LINEやFB Messengerの通話機能を使うのが現実的か
・IP電話アプリのメリットは、機種変更や解約に際しての自由度の高さか

1)「IP電話アプリ1本で」というのはなかなか難しい
「格安SIM」を使う場合でも通話のサービスを利用する場合は別途料金が発生し制約もありますので、050番号によるIP電話アプリの利用を検討する方も多いでしょう。

かくいう私もいくつかIP電話のアプリを利用しています。そもそも通話の頻度があまりにも少ないので充分な検証が出来ているとはいいがたい環境ではありますが^_^;A、250Kbpsでの利用になるSeversMan 050を除き、音質ではあまり不満を感じません。ただ、Smartalkなど、着信時のレスポンスがやや遅い?と感じるアプリもあります。また、知らないうちにアプリが落ちていて着信されず、後で不在着信通知メールが届いて気づくというケースも散見されますので、やや信頼度では引っかかります。

また、IP電話アプリの利用申し込みの際に、本人確認のため別途連絡先の電話番号が必要になるようですので、固定電話を持たず携帯電話だけ利用しているという方が増えているこんにち、完全にIP電話アプリ1本化ができるのか、それはおぼつかない気がしています。また、110番などの緊急電話やフリーダイヤル(0120)なども、IP電話アプリではかけられないようです。

2)料金面でのIP電話アプリのメリットは薄れつつある
通話料金は利用アプリによっていくらかのばらつきがあるようですが、携帯電話間での場合だと通常の通話回線での通話の半分弱になるなど、料金面での安さはIP電話アプリの魅力の1つだと言われてきました。しかし、ほとんどのIP電話アプリは定額制ではありませんので、本当に通話の多い人の場合は、IP電話アプリを利用することによってかえって高額となるおそれがあります。注意が必要です。IP電話アプリでの通話料を30秒8円とした場合、3時間で2,880円となりますので、そのあたりが従来キャリアで通話定額の料金体系を採用すべきかIP電話アプリなどの利用を検討すべきかの分岐点となるでしょう。

加えて、最近では「楽天でんわ」やフリモバの「通話料いきなり半額」、IIJmioの「みおふぉんダイヤル」など、発信時に特定のプレフィックス番号(番号非通知にする際の「184」など、発信時、相手の電話番号の前につける番号)を付加することによって、通話料を半額(30秒10円)にするサービスが普及し始めました。プレフィックス番号を自動的に付加してくれるアプリもあって、利用者がプレフィックス番号の追加を意識しなくても利用できるようにも設定出来ます。そのため、IP電話と比べると依然通話料が若干高めに出る傾向にはありますが、IP電話アプリよりも通常の通話回線で利用できるプレフィックス番号付加のサービスの方を選びたくなる人も多くなるのではないでしょうか。また、楽天モバイルでは、「楽天でんわ」利用によって5分以内の通話がかけ放題になるオプションも発表しました。これは、少なくとも料金面に関するかぎりは、従来3大キャリアの同等サービスに比べても優位性のある内容でしょう。

なお、IP電話アプリでも、ようやくかけ放題サービスが登場しました。NifMoでんわとイオンモバイルの050かけ放題です。ただし、注意しなければならないのは、NifMoでんわの方は、IP電話アプリを利用していながら契約上は音声対応SIMカードの利用が必要でありますので、通話定額に必要なコストは実際には月額1,300円ではなく、月額2,000円(どちらも税抜き)になるという点です。ドコモとソフトバンクでは5分以内の通話が1,700円(税抜き)でかけ放題となるサービスが存在し、データ通信込みの総額でもワイモバイルが10分以内2,980円(1GBプラン・税抜き)からとなりますので、通話重視の人の場合はこちらを選びたくなるかもしれません。また、通話によるデータ通信も契約容量に含まれるため、月3GBのプランで契約している場合、計算上では100時間ちょっとで契約容量を使い切ることとなります。文字どおりのかけ放題ではなく、実際に通話できる時間は契約容量と本来のデータ通信でどれだけの容量を消費しているかに依存することとなります。いっぽう、後発のイオンモバイルの方は、データ通信のみのSIMで利用可能となっているので、より自由度が高く納得度の高い内容となっています。通話によるデータ通信が契約容量として加算されるという弱みは変わりませんが、NifMoでんわよりも消費容量が半分なので、音質面が心配ながらこれまたNifMoでんわよりも有利と言えるでしょう。

ほかに、IP電話アプリを利用する際のメリットとして、「同じアプリ間・もしくは提携しているアプリ間での通話が無料になる」というものがあります。そのため、家族なり彼氏彼女、ある特定の仲間うちなどでの通話専用にIP電話アプリを利用するということも考えられなくもないのですが、最近ではこういったケースの場合、わざわざIP電話アプリを新規で利用するよりも、LINEやFacebookのMessengerの通話機能を利用することが多いのではないかと思われますので、LINEやFacebookなどを利用していない人を相手にする場合限定になってしまうのではないでしょうか。

3)IP電話アプリのメリットは機種変更や解約の際の自由度の高さ
IP電話アプリについて否定的な意見ばかり書いてきましたが^_^;A、もちろん、IP電話アプリにはIP電話アプリならではのメリットがあります。それは、機種変更や解約などへの対応の自由度の高さです。

「格安SIM」業者であっても、通話できるSIMを選択する場合は、2年まではいかなくとも、ある程度の最低利用期間が存在していてそれに反する場合は違約金を払わなければならない・あるいはMNP転出をする場合に高額の手数料を払わなければならないというケースが多いようですが、「格安SIM」業者でデータ通信のみの契約・IP電話アプリの利用契約はともにそのような制約がほとんどの場合ありませんので、どちらもよりよいサービスがあれば移行しやすいといえるでしょう。もっとも、IP電話アプリの場合、MNPのようなサービスは存在しないようですので、周囲に面倒をかけるというのはあるかもしれませんが。

機種変更については、もっと敷居が低いです。新しい端末で利用しているIP電話アプリをダウンロードして、アカウント・番号といったものの設定をするのみで切り替えが出来ますので、業者等の手を煩わせなくて済みます。こういった面を重視したい人にとっては、プレフィックス番号付加のサービスよりもIP電話アプリの方が魅力的でしょう。

4)自分の利用しているIP電話アプリについて
最後に、自分の利用しているIP電話アプリについて付記しておきます。こんにち050 plus、LaLa Call、SMARTalk、Biglobeフォンといっためぼしいアプリは試していますが、いずれの場合も知らない間にアプリが落ちていたりして、着信しても「電話がありました」メールが飛んでくるだけになってしまうケースが散見されました^_^;A。

このうち、SMARTalkを公式アプリとしているIP-Phone Smartは、ドメインなどSIPアカウント情報を知ることが出来るのでAndroid標準の電話アプリにてインターネット通話の設定をすれば利用可能となります。Android4.xの機種の通話設定に「インターネット通話(SIP)の設定」という項目があり、そこでアカウントの設定が出来ます。なお、IP電話アプリ以外の電話と通話したい場合、ここの「通話方法」で「ネットワークアクセスでSIPを使用」という項目を選択する必要があるようですが、Android4.4.2のスマオフacer Liquid Z200だと該当の項目が見当たりませんでした。

IP-Phone Smartは基本料金がかからないというのも魅力ですが、1年間請求ゼロだと解約扱いにされる可能性があるようなので注意が必要です。

「格安SIM」だと、やっぱりAndroidなの?


・いまのところ、やはりAndroidスマホがもっとも選択肢が多い
・iPhoneは当面「格安SIM」で使うメリットが少ない。iPhoneとAndroid2台持ちするなら、iPhoneを従来キャリアで通話用・Androidを「格安SIM」データ通信用がおすすめ
・Windows Phoneは国内SIMフリースマホを購入するのが望ましい
・この分野は、近い将来環境が激変していく可能性大

「格安SIM」という通称から、つい通信費に注目されがちな「格安SIM」業者ですが、「キャリアに拘束されずに、自分の使いたい端末を使いたい」というニーズを満たしてもらえる可能性も、「格安SIM」業者の魅力です。

2015年5月以降発売の機種に関してはSIMロック解除への対応が義務化されるというのもあり、将来的にはこの自由度が大きく高まるでしょう。しかし、当面はまだいろいろな制約があるといえます。ここでは、スマホの使用感に大きな影響を与えるであろう、OSと「格安SIM」との関係について言及します。

1)現状では、やっぱりAndroid
将来的には大きく変わってくる可能性が大ですが、いまのところはAndroidスマホが格段にバラエティに富んでおり、かつ「格安SIM」に最も適しているといえます。

SIMフリーで売られているスマホはたいていAndroidであり、「格安SIM」で利用できるNTTドコモのスマートフォン・auのLTE回線のスマートフォンもたいていはAndroidスマホでしょう。お値段も(中古を含め)お手頃なものから揃っています。

2)iPhoneは「格安SIM」で使うメリットが少ない
ここでは「iPhone」と書きますが、同じくiOSを利用しているiPadも大きく状況は変わらないと思います。
iPhoneが「格安SIM」向きでない理由には、以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • SIMフリー版のiPhoneが高いのに比して、従来キャリアでiPhoneを新規契約すると、MNPの際のキャッシュバック等なんらかの割引サービスが期待できるので、「格安SIM」導入によるコストダウン効果が薄れる
  • 「格安SIM」業者はたいていドコモ回線を利用しているが、ドコモはソフトバンクやauに比べてiPhone投入時期が遅れたため、まだドコモ版iPhoneの中古は全般的に高価である
  • 早くからiPhoneを投入していたソフトバンクのスマホは、ほとんどが「格安SIM」業者では利用できない環境にある
  • au回線を利用している「格安SIM」業者ではLTE回線しか利用できないため、iPhone4Sまでの機種は使えない。さらに、iOS8.x以降のiPhone5s/5cではデータ通信が出来ないという問題まである。
    (iPhone5はLTEのはずだが動作確認端末リストには含まれていない。iPhone6以降についてはmineoのみ対応)

こんにち、ドコモ版iPhoneが登場から2年を経過したため今後は中古市場で数多く出回るようになる可能性があり、今後もう少し状況は改善されるかもしれません。

従来キャリア版のiPhoneのSIMロックを解除して「格安SIM」などで使おうとする試みも、マニアの間では行なわれており、それを請け負う業者も存在します。ウェブ検索してみるとさまざまな方法があることが分かりますが、素直にSIMフリー版もしくはドコモ版を買ったほうがよかろう^^;というような高価なものやら、iOSのバージョンを下げなければ解除できないといった本末転倒だろうと思われるものも散見されます。

もっとも導入しやすい方法は、「格安SIM」に、iPhoneに対してロックされているキャリアのものと思い込ませる基盤を抱かせるというものです。通称「SIM下駄」といわれるものです。iPhone3GS以降のものは入手可能であり、Amazonなどでも売っていますが、通信方式がLTEに変わったiPhone5以降は日本国内で利用できないものに限られていたり、かなりハードルが高くなっているようです。成功例も散見されますが、粗悪品のレポートも多く、Amazonで入手する場合は購入者のレコメンドをチェックすることが必須といえるでしょう。実用上はほぼiPhone4S限定と考えた方がいいかもしれません。

かくいう私もiPhone4Sにて利用していますが、「データローミング」を常時ONにしておかないと通信できないという問題点があります(この設定がONであると、日本は島国なので国内のみで利用する場合はリスクが低いですが、特に海外で利用する場合など、予期せぬ回線と接続して高額請求につながるおそれがあります)。またときどきトラブルが生じる(再起動時にアクティベートを求められる、OSアップデートが出来ない場合がある、など)ようですので、安心して他人にはお勧めできないというのが本音です。

AndroidとiOSの両方を使いたいというニーズをお持ちの方は多いかもしれませんが、その場合は、Androidを「格安SIM」によるデータ通信用として、iPhoneは従来キャリアによる通話定額の料金体系を利用したほうが、いろいろな面で安心でしょう(私は逆になってますけどね^^;)。

3)Windows Phoneの並行輸入品は使用のリスクが高い
マウスコンピュータから発売されたMADOSMA Q501に加えて、このたびFREETELからKATANA 01が発売され、国内でのWindows Phoneのラインナップが少しずつ充実してきつつありますが、まだ点数では並行輸入品に及ばないというのが現状です。

しかし、日本国内で技適マークの付いていないスマホを利用することは、電波法違反となりますので、注意が必要です(並行輸入品のWindows Phoneのレビューをあげているサイトでも、ちゃんとしたところでは「自分のところは技適マークをつけるべきか審査できる資格を持っているため、使えている」といった断り書きをつけています)。Windows Phoneを使ってみたい人は、上記の国内発売の機種から選ぶのが賢明でしょう。

4)Firefox OSも、Windows Phoneとだいたい同様
Firefox OSのスマホも、技適マーク絡みで引っかかるおそれがありますので、海外のものを入手して利用するのはリスクを伴います。

ただし、auから発売されたLGのFx0は、UQ mobile・mineoどちらの「動作確認端末一覧」にも含まれています。

5)Blackberryは「格安SIM」向きではない
私自身も過去にBlackberryを「格安SIM」で運用したことがありますが、Blackberryの場合、設定等を簡便にするためにキャリアなりメーカーなりのサービスに負うところが多くなっているようです。「格安SIM」でこれらを利用するにはかなり裏技的なテクニックを要するようですので、人にはお勧めできないところです。

「格安SIM」導入までの手順(2)~いざ契約、いざ設定w


・自分の利用形態が分かれば、どの「格安SIM」業者を選べばいいか、絞り込める
・同じドコモ回線利用の「格安SIM」業者でも、割り当てられている帯域の幅によって実効速度が変わってくる場合もある
・単にデータ通信をしたいだけであれば、使いながらの順次見直しでも自由度は高い。いっぽう、通話をしたい場合はいろいろと制約も多く、手続きにも時間がかかる
・開通に際しては、ハードをいじったりネットワーク設定をしたりという手間がかかるので、IT系やモバイルについて基本的な知識がないと敷居が高い

1)「格安SIM」業者を選定する
自分の利用形態が分かったら、利用する「格安SIM」業者の候補の選定にかかります。「格安SIM」業者は数多くなりましたが、

  • 自分の使用容量に適した料金プランがあるか
  • 自分の使用したい端末が使えるか
  • 複数のSIMを併用できるか
  • 通話できるSIMがサポートされているかどうか
  • 端末のセット販売があるかどうか
などのさまざまな条件を勘案すれば、候補はおのずと限られてくるだろうと思います。なお、ごく簡易的な選択項目に限られますが、日経トレンディネットに、数多くの「格安SIM」業者のなかから自分の希望する通信容量・金額に対応したプランを検索できる「格安スマホ・格安SIMかんたん比較ツール」というページがありますので、参考になるかと思います。このページでは端末セット販売の場合は「格安スマホ比較」を、SIM単体の場合は「格安SIM比較」を利用するようになっています。ちなみに、私個人は、「利用シーンが多様に出来る」「実績がある」などの点から、IIJmioがもっとも初心者向けだろうと考えています。
 
たいていの「格安SIM」業者はドコモ回線を利用しているため、どこを選んでも通信速度やつながりやすさなどの面では違いはないだろうと思うかもしれません。しかし、実際にはそれぞれの業者に割り当てられている帯域の幅の違いによって、実効速度が変わってくるのだそうです。いまのところ従来キャリア・「格安SIM」業者とも規格値でしか通信速度に言及していないケースがほとんどですが、モバイル通信全般に対して規格値と実際の通信速度との乖離がクレームとなるようになった現状を踏まえ、総務省では実効速度を掲載するよう求めるガイドラインを策定中といわれます。早ければ2015年末にもこのガイドラインは公表される見込みです。それ以降は実効速度が差別化の1ポイントとして、より明確にされるでしょう。当サイトでも自分の利用している「格安SIM」業者の通信速度の定点観測を開始しましたが、スマートフォン関連の情報サイト「スマホ辞典」など、より多くの業者を全般的にチェックしているサイトもありますので、通信速度重視の方はそういった情報をチェックしてみてください。
 
通話できるSIMの場合は、一旦契約すると簡単に解約できないというケースがほとんどですが、データ通信のみの場合は契約容量の変更や解約がしやすいという面がありますので、慎重になり過ぎず、利用しながら順次契約内容の見直しをかけていくという方法も「あり」かと思います。
 
2)利用開始まで
a.新規契約する
一部、実店舗で契約できるカウンターを持っている業者もありますが、まだ「格安SIM」業者の多くは店舗を構えてはいません。新規契約をする場合、「SIMカードの付いている新規契約のパッケージを購入して、ウェブから開通手続きをする」か、「ウェブから申し込んでSIMカードを送ってもらう」か、どちらかとなります。あらかじめウェブから使用するSIMの登録をしておかないと、APN設定をしても電波をつかまないことがありますので、注意が必要です。
 
データ通信のみ(SMS機能が付いている場合を含む)の場合は、パッケージを購入してウェブから申し込み手続きをすれば即日利用が可能な場合もありますが、音声通話付きのSIMの場合は、本人確認手続き(運転免許証などの画像をウェブからアップロードして送付)がいるのでたいていは利用開始まで数日かかります。MNPは対応しているところもありますが、多くの場合数日間まったく利用できなくなるタイムラグが生じるので、やはり不便です。
 
b.スマホ等の設定をする
私自身はスマOFFで新規契約をした場合を除きSIMカード単体でしか入手したことはありませんが^^;、SIMカードと端末を同時購入した場合でも、SIMカードは端末には挿入されず、別個に届くようです。SIMカードを切り取って端末に挿入し、ネットワークの設定をする必要があります。このあたりは、ITやモバイル系に疎い人には敷居が高いかもしれません。
 
Androidスマホの場合は、バッテリのカバーをはずすとSIMカードの挿入口も分かる場合が多いですが、iPhoneの場合は、脇の穴にクリップの先などを挿すとSIMカードのトレイが飛び出してくるといった感じになっているようです。詳細は書ききれないので、それぞれの機種についてウェブで調べる必要があるでしょう。
 
SIMカードを挿入した後は、スマホ等を起動して、ネットワークの設定をする必要があります。
 
Androidの場合、「設定」の「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」のところで、新しいAPNを設定します。「APN」「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」など、「格安SIM」業者のサイトに掲載されていたり新規契約のパッケージに同封されていたりする内容に従って、設定していきます。これはいささか面倒ですが、もともとSIMフリーで売っているスマートフォンの場合は、主要な「格安SIM」業者の設定があらかじめ保存されていて、契約した業者をラジオボタンで選択するだけで設定完了できる場合もあります。
 
auから出ているスマートフォンの場合、APNに相当するものとしてCPAというものを設定するようになっている機種があります。その場合は、「モバイルネットワーク」のところで、「アクセスポイント名」の替わりに「高度な設定」を選択し、「CPA設定」のところを選びます。この際、「CPA接続」にチェックが入っていたり、WiFiがONであったりすると、設定が出来ませんので、注意してください。名称は異なりますが、「APN」「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」など、設定する項目は変わりません。設定項目を保存したあと、「CPA接続」にチェックを入れると、接続が開始されます。
 
(Androidの場合、バージョンやハードのメーカーの違いによって、設定箇所の名称が若干異なってくることもありますが、大体同じような名称のところを選べば、設定の方法は同様になっています)
 
iPhoneの場合、「設定」→「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」のところで、Androidの場合と同様に設定する箇所があります。WiFi接続して、接続に必要なプロファイルをダウンロードして適用することで利用できるようになる場合もあります。
 
Windows Phoneの場合、「設定」→「ネットワークとワイヤレス」→「携帯ネットワークとSIM」というところで利用できるSIMの設定が出来ます。SIMの設定のなかに「インターネットAPN」という同様な設定をする項目があります。
 
タブレットはたいていOSが同じなのでスマホと同様の手順となりますが、WiFiルータの場合は、端末そのものを操作するのでは設定できないことも多いです。SIMカードを挿してから、WiFiルータを起動して、パソコンをルータにWiFiで接続し、ルータの管理画面にアクセスして、スマホ同様の項目を設定するのが一般的なようです。

「格安SIM」導入までの手順(1)~まず自分を知ろう


まずは自分のスマホその他の利用形態を見極めること
・毎月どの程度の容量を使っているのか
・通話は多いのか
・スマホ単体なのかタブレットやWiFiルータ併用なのか
・手持ちの端末をそのまま使いたいのか新しい端末が欲しいのか
…etc 

「格安SIM」への切り替えを検討する場合、まず重要なのは、自分のスマホ(またはタブレット・WiFiルータなど)の利用形態がどうなっているのかを把握することです。多種多様な「格安SIM」業者と、その契約形態のなかから、最適な選択肢を選定する(あるいは、従来キャリアと付き合いつづけると考え直す・もしくは両者併用すると決める)ためには、まず自分を知りましょう。
 
1)自分が毎月どの程度の容量を使っているのか知りましょう
自分の通信量の目安を知るためには、自分の使っているスマホの設定をチェックするのが手っ取り早いです。
 
Android4.xの場合
「設定」→「データ使用(量)」をチェック
自分の使っているアプリがどれだけ通信しているのか、細かいチェックが出来ます。 使用量が一定の量を超えた場合に警告を出す設定も可能ですので、「格安SIM」利用時に限らず、有益です。
 
iOSの場合
「設定」→「モバイルデータ通信」で「モバイルデータ通信の使用状況」をチェック
iOSの場合、デフォルトでは、あくまで統計情報のリセット後からの累積の通信量しか分からないので、「一定期間でどれだけ使ったのか」が分かりにくいです。
1ヵ月の使用状況を見るなら、リセットして1ヵ月後にチェックするなどの工夫が必要です。
自分の使っているアプリがどれだけ通信しているのかチェック可能な点は、Androidと同様です。
 
Windows10 Phoneの場合
「設定」→「ネットワークとワイヤレス」→「データ使用状況」をチェック
「使用状況の詳細」を確認することによって、AndroidやiOSと同様、自分の使っているアプリがどれだけ通信しているのか、細かいチェックが出来ます。 データ通信量の上限を設定することも可能です。
 
通信量を確認するアプリを導入すると、より詳細なチェックが可能となります。いまのところWindowsPhoneではそういったアプリを見つけられていませんが、Androidでは「通信量モニター」・iOSでは「通信量チェッカー」というアプリを利用しています。なお、これらは単にそれぞれのアプリ検索で上位に出たものをインストールしたというだけで、特にほかのアプリと比較して選定したものではありません^_^;A
 
その他、自分の利用キャリアの「マイページ」などから、請求情報などをチェックすることで、1ヶ月の合計の通信量を把握することも出来ます。
 
2)通話状況を確認しましょう
Androidにおいては「設定」→「通話設定」における「通話時間明細」、iOSにおいては「設定」→「モバイルデータ通信」における「通話時間」という項目もありますが、いささか不親切なので、自分の利用キャリアの「マイページ」などから請求情報をチェックするのがいいでしょう。
 
「格安SIM」業者における通話料はたいていの場合30秒20円ですが、IIJmioではプレフィックス番号(電話番号を非通知にしたい場合の「184」など、かける相手の電話番号の前に付加する番号)を付けることによって、30秒10円になるサービスを始めています。人によってはそれでも通話定額に及ばないかもしれませんが、「格安SIM」で通話をする間口を広げる効果はあるでしょう。なお、IIJmioでは自動でプレフィックス番号を付加するアプリも提供しています。
 
(「楽天でんわ」やフリモバの「通話料いきなり半額」も仕組みは一緒ですが、これらは楽天モバイルなりフリモバなりのユーザーでなくても利用可能である替わり、利用するためには別個で申し込む必要があるようです)
 
別項でも言及していますが、「格安SIM」業者を利用する場合、通常の料金設定では1時間通話すると2,400円。プレフィックス番号を付加して通話するサービスを利用すれば2時間で2,400円という計算になります。毎月これ以上の通話をしている場合は、従来キャリアで通話定額の料金体系のものを選ぶか、「格安SIM」業者はデータ通信用と割り切って併用する形をとったほうがいいでしょう。
 
3)スマホ単体か、タブレットやWiFiルータ併用か
IIJmioのファミリーシェアプラン、DMMモバイルの8GB&10GBプランなど、大容量プランの場合は、複数のSIMカードを利用して契約容量をシェアすることが可能です。IIJmioでは「ファミリーシェアプラン」と呼んでいますが、一方が多く使うともう一方が割を喰うという関係になりますので^^;、むしろ、同一人物がスマホとタブレット、あるいはWiFiルータを併用する場合向きといえます。
 
4)手持ちの端末をそのまま使いたいのか、新しい端末が欲しいのか
手持ちの端末が「格安SIM」で使える条件を満たしていないかぎり、これには選択肢が存在しないこととなります。 まず当サイトの「『格安SIM』で使えるスマートフォン」などをチェックし、もし利用できない場合は、新規で端末を購入するのを検討する必要があります。
 
最近では、SIMカード単体だけでなくSIMフリーのスマートフォンをセットで販売する「格安SIM」業者も多くなりました。同時購入を利用するのは手っ取り早い手段ではありますが、端末代に初期投資をする必要が出てきます。
いっぽう、分割払いを選択する場合は、「その割賦代金が毎月の通信料に加算される」「仮に2年以内でその業者と契約解除した場合でも端末の割賦代金のみは支払わなければならないので、実際問題として従来キャリアにおける2年しばりと大差ない結果に陥る可能性がある」ため、「格安SIM」を選択する必然性が薄れるおそれがあります。
 
端末の購入費用を最小限にとどめるためには、中古のスマホの購入も検討しましょう。私個人は、ちょっと古いスマホが安く売っているブックオフが好きですが、ブックオフに限らず、中古スマホの販売業者は必ずしも「格安SIM」での利用を前提として販売しているわけではありませんので、購入する前に「格安SIM」で使える機種かどうかはあらかじめ自分でチェックしておく必要があります。

「格安SIM」データ通信4つの利用形態


・「契約した容量を使い切ったら低速に」というよくあるパターンのほかに、「高速定額」「低速・廉価」「プリペイド」という選択肢もある
・「高速定額」であっても、利用状況によっては一時的な速度制限が課される場合もある

・「低速・廉価」なプランは以前よりありがたみが薄れたが、安い維持費でサブ端末をキープしておきたい場合には価値あり
・「プリペイド」は「お試し」「短期的な利用」にメリットはあるが、継続的に利用するなら通常の契約に切り替えたほうが割安

近年「格安SIM」業者が続出するにつれて、「契約した容量までは高速で、それを使い切ったら低速に」というタイプの、従来キャリアでもおなじみの料金体系が主流となりました。

しかし、「低速ではあるが安価な定額制」「プリペイド」など、利用形態に応じて、「格安SIM」業者では多様な選択肢が存在します。自分のスマホの利用状況を確認したうえで、最もふさわしい契約内容を選びましょう。

選択肢が多いために、逆に迷うということがあるかもしれません。しかし、「通話」「端末同時購入」といった条件が加わらないかぎり、単にデータ通信をするだけであれば、契約内容の変更や解約に自由度の高いのが「格安SIM」の強みです。使いながら見直しをかけていくという、PDCAな試みをしていくのも「あり」でしょう。

1)「契約した容量までは高速」の場合
従来キャリアでもよくある、「毎月契約した容量までは高速で、それを使い切ったあとは低速に」というプランが、「格安SIM」業者でもとられるケースが昨今は多くなりました。

しかし、OCNモバイルONEなど、「1日あたりで契約した容量までは高速」というプランを提供しているところもあります。OCNの「1日あたり110MB」コース(月額900円)は、「1ヵ月あたり3GB」コース(月額1,100円)よりも割安になっています(いずれも税別。2015年5月時点での情報)。毎日コンスタントに利用する場合には、有効な選択肢と言えるでしょう。

また、IIJmioのように、「クーポンスイッチをONにしていれば高速・OFFにしていれば低速」という形で、契約容量を節約できる場合もあります。SNSを見たりメールの送受信をしたりする程度の際はOFFにして、動画を見たりダウンロードしたりする場合のみONにするといった利用法をすれば、クーポンスイッチがOFFの場合は契約容量中にカウントされませんので、限りある契約容量の有効活用が可能となります。

2)「高速定額」の場合
b-mobile、U-mobileなど、「高速で使い放題」をうたっている「格安SIM」業者もあります。ぷららモバイルLTEのように、「速度は3Mbpsである替わりに使い放題」というケースもあります。価格を見ても、「格安SIM」にしては高いなという程度で、魅力的でしょう。

ただし、注意事項で「他者に影響を与える大容量通信には一時的な通信制限を課す場合があります」と書かれている場合もありますので、文字通りの勝手気ままが許されるとは受け取らないほうがいいでしょう(これは「高速定額」に限らない話ですが)。また、実際の通信速度をチェックしてみると、「言うほど高速ではない」というのが現実のようですので、速度重視の方はあらかじめスマートフォン関連情報サイト「スマホ辞典」など、実際の通信速度の調査結果を掲載しているサイトをチェックしてみたほうがいいでしょう。自分の契約しているごく一部の業者に限られますが、当サイトでも定期的に速度計測の結果を紹介しています。

3)「低速・廉価」なプランの場合
「格安SIM」が話題になり始めた当初は、この形態が目立っていたという印象でした。200~250kbps程度でしか利用できない替わり、1ヵ月あたりでのデータ通信の基本料金が500円程度で済むというプランです。こんにちではServersMan SIM LTEやWIRELESS GATEの480円プラン、楽天モバイルのベーシックプランなどが代表例です。以前は「低速だが使い放題」というような表現がされていたように記憶しておりますが、実際には3日あたりでの通信容量制限がされている場合がありクレームがついたためか、「使い放題」という表現は見られなくなったようです(ServersMan SIM LTEでは速度切り替えサービスも導入していますが、容量あたりの金額が割高なので、低速専門と割り切ったほうがよいです)

200~250kbps程度でも、SNSやスマホサイトをちょっと閲覧したりメールの送受信をしたりするぐらいであればさしたる支障もないため、古くなったスマホをサブ端末として安く(月500円程度)維持するうえでは有効ではあります。

もっとも、昨今ではDMMモバイルやDTI SIMなど、月1GBのプランを700円弱で提供する業者も出てきており、かつてよりはありがたみが薄れてきている感があります。

4)「プリペイド」の場合
「1日あたり50MBまで20日間」「2GBを使い切るか3ヵ月間まで」といった、期間限定のプリペイドのサービスを、OCNモバイルONEやIIJmioなどでは用意しており、家電量販店などで売られています。

通常開通手続きにかかる初期費用プラスアルファ程度の金額で一定期間利用でき、期間終了後は手続き不要で自然解約となるため、気軽に導入しやすいというメリットがあります。

また、気に入った場合は、OCNモバイルONEでもIIJmioでも、一定期間経過後に追加のパッケージを購入することによって、継続的に利用していくことが可能です。しかし、やや割高となってしまうため、継続して利用したい場合は、安い月額料金プランに移行するほうがベターです。どちらも月額料金プランに移行することが可能です(一部例外あり)。

 

 

 

「格安SIM」によって通信費のコストダウンを実現できる一例


・ポイントは、「端末への投資を最小限にする」と「適切な通信容量選び」
・「自分が毎月どの程度の通信量なのかチェックしておく」は必須

・すでに自分が利用している端末を「格安SIM」に差し替えるケース
・従来キャリアを通話メインの必要最低限のプランとして、別にデータ通信メインの「格安SIM」機種を併用する2台持ち体制によるケース

ここでは、「格安SIM」を導入して通信費のコストダウンが実現できる場合を、自分が利用している例に基づいて紹介します。

1)すでに自分が利用している端末を「格安SIM」に差し替える
すでに自分の利用している端末が「格安SIM」を利用できるものであることが条件となりますが、端末の代金を完済していれば新規で端末に投資をする必要がありませんので、「格安SIM」業者の提示する安い価格のみで引きつづきスマホを維持していくことが可能となります。

「2年利用して端末の代金は完済したが、愛着もあるしまだこのスマホを使いたい。しかし、また2年契約してもそこまでもつのか不安だ」といった場合、「格安SIM」に切り替えるというのも有効な選択肢です。

ただし、データ通信のみであれば契約期間のしばりは大抵ありませんが、通話もしたい場合、2年まではいかなくとも最低契約期間が存在し、それに反する場合は契約解除の手数料が発生します。その最低契約期間および解約の手数料は「格安SIM」業者によってまちまちですので、それぞれの業者のサイトをチェックしてみてください。

実例
・イーモバイル(現在のワイモバイル)にてスマートフォン+PocketWiFiを契約し、毎月スマートフォンに約5,500円+PocketWiFiに約4,500円の合計10,000円程度を支払っていた

→IIJmioのファミリーシェアプラン(SIM3枚まで利用可能で合計10GBまで)に変更して、月額3,500円(ただし通話代別途)程度に削減

※ただし、利用できる容量がそれぞれで7GB+7GBだったところが、合計で10GBとなっている
※通話に利用する場合は別途通話代が加算されることとなるが、イーモバイル時代もIIJmio移行後も、スマホではほとんど通話していないので、影響を受けていないという面がある^^;

2)通話メインの機種とデータ通信メインの機種の2台持ち
「格安SIM」業者の場合、通話料は使った分だけ払うこととなるため、通話の多い人にとっては「格安SIM」を利用することがメリットにつながらないケースもあります

(ただし、いわゆる「格安SIM」業者の定義に入らないと思う人もいるかもしれませんが、ワイモバイルのSIMカード単体のプランだと、1回あたり10分以内の国内通話が300回まで無料という、通話の多い人向きになっています)

そのような人の場合、スマホでなくてもガラケー・PHSなども含め、通話定額の料金体系の契約による端末を通話用に用意して、データ通信用の端末を「格安SIM」によって併用すれば、トータルでは通信料がコストダウンできるケースもあります。また、バッテリの持ち具合の面からも、2台持ち体制は有利であるといえます。

実例
自分はワイモバイルでスマホの契約があるが、月7GBのプランだと月額5,980円になってしまう

→ワイモバイルの端末は月1GBのプランとして月額2,980円(上記同様の通話定額のサービスを含むため、こちらを通話メインとする)。
別に、データ通信用の端末を、BIGLOBEの月6GBのプランにて導入(月額1,505円)。
合計での容量は7GBのままだが、月額は両者合計で4,485円となる

※いずれも税別。ワイモバイルのスマホプランは、契約25ヵ月経過後やソフトバンクモバイルからのMNP転入の場合など、1,000円出費が増えるケースもあるので注意。