カテゴリー別アーカイブ: 格安SIM業者レビュー

「格安SIM」業者レビュー(9)-mineo


・au回線使用の「格安SIM」業者のパイオニアというイメージゆえか、「格安SIM」業者内でのシェアはそこそこ高い
・通話定額オプション対応への立ち遅れがあったが、ついに5分以内かけ放題オプションに参入し、弱点は解消された。ただし、UQ mobileに比べるとVoLTE対応に不安が残る。また、契約容量の少ないプランが設定されているので、通話・データ通信ともあまり使わないライトユーザーか、ドコモ回線やソフトバンク・ワイモバイルなどを別に契約している人がサブ回線として持っておくのに適しているという印象
・使用端末の問題等もありそうだが、速度面ではあまり速いとは感じられない印象。逆に極端に遅くなるということもあまりないようだ。節約モードがかなり優秀であると感じる

既報のとおり、2016年11月にmineoとOCNモバイルONEを増強しましたが、まずmineoの方のレビューを書きたいと思います。

サービス開始当初のmineoは、希少なau回線使用の「格安SIM」業者でしたが、その後ドコモ回線の「格安SIM」も提供するようになりました。こんにちではIIJmioも同様になりましたので、唯一の存在とは言えなくなりましたが。ドコモ回線の「格安SIM」を多数利用している私は、もちろんau回線(Aプラン)を契約しています。容量は3GBで、データ通信のみのプランです(もっとも、au回線使用の「格安SIM」業者はSMSがデフォルトで付いてくるので、ドコモ回線「格安SIM」業者でいうSMS付きデータ通信SIMにあたります)。

最初のau回線使用「格安SIM」業者というインパクトがあるのか、「格安SIM」業者シェアの中ではトップクラスに入るmineoですが、昨今流行りの通話定額オプション対応で立ち遅れがあったため、やや物足りなさを感じる人が多くなっているのではないか?との不安を感じていました。しかし、ようやく5分以内かけ放題オプションへの参入が表明され、この面でのデメリットはほぼなくなりました。もっとも、通話アプリを利用する内容なのでプレフィックス番号を付加する仕組みが利用されているものと思われ、UQ mobileに比べるとVoLTE対応の面で危惧が残るように感じられます。

いっぽう、データ通信の面ではどうでしょうか。いちおう10GBプランが設定されるようになったので、ある程度ヘビーユーザーの受け皿たりえる要素は出てきました。料金設定面ではほぼ標準的な金額と思われますが、他ではあまり見られない月500MBプランというものが設定されていますので、あまりデータ通信をしないライトユーザーもしくは2台目需要を想定しているように感じられます。もっとも、これとて、500MB・1GB・3GBそれぞれのプランの料金差を考えれば、本当に存在意義があるのか、首をかしげる内容です。100円でも200円でも安い方がいいという人なら選ぶのかもしれませんが。

総括してみると、とりあえず回線をキープしておきたいライトユーザーか、ドコモ回線もしくはソフトバンク・ワイモバイルなどのユーザーがau回線も使えるようにしておきたいというような需要に向いているような印象ですが、通話面でもデータ通信面でも、ある程度までのヘビーユーザーのニーズに応えられる内容になってきているように思います。基本的なオプションはそれなりに充実していると思います。

さて、私的な速度計測結果によるmineoの印象ですが、使用端末のAndroidバージョンの関係で他の端末と同じ計測ソフトを利用していないので一概には言えないのですが、さほど速いとは言えない印象を持っています。使用端末のスペックにも問題がありそうなので、このあたりは断言出来ないところです。とりあえず一部のドコモ回線使用の「格安SIM」業者のように、極端に遅くなるようなことはいまのところないようです。私は通常mineoスイッチをOFFにして使用していますが、これはなかなか優秀です。Google Play Musicを聴いていても、大抵の場合は違和感なく聴けるレベルです。UQ mobileが「ターボ機能OFFでSNSも音楽も使い放題」みたいなキャッチコピーを使っているのには違和感を感じるレベルなのに比べると、mineoこそこのキャッチコピーを使うのにふさわしいという気がします^^;

「格安SIM」業者レビュー(8)-Freetel


・通話かけ放題のFREETELでんわ、LINEなどのメッセージアプリの通信を課金対象外とするサービス、W増速マラソンなど、果敢に攻めているという印象。反面、玄人受けするが、素人には敷居が高いという印象を与えるのか?
・平日の昼間でも「格安SIM」とは思えない通信速度を維持しているなど基本的な面では優秀だが、付随的なサービスやサポート面で弱点を感じる
・SIMフリースマートフォンの製造元でもあるが、個人的には相性いまいち。製造コンセプトには面白いものがあるので、今後に期待

ひさびさの、自分が利用している「格安SIM」業者レビューです。昨年末に契約していながらレビューがずっと延び延びとなっていたFreetelについて、ようやく書きたいと思います。

これまでFreetelは1ヶ月に使ったデータ容量に応じて課金するという形態をとっていましたが、最近ほかの「格安SIM」業者でも一般的な、月で高速通信できる容量が決まっている「定額プラン」が追加されました。また、AppStoreからのダウンロードには課金をしないというFreetel SIM for iPhoneが別にあります。これは料金的には通常のプランと変わらない内容なので、SIMフリー・もしくはドコモのiPhone5s/5c以降の機種を使いたいという人はこちらを選んだ方がいいでしょう(iPadも対応しているようです)。私は、このFreetel SIM for iPhoneにてドコモのiPhone5Sを、通常のプランにてgeaneeのWindows10 Phone WPJ40-10を使用しています。どちらもデータ通信のみのSIMで「使っただけ安心プラン」です。

最近発表されたFREETELでんわによる5分以内もしくは1分以内の通話かけ放題はかなりのインパクトを感じましたが、そればかりではなくLINEなどのメッセンジャーアプリでのテキストメッセージやスタンプの送信を課金対象外にするサービス(これは既存ユーザーに対しても自動適用されているとのことです)、新規ユーザーに対してMNPかそうでないか・端末購入かそうでないかに応じて3ヵ月~1年間毎月1GB分の通信料を無料にするというキャンペーンを展開しているなど、最近のFreetelは果敢に攻めているという印象があります。その後通話かけ放題は「10分以内」に拡充され、ついに時間についてはワイモバイルと肩を並べるに到りました。

同様に、通信速度の面でも、「W増速マラソン」というキャッチコピーを謳い、ユーザー数増加に応じた設備増強を進めているようです。通例、「格安SIM」というと、始めは実効速度が速くても、それが評判となってユーザー数が増えてしまえば混み合って並みの「格安SIM」業者になってしまうというパターンがほとんどと言われますが、Freetelについては、平日の昼間都心で速度計測してみても、いまのところほかの「格安SIM」業者とは段違いの速度を維持しています(ただし、時間帯によってスピードテストの結果がよく出るようにされている疑惑がもたれているようです)。

こう書くといいことずくめのように感じられるFreetelですが、付随的なサービスとかサポート面で弱点があるように感じられます。例えば、ほかの「格安SIM」業者では比較的手続きが容易なデータ通信SIM・SMS機能付きSIM・音声通話SIM間の契約の切り替えが出来ないようです(「よくある質問」中でこの項目が見つかりませんでしたが、確か「一旦解約しなければならない」といった回答をどこかで見た記憶があります)。Wi-Fiや自宅回線とのセットとかポイント優遇とかいった要素もないので、玄人受けはするけれどもモバイルマニアでない層には敷居が高く感じられるということでしょうか。最近見かけた「格安SIM」に関するアンケートにて意外とFreetelの利用率が低かったのは、新興の歴史が浅い会社で知名度が低いほかにこういった面があるためなのかもしれません。

こういった要素のほか、使用容量によって毎月の支払金額が変動する料金プランが存在するので、個人的にはメイン回線として利用するよりも、サブ回線向きかな?と思っています。特に、auもしくはソフトバンク(ワイモバイル含む)をメインに使っているユーザーが、サブとしてドコモ回線でも利用できる端末を持ちたいというような場合には「使っただけ安心プラン」で利用するのをお勧めしたいように思っています。「定額プラン」はほかでも一般的な「格安SIM」利用のプランであり、料金的にも特に安いようでもないので、とりたてて言うほどでもないような気がします。強いて言えば、50GBプランまであるのが強みなのかもしれませんが、これとて10GBプラン以上は容量当たりの単価があまり割安とはいえない内容なので、10GBで2~5台使う方が現実的ではないか?と思ったりします。

Freetelブランドを展開しているプラスワン・マーケティングは、SIMフリー端末の製造元でもあります(現在はスマートフォンだけのようですが、過去にはWi-Fiルーターやガラケーの製品もありました)。製造コンセプトが面白そうなので自分でも買ってみたことがあるのですが、相性が悪いのか、自分にとってはいまいちでした^^;。初代Prioriは小型なのに惹かれて買ったもののスペックが低すぎて実用的でありませんでしたし、Windows10 PhoneのKATANA 01に到っては1ヶ月かそこら使ったところでブルースクリーンが出て使えなくなりました。まだ使い始めて日が浅いので優劣の比較は早計かもしれませんが、金額的に同クラスのgeaneeのWindows10 Phoneの方がずっと優れているように感じています。とはいえ、これだけ意欲的で、「格安SIM」業者と端末製造元を兼ねているという強みを持つところですから、まだまだ今後には期待したいと思っています。

「格安SIM」業者レビュー(7)-ServersMan SIM LTE


・「低速で低廉な料金定額制」という、こんにちでは珍しいサービス形態
・規格値よりも実効速度がずっと良好だが、通信制限のハードルが低いので、用途は制限されそう
・運営元がドリーム・トレイン・インターネットからトーン・モバイルに移管され、ドリーム・トレイン・インターネットは昨今一般的なスタイルのDTI SIMを新たに立ち上げている
・トーン・モバイルとServersMan SIM LTEは、技術的にはシナジーの見られる節もあるが、一見同じ会社の運営とは感じられないスタイル
・トーン・モバイル本体は初心者向けを意図しているようだが、ホームページを見るかぎり内容の説明が不親切であるように感じられる

ひさびさに、自分の利用している「格安SIM」業者レビューです。 今回は、運営会社がドリーム・トレイン・インターネットからトーン・モバイルに移行するという報に接したため、しばらくレビューを保留としていたServersMan SIM LTEを採り上げたいと思います。

ServersMan SIM LTEは、IIJmioやb-mobileなどとともに「格安SIM」業者のなかでは古参に入るところでしょう。低速である替わり、「安価で使い放題」というのが売りであった、いまとなっては古いタイプのサービス形態を維持しています(もっとも、実際には通信量によって速度制限を課しているため、現在では「使い放題」というような表現をしなくなりました)。自分では、ここのSIMを、「格安SIM」第1号のWindows Mobile機・SC-01B以来いくつかの端末で利用して来ていますが、いまはMEDIAS TAB N-06Dに挿して利用しています。SMSオプションつきです。

ServersMan SIM LTEの料金体系は実質1つのみで、「データ通信1本・250kbpsで月467円(税別)」に、SMSオプション・IP電話アプリServersMan 050利用オプション(ただし現在は新規受付を停止中。一時利用したことはありますが、音質等はイマイチでした)・通信速度の高速化オプションが利用可能です。ただし、高速化オプションは1GBで2,500円(税別)という今となってはあまりに高い価格設定であるため、利用する人はまずいないでしょう^_^;A。IIJmioなど通信速度を切り替えて利用という「格安SIM」業者はいくつかありますが、「契約した容量までは高速で通信して、あとは低速」というのが通例の「格安SIM」業者のなかでは、デフォルトが低速になっているという、昨今ではあまり一般的とはいえない内容となっています。

おそらくそのあたりはドリーム・トレイン・インターネットがいちばん意識したところと思われ、ServersMan SIM LTEをトーン・モバイルへと引き継いだ後、まだごくわずかしかたっていないというのに、改めて自前でDTI SIMという別個のSIMサービスを立ち上げるという妙な動きになっています^_^;A。こちらは月1GB600円・5GB1,220円・10GB2,200円で音声SIM対応も可能という、こんにち一般的な内容の「格安SIM」となっています。

ServersMan SIM LTEに話を戻すと、規格値では250kbpsとなっていますが、私がこれまで速度計測を実施した結果ではそれをはるかに上回り、1Mbpsレベルの数値をたたき出していることも珍しくはありません。acer Liquid Z200に挿すSIMをスマオフからこのServersMan SIM LTEに切り替えたのも、速度計測でこちらの方が速い場合が多くなっているからだったりします。前述のとおりいまとなってはあまり一般的とはいえないサービス形態であるため「ユーザーが少なくなったから空いている結果なのだろう」という穿った見方をする向きもありますが^_^;A、IIJmioなどでクーポンスイッチをオフにした場合よりもずっと高速であり、この料金でこの内容であればまんざら悪くはないといえそうです。ただし、1日あたり100MB程度以上で通信制限が課される(正確には1日で300MB到達もしくは3日で300MB以上)とハードルが低いため、テザリングしてPCで利用するといった用途にはあまり向かないでしょう。いまとなっては、前記のDTI SIMなど「月1GBで600円」といった「格安SIM」業者も珍しくないため料金面でのメリットは少なくなりましたが、少しでも安く維持できる回線がほしいというような場合にはそれなりに使い道があるでしょう。

ServersMan SIM LTEを引き継いだトーン・モバイルは、自前のスマホ・TONEを擁して「端末の製造から通信回線まで、すべてを一手に取り扱っている」というのを売りにした「格安SIM」業者であり、トーン・モバイル本体では「月額1,000円(税別)でパケット使い放題・通話基本料混み」を謳い文句にスマホ初心者をターゲットとしているようです。Servers Man SIM LTEがある程度熟練者を対象としたところがあるため、棲み分けは出来ていると思いますが、ホームページなどでも両者を関連づけて扱っているわけでもなく(ServersMan SIM LTEのサイトは依然ドリーム・トレイン・インターネットのドメインのまま存在している)、にわかには同じ事業者が扱っていると分からないという印象になっています。もっとも、トーン・モバイルもSeversMan SIM LTEほどではないながら低速運用をデフォルトとしたサービスとなっており、技術的には両ブランドでのシナジーが活かされている節があります。

トーン・モバイル本体について付記しておくと、実際に利用はしていないので確たる評価は出来かねますが、ホームページを見るかぎりトーン・モバイルはいささか内容の説明が不親切な気がします。「パケット使い放題」の内容が実際には500~600kbpsである旨、小さい注意書きにて付記されており、格安感を強調するためわざと見づらくしているかのような印象を与えます。IP電話が利用できますが、通話料がIP電話にしてはあまり安くなく、プレフィックス番号利用などによる通話料半額サービスを利用した方がメリットが高いように感じられます。 従来の3G機種であるm14に加えてLTE機種のm15が追加されましたが、基本となる速度が速度なので、有料の高速チケットオプションを利用しない限り使用感がどれだけ違うものか気になるところです。安さを強調しているきらいはありますが、いわゆる「2年縛り」が存在し端末への初期投資費用も必要となるので、必ずしも額面通りに受け取れるものか首をひねる内容でしょう。

「格安SIM」業者レビュー(6)-DMM mobile


・システム面での実体はIIJmioといわれるが、料金プランの種類がすごい。その他の面ではIIJmioよりもシンプルか。DMMのコンテンツ面との連携はあまり意識されていない感がある
・通信容量ごとの料金設定がいささか不均等なので、どの容量を選んでも正解とはいえない面がある
・200Kbpsでも意外と使えるが、3日単位での通信制限が存在するので注意

私的な「格安SIM」業者レビュー、第6回はDMM mobileを扱いたいと思います。このSIMもいろいろな端末に引越しさせている感じになっていますが、現在はMEDIAS TAB N-06Dにて使用しています。料金プランは月1GBです。

DMMといえばオンラインゲームや動画、電子書籍等のコンテンツの販売・レンタルなどでおなじみのところであり、いちおう私自身も先にこちらのジャンルでアカウント登録していましたが、さほど利用していないためもあるのか、両者間で連携がされていると感じたことはあまりありません^_^;。一時的にポイント面で優遇されるようなキャンペーンを実施していた時期があるようです。

DMM mobileは、設備・システム等の面では実体はIIJmioと同じであるといわれています。もっとも、私の個人的な速度計測の結果では、不思議なことにIIJmio本体よりも良好な数値が出ている場合が多いようです^_^;A。IIJmioと比較すると、みおふぉんダイヤルや自宅光回線とのセット割といった副次的なサービスが少なくなっている反面、通信容量ごとで料金プランの刻みが極端に多いのが特徴となっています。常時200Kbps通信となるライトプランのほか、月単位で1GB・2GB・3GB・5GB・7GB・8GB・10GB・15GB・20GBと、9つものプランが存在しています。

一見、自分の通信容量に合わせて適切なプランを選びやすいかのような印象を受けますが、その実プランごとで料金の割安感・割高感がかなり異なっているというのが曲者であったりします。月10GBのプランが2,250円(税別)とIIJmioより310円安いのに比して、料金プランが改定されてやや違和感が薄らいだものの15GBのプラン・20GBのプランにはやや割高感があり、利用するメリットがかなり減じているように思われます。また、これほどの不可解さはないかもしれませんが、2GB・3GB間と8GB~10GB間も金額の差があまりないだけに、容量の少ない側のプランを設定する必然性が本当にあるのか、首をひねりたくなる内容となっています。

DMM mobileは、IIJmio同様、高速データ通信をON・OFF切り替えて契約容量を節約できる機能を備えています。高速データ通信をOFFにした場合200Kbpsになる点も、IIJmioと同じです(もっとも、自分の実効速度計測の結果では、200Kbps以上出ていることが多いです)。200Kbpsといえばひと昔前のモバイルデータ通信レベルだと判断する方も多いかと思われますが、DMM mobileの場合、200Kbps時でもデータ通信開始のごくわずかな時間だけは高速で通信するというバースト機能を備えているためもあるのか、言うほどの不便さは感じないです。200Kbpsでもインターネットラジオを違和感なく聴けるレベルなので、iPhone4Sで利用していたときは通常高速データ通信をOFF設定にして運用していました。もっとも、200Kbpsの際に3日で366MB以上の通信を行なうと通信制限を課せられるおそれがあります。こんにちライトプランと1GBプランの料金差はわずか40円(税抜)ですので、200Kbpsでの利用をメインに考えている場合でも、1GBプランを選んでおいて随時高速データ通信ON・OFFを切り替え、使いすぎを防ぐような運用方法がベターかと思います。使い残した高速データ通信容量は1カ月繰り越し可能ですので、1GBプランでも最大月2GB使えるケースが考えられますから、この差は料金差以上のメリットがあるでしょう。

「格安SIM」業者レビュー(5)-b-mobile


・名前こそ「高速定額」だが、自分の環境では正直3Gよりも遅い。2015年10月に入って改善が見られるようになったところもあるが、結局やや料金が上がって月25GBの制限を課せられたプランへと移行する結果に
・画質を落とせば動画もそこそこに見られるようになったが、固定回線替わりの利用にはまだまだ時期尚早か。個人的には、容量の大きいダウンロードなどを要しない場面で、それなりに重宝している感じ
・25GB定額プラン・3分通話定額オプションなど、料金面ではかなり期待できる内容にはなってきているが、「高速定額」のイメージが拭えないので、いまいち他人には積極的にお勧め出来ない印象

私的な「格安SIM」業者レビュー、第5回はb-mobileを扱いたいと思います。現在、このSIMはかつて「ブックオフスマホ」などとも通称のある3G端末・acer Liquid Z200にて使用しています。

b-mobileというと、「格安SIM」業者としては比較的早い時期から参入していた老舗であるといえます。また、「高速定額」と称する通信容量無制限のプランを展開していました。もっとも、現在は25GB定額と、無制限ではなくなっています。この「高速定額」ないしは25GBプランがヘビーユーザー向けのプランであるとすれば、1ヶ月の通信容量が1GB以下であれば500円、4GB以上5GBまでであれば1,500円(いずれも税別)で、途中1GB単位で250円ずつスライドしていく5段階定額というユニークな料金体系(その後Freetelが追随していますが)はライトユーザー向けプランといえるでしょう。そのほか、SIMロック解除されていないソフトバンクのiPhone5以降のiPhoneやiPadで利用できるプランも追加されました。

私はこのうち、「高速定額」プランを利用しています。もっぱら自宅環境におけるPCのネット接続での利用を念頭に置いたものでした。ブラウザ閲覧程度であればまぁまぁ使えるという印象ではありますが、正直LTEでありながら3Gよりも遅いです^_^;。2015年夏ごろまででは、PCのブラウザからスピードテストをチェックしてみると1Mbps以下であることがほとんどで、動画などはほとんど普通に見ることが出来ませんでした。IIJmioのSIMを入れた旧イーモバイルのWi-Fiルーターは実質3G回線でしか利用できない状況でしたが、それでもここまではコンディションは悪くないと思ったものでした。残念ながら200~250kbpsで使い放題というプランに毛が生えた程度で、「高速」という名称にはあまりふさわしくはないという感想を持ちつづけていました。やや改善の傾向も見られたものの、結局「高速定額」の方向は断念され、2016年10月にやや料金が上がったうえ月25GBの制限が加わったプランへと移行しています。

もっとも、「格安SIM」業者の通信速度比較サイトでの調査結果を見るかぎり、b-mobileに限らず他社の場合でも、「定額制」をうたっているプランの場合は、速度が似たり寄ったりであったり、3日間での通信容量制限がかかっていて実際には無制限でなかったりというケースばかりのようなので、とりたててb-mobileだけが極端に悪いというわけでもなかったようです。動画に限らず、アプリケーションの配布などもインターネットに依存する度合いが多くなっているこんにち、まだ固定回線を廃してモバイル回線1本に絞るというような運用の仕方はまだまだ現実的には難しいところがあるといえそうです。個人的には、アプリとかAmazonコンテンツのダウンロードとか、ある程度通信速度が欲しい場合を除いての日常のPCのインターネット接続においてそれなりに重宝していましたが、こんにちでは半ばLTEでの利用をあきらめ、3Gの端末で音楽ストリーミング専用機に廻しています。

月25GBという制限は追加されましたが、それでも従来キャリアが最近打ち出している大容量プランに比べれば容量も大きく、かつ割安であることに変わりはありません。かつ、最近b-mobile電話アプリの利用によって、1日3分以内の通話が50回まで無料になるオプションを500円(税別)にて導入しています。そのため、料金面においては従来キャリアに比べてかなりコストダウンが期待できる契約も可能でしょう。しかし、必ずしも「高速」とは言えない「高速定額」のイメージがあるので、品質面で他人にはあまり積極的にお勧め出来ない印象が拭えないです。

「格安SIM」業者レビュー(4)-BIGLOBE


・いろいろなサービスを付加しようとする狙いは感じられるが、クセがあってやや使いにくさも。サービス内容がコロコロ変わり、分かりづらい面も
・個人的な速度計測の結果では、通信速度の速いときと遅いときの差が極端に出るような気がする
・2015年9月の見直しによりややヘビーユーザー向けのメリットが出るようになったが、依然どちらにも中途半端な感が

私的な「格安SIM」業者レビュー、第4回はBIGLOBEを扱いたいと思います。

このBIGLOBEのSIMはタブレットで使っていたりWi-Fiルーターに持って行ったりとしばしば「お引っ越し」状態で使っていたりしますが^^;、現在はGalaxy Note 2で使っています。通信容量は月6GBのプランです。

私がBIGLOBEのSIMを導入したのは2014年11月ごろでしたが、そのときびっくりしたのはヨドバシで売っていた初期導入のSIMパッケージが通常の半額弱の1,500円(税込)だったことでした。現在(2015年8月)はさらに安くなっていて、ヨドバシのECサイトでは1,220円(税込)、Amazonでは1,100円(税込)で売られているようです。一時在庫僅少とされていたため店頭販売を終了するのではないかとの懸念がありましたが、ヨドバシの店頭で2,000円弱の新パッケージを見かけたので、当座は気にしなくてもよさそうです。もっとも、近年このあたりは、ウェブ経由での申し込みを利用するかぎり他の「格安SIM」業者でも似たりよったりになってきたので、とりたててBIGLOBEだからこその強みとはならなくなりました。

BIGLOBEはしばしばプラン・料金体系をいじっているところです。こんにちでは月3GB・6GB・12GB・20GB・30GBの5プランに、通話出来るSIMの場合のみ1GBのプランが加わるというかたちになるようです。月1GB・3GBのプランには3日間での通信容量制限が課せられますが、以前よりもやや条件が緩和されました(1GBプランでは3日で200MB・3GBプランでは600MBまで)。1ヶ月あたりで使い切らなかった分の容量の翌月への繰越は可能となっています。

私がBIGLOBEのSIM導入を決めたのは、月5GB(現在は6GBに増量)のプランが月1,505円(税別)で値ごろ感があったためでした。こんにちではIIJmioも同様の動きをしており、12GB・20GB・30GBのプランをみても、必ずしも容量が大きいから単価が安くなるという感じでもないので、割がいいとも思えなくなりました。

BIGLOBEでは、その他のオプションも豊富です。専用アプリを利用して通話料を半額に出来る・また3分以内の通話かけ放題オプションを付加できる「BIGLOBEでんわ」(仕組みからすると「みおふぉんダイヤル」や「楽天でんわ」などのプレフィックス番号を付加するサービスと同様のものと見られます)、IP電話アプリ「BIGLOBEフォン・モバイル」、提携している公衆無線LANスポット(2016年2月より、BBモバイルポイントのほかにDo SPOT、SECURED WiFiが追加されました)を利用できるオートコネクト、契約開始から1年間セキュリティ対策アプリを無料で利用できるサービスなど、うまく活用できれば有用な内容が多いです。

オプションサービスのなかで特徴的なのは、YoutubeやGoogle Play Music、AbemaTVなどでの通信が契約容量に加算されないという、エンタメフリーオプションでしょう。ただし、これは月6GB以上の契約者が対象で、かつデータ通信のみの契約者の場合は月980円(税別)となってしまうため、現在6GB契約で月1450円支払っている私にはバカにならない増額となってしまうので、私は利用していません^_^;A とはいえ、1日当たり音楽のアルバムを2~3枚程度聴いていれば月3GBぐらいの消費にはなるはずですので、値段としては妥当以上の内容かと思います。

この例をみても分かるように、オプションは数多充実しているとはいうものの、これらの内容をつぶさに検討してみると、他社でのサービスでも実現可能であったり、オプションにかかる費用が案外安くなかったり、メリットが案外乏しかったりといった場合もあり、意外と曲者です。また、シェアSIMのプランの内容が見直され、音声通話SIM・データ通信のみのSIMどちらも6GB以上のプランの契約をしている人対象となりましたが、最初にデータ通信SIMで契約した人は音声通話SIMをシェアSIMとして追加できないようです。私はIIJmioで音声通話SIMの追加を問題なく経験しているだけに、見直し後も依然融通の利かなさが鼻につくように感じます。

個人的には、BIGLOBEというところは、いろいろ頑張っているのは分かるんだけれども、ライトユーザーを狙っているのかヘビーユーザーを狙っているのか、いまいち分からない、どちらから見ても中途半端に受け取られるのではないか?という感想を持っています。なお、個人的な速度計測の結果では、通信速度の速いときと遅いときの差が極端に出るところという印象を持っています。

2016年12月、BIGLOBEはKDDI傘下となりましたが、このBIGLOBE SIMそのものの内容は変わっていないようです。その替わり、販路をAmazon限定としたBIGLOBE UQ mobileという形でau回線利用の取り扱いを開始しています。こちらはエントリパッケージ料金が無料ないし割安となったり期間限定のキャッシュバックキャンペーンなどがあったりするようですが、実質的な月額費用は直接UQ mobileを利用する場合ととりたてて変わらないようです^_^;A。

「格安SIM」業者レビュー(3)-スマオフ


・最も特徴的だった「端末を売るとスマホがタダでもらえる」サービスが終了してしまい、存続そのものが危惧される状態となった。実店舗でも「開店休業」であるかのような印象
・サービス開始当初にゴタゴタはあったが、サブマシンとして使い勝手のいいレベルとなった
・acerスマホは幾分非力が鼻につかないでもないが、そこそこ使える
・3Gだと実効速度面ではイマイチの状態がつづいており、コストダウンのため帯域削減をした可能性がある。LTE回線も決して速い方ではないが、ユーザーが少ないと推測されるのもあり、それなりのレベルではある

私的な「格安SIM」業者レビュー、第3回はブックオフが展開していて「中古のスマホ・ガラケーを売るとスマホがもらえる」という点が目を惹いていた、スマオフを扱いたいと思います。ただし、こんにち、このスマオフの最も特徴的だったサービスは実質終了しており、存続そのものが問われる状況になっていると感じています。

サービス開始当初、スマオフには「端末をセットで買っての契約」「端末のみの購入」「SIMのみの契約」にスマオフならではの「端末をタダでもらったうえでの契約」の4パターンがあり、私の場合はブックオフにスマホを売却して端末をもらったうえでの契約です。ただ、速度計測の結果が思わしくなくなったので、SIMを3Gのセット端末からLTE機種のcovia FLENZ POP CP-L42Aに挿し換えて使っています。

私が契約した当初は、端末をタダでもらった場合の契約には2年縛りが存在するという、競合に比べて「スマホやガラケーを売却したら端末がもらえるという仕組みに必然性があるの?」と首をひねる内容でしたが、現在はこういう制約がなくなったようです。また、スマオフのセット端末を利用する場合は基本料金無料のIP電話アプリ・SMARTalkが初期設定済みでプリインストールされるようになったり、2015年7月からは高速通信できる容量が1日140MBにまでなったりと、だいぶ使い勝手の改善がされてきた印象があります。しかし、ゴタゴタした印象は払拭できなかったようで、店頭での独自端末の販売・配布は実質終了に到ってしまったようです。また、私が継続的に速度計測を実施してきた結果だと、ほかのドコモ回線系の「格安SIM」業者に比べてかなり遅い数値になるのが常態化しており、コストダウンのため帯域削減をしたとみられる節があります。

料金プランが「データ通信のみ・1日あたり140MB」の1種類だけとなっておりヘビーユーザーには向かない内容かと思いますが、毎日コンスタントに使わなければ意味がないとしても1ヵ月換算とすれば4GB強となります。加えて、有料オプションで付加される場合の多いデータ通信用SIMのSMSも標準装備です。維持費1ヵ月1,000円程度で持てるサブマシンとしてはまずまずのところでしょうか。

スマオフのセット端末は、acerのLiquid Z200という端末で、単独で購入する場合は10,000円(税別)なので、SIMフリー端末としては低価格帯に位置するものでしょう。この価格なので、LTE非対応なのは仕方ないところです。また、使っている印象ではやや低スペックの感が否めない場面もありますし、内部ディスクも不足気味のきらいがありますが、サブマシンとしては充分使えると思っています。1日140MB使えるようになったので、インターネットラジオなども聴くようになりましたし、LINEもこのスマホで利用していました。自分の契約当初はSMARTalkのプリインストールはなしでしたが、たまたま別個でインストールして利用していました。しかし、着信の際ややもっさり感が鼻につき、電話を取る前に切られてしまうケースもしばしばでした。もっとも、これは自宅電話を転送させていてワン切りするような輩が相手であるせいもありましたが^_^;A。

なお、SIM単体の契約でLTE対応のSIMフリースマホ(ドコモスマホでも可)を利用する場合は、LTEでの通信も可能です。自分がスピードチェックをしたかぎりでは、LTEとして速い部類には入らないものの、Liquid Z200利用の3G回線ほど他業者との開きは感じられず、そこそこ使えるようです。これは、スマオフでLTE回線を利用するユーザーが、ブックオフでドコモスマホを入手した人かLiquid Z200から機種変更をした人程度しかいないと想定されるので、空いているのにも助けられているのかもしれません。なお、nanoSIMは扱っていないようなので、この点も本気度が問われるような気がします。ちなみに、運営会社の関連から、b-mobileが関わっているのではと推測する向きもあるようです。

ちなみに、ブックオフの取り扱い店舗では新規契約が可能ではありましたが、サポートなどはAND market mobileサポートセンターを介する必要があり、ブックオフの店舗では対応していないようです。このあたり、実店舗を持っているという強みを充分活かしきれる体制にはなっていないように感じます。私がSIMの交換の際受け取った書面では「AND market mobileブックオフオリジナルプラン」という名称が使われており、ブックオフはあくまで販売チャネルとして前面に出ていただけのもののように感じられます。このあたりの中途半端さが、実店舗での展開を見なくなった苦戦ぶりにつながっているのかな?と思ったりします^_^;A。

「格安SIM」業者レビュー(2)-UQ mobile


・ぴったりプラン・たっぷりオプション(現たっぷりプラン)の導入後、立ち位置がワイモバイルに近づいている? 現在では「2年縛り」契約メインで、SIMカードだけの契約は「おまけ」扱いになっているかのような印象
・SIMカードのみの契約の場合は、「auのLTEスマートフォンが使える」という以外のメリットはあまりない。先発のmineo・後発のIIJmioの方がサービス面などでは充実している感はあるが、2015年11月よりターボ機能やデータチャージなどのサービスが付加され、やや使い勝手が向上した
・実効速度の面では意外に高評価も。サブ回線としてはそれなりによさもあるか。個人的な速度計測の印象では、ドコモ回線業者に比べて極端に速くもならないが極端に遅くもならないという感じ。ただし、ターボ機能OFFの場合はコマーシャルのキャッチコピー「SNSも音楽も使い放題」に違和感を感じるレベル

私的な「格安SIM」業者レビュー、第2回はau回線の「格安SIM」業者という意味で貴重なUQ mobileを採り上げます。ちなみに、私はInfoBar A02を、月3GBまでのデータ通信専用のプランにて利用しています。

auのLTEスマートフォンをSIMロック解除なしで利用できるという点では貴重なUQ mobileですが、以前にも書いたとおり、それ以外の面ではサービス内容で物足りないという感があります。2015年11月にターボ機能やデータチャージのサービスが追加されやや改善された感はありますが、「2年縛り」を伴わないSIMのみの契約の場合については、データ高速プランが月3GBまでの1本しかなく、データ無制限のプランは500kbpsに留まっているなど、ヘビーユーザーには向かない内容かと思われます。当初mineoはデータ通信のみでも最低利用期間が存在するという制約がありましたが、2015年7月にMNP転出の場合を除いてその制約が一気になくなったため、その面でもメリットは減じたといえるでしょう(なお、UQ mobileはぴったりプラン・たっぷりプラン・おしゃべりプランの場合に「2年縛り」が存在し、データ高速プラン及びデータ無制限プランでは音声通話付加の場合のみ最低利用期間12ヵ月)。

その後、無料通話分を基本料金に加えたぴったりプラン・たっぷりオプション(現たっぷりプラン)というものが発表されました。また、5分以内かけ放題となるおしゃべりプランも導入されましたが、これらは端末セット購入を伴う、いわゆる「2年縛り」が存在する内容です。2017年3月、月7GBまで使える「L」プランも加わりましたので、従来中途半端な感のあったデータ通信容量は他社に比べてひけをとらない内容となるようです。もっとも、これらはすべて端末購入を伴う「2年縛り」契約となるため、依然SIMカードのみの契約は可能とはいえ、ユーザーの扱いという面ではかなり格差が出来ているように感じられます。

2015年10月、運営会社の吸収合併に伴って、UQ mobileはWiMAXと同じ会社での取り扱いとなりました。同じUQブランドなのにいままで別だったのはなぜ?という気もしないでもないですが^_^;A、その後、ぴったりプラン・たっぷりオプションが導入され、iPhone5Sのセット販売も開始するなど、UQ mobileはワイモバイルを異様に意識した動きをとるようになりました。こんにちのUQ mobileは、「格安SIM」業者というよりも、auのサブブランドと見た方が妥当でしょう。しかし、かけ放題となる時間やデータ通信における実効速度などを加味すれば、依然ワイモバイルの方が有利かな?という印象です。

iOS対応の面でUQ mobileはmineoに遅れをとってきましたが、iPhone5Sセット販売開始時、自社販売のiPhone5Sを除くiPhoneを動作確認端末から削除するという思い切った策に出ました。もっとも、これは不評だったためか、OS上の問題が解消されたためか、iOS10.2においてiPhone6以降への対応は再開しているようです。

ドコモ回線を利用している「格安SIM」業者では有料オプションとなっている場合の多いデータ通信のみのプランでのSMSが標準で付加されているため、この点を重視する方にはわずかではありますが割安感があります。また、実効速度の計測結果では安定して高い数値をあげているケースも見られ、玄人筋からはドコモ回線の「格安SIM」業者に伍しても高い評価が与えられている場合もあるようです。自分的には、メインで使うのには躊躇するものの、ドコモ回線でつながりにくい場合の備えとしてのサブに持っておくのには手軽でいいという意味で、案外便利に使っています。もっとも、自分が定期的に速度計測をしている結果では別段高速であるとは感じておらず、ドコモ回線系に比べるとあまり遅くもならないが速くもならないという感想を持っています^_^;A。ただし、ターボ機能をOFFにしている場合、音楽のストリーミングではやや実用上に問題を感じることが多いので、コマーシャルで「SNSも音楽も使い放題」というようなキャッチコピーを使っているのには、いささか誇大表現を感じます(ただし、私の場合は「2年縛り」を伴わない契約なので公称200kbpsであり、「2年縛り」を伴なうぴったりプランやおしゃべりプランなどの場合の公称300kbpsならいくらか違うのかもしれません)

2015年11月より、ターボ機能やデータチャージなど、通信容量に関わるサービスが追加され、やや使い勝手が向上しました。UQBoosterというアプリを利用しターボ機能をOFFにすることによって、200kbpsないし300kbps通信(契約内容によって異なる。ただ、私の実効速度計測の結果では、データ高速プランでも300kbps以上であることがほとんどです)へと切り替えて契約容量を節約することが出来ます。また、3GBまでの高速データプランの場合、余った容量(3GBまで)を翌月に繰り越すことが可能となっています。加えて、高速データプランで契約容量を使いきった場合やデータ無制限プランにおいて高速通信をしたい場合などのため、データチャージにて高速通信の容量を購入することが出来るようになりました。金額は100MBで200円・500MBで500円のためやや割高感はありますが(有効期限は90日間)500MB単位で購入すればいくらかは負担も軽減されるでしょう。ちなみに、私は基本的にターボ機能はOFFで使用しており、毎月高速通信の容量はほとんど消費していなかったりします^_^;A

私が契約した当初は、データ通信のみの契約でもウェブ上から身分証明の書類の提出を求められ、即時開通できないタイムラグが生じたという不満がありましたが、現在ではヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電機やエディオンなどの店舗で即時開通手続きの出来る場合もあり、ややハードルは下がっているようです。

「格安SIM」業者レビュー(1)-IIJmio


・期待されるサービスがひととおり揃っており、最初に選びたい「格安SIM」業者と呼ぶにふさわしい
・ミニマムスタートプランから2枚SIMが利用でき、通話定額などでも「家族」間での利用には、他の「格安SIM」業者に比して有利な環境が整ってきている
・通信速度の面では意外な低評価も。ただし、個人的な計測結果ではドコモ回線の「格安SIM」業者中、中庸かやや良好か?ぐらいの印象
・Aプランはau回線を利用しているが、SIMロック解除なしで使えるauスマホは存在しないので注意が必要

私はこれまでに8つの「格安SIM」業者を利用してきましたが、それぞれの業者の使用感を中心にしたレビューを順次あげていこうかと思います。第1回は、自分がメインの「格安SIM」業者と位置づけているIIJmioを採り上げます。 現在私がIIJmioで利用している端末は以下の2台ですので、レビューを判断する際の参考にしてください。

  • iPhone4S
  • 旧イーモバイルPocket Wi-Fi LTE GL05P(AnyDATA)

この2台を、データ通信のみのファミリーシェアプラン(月10GBまで・前月分の繰越可能)にて利用しています。ただし、iPhone4Sは3G機種でもっぱら自宅での音楽ストリーミングのために使っており、現在の自分的には、モバイルでの利用よりかは(Wi-Fiルーターによる)自宅での利用・PCでの利用にシフトさせている感があります。

月3GBで900円(税別)のミニマムスタートプランから月10GBで10枚までSIMが利用できるファミリーシェアプラン(ただし、4枚目以上SIMを利用したい場合は1枚あたり400円が月額料金に加算されるため、1枚あたりで利用できる容量が少なくなるのも考えれば、あまりコストパフォーマンス面で有効とはいえないでしょう)まであり、クーポンのON/OFFによる通信容量の節約機能(クーポンOFF時は200kbps/3日間で366MB以上に通信制限あり)、事前手続きなしでもプレフィックス番号付加で通話料金を半額に出来るみおふぉんダイヤル、自宅ネット接続回線とのセット割が出来るmio割など、「格安SIM」業者に期待したいサービスがひととおり揃っており、選択に困ったらまずお奨めしたい「格安SIM」業者といえるのではないでしょうか。biglobeへの対抗措置かライトスタートプランが月5GBから6GBへと増量され、ミニマムスタートプランやライトスタートプランでもSIMが2枚まで利用できるようになるなど、後述する「家族」間での利用には(他の「格安SIM」業者に比べれば)有利な環境が整備されてきているといえます。

通話定額に関しても、楽天モバイルやFreetelに遅れをとりましたが、やはりプレフィックス番号付加によるアプリを利用しての5分以内の通話かけ放題オプションにて参入しています。5分以内の通話のほかに3分以内の通話かけ放題も設定されていますが、5分以内が830円に比して3分以内が600円(どちらも税別)と料金差が少ないので、いまひとつ必然性不足です。むしろ、「家族」間(ここでいう「家族」とは、同一のプラン内で複数契約している音声通話SIM間ということ)では通話かけ放題が長く設定されている(「誰とでも3分&家族と10分」「誰とでも5分&家族と30分」)のが重要でしょう。「ファミリー通話割引」が適用される場合、規定時間を超過した場合の通話料も30秒8円となりますので、幾分安くなります(一般対象では、楽天モバイルやFreetelと同じ30秒10円)。シェアSIMのサービスは他でも対応しているところはありますが、大抵は利用料が加算されますので、基本料金内で3枚のSIMまで使えるIIJmioの10GBプランは貴重な存在であると言えるでしょう。

BIC SIMは実質IIJmioと同じですが、そのBIC SIMにおいて、BIC SIMカウンターという実店舗で通話できる回線を契約できるスペースも持っていますし、「格安SIM」業者のなかでは老舗といってもいいだけに、安心感もあります。

ただし、実効速度の計測結果があまり思わしくないようで、玄人筋の中では意外に低評価となっている側面もありますので、こういった面を重視したい方には注意を要します。しかし、個人的にはPocket Wi-Fiも快適に利用できているので、あまり気にはしていません。個人的な環境における速度計測では、概ね他のドコモ回線の「格安SIM」業者のなかで中庸かやや良好か?というぐらいの位置づけのように感じられます。

なお、クーポンOFF時でも、アクセス開始時のごくわずかのみクーポンON時と同等の通信速度を適用してスムーズにアクセスできるようにするというバースト機能を備えており、ファイルのダウンロードなどを伴わない使用であれば200kbpsでもそこそこ使えるという印象ではありますが、200kbpsでも3日間の速度制限が比較的きつめに設定されているので(3日間で366MB)、mineoやUQ mobileなどに比べるとやや使い勝手が悪い印象を受けます。

なお、IIJmioはAプラン導入後、au回線も利用できるようになっていますが、これはau VoLTE対応機種でしか使えません。au VoLTEはその仕様上、au回線の「格安SIM」で利用する場合であってもSIMロック解除が必要となるため、IIJmioのAプランでSIMロック解除をしないで使えるauスマホは存在しないということになります。mineoやUQ mobileのようにauスマホをSIMロック解除なしで使えるという意味ではないので、注意が必要です。