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【速報】中古スマホはauのものがおトク?


「家電批評」2016年9月号特集「スマホ&SIMフリー完全攻略」を読みました。「格安SIM」限定の特集ではありませんが、概ね自分がこのサイトにて書いてきている内容に大きく外れた箇所はなさそうだと再確認しました^_^;A。

1点、知らなかった内容で大きなものは、「auの場合、契約者本人でなくてもSIMロック解除の手続きが可能である」ということでした。つまり、SIMロック解除義務化後の2015年夏モデル以降の機種であれば、新品で入手されてから6ヵ月経過したスマホを中古で入手した場合でも、SIMロック解除の手続きをしてもらえるということになります。

「家電批評」では、この点と中古相場で安めである点をもって、「中古スマホを狙うならau機種」と結論づけていますが、はたしてこの点はそこまで言えるのか、引っかかりました。

あるスマホが「格安SIM」で使えるのかどうかには、SIMロックのほかに、その機種が対応している周波数帯という問題もあります。auが利用しているLTEの周波数帯がやや特殊であるという事情もあって、現実には「SIMフリーの格安スマホ」を謳っていてもau回線の「格安SIM」では使えないという注意書きがされている機種がありますし、SIMロック解除したauスマホをドコモ回線の「格安SIM」で利用しようとする場合は、対応している周波数帯が狭かったり対応していなかったりというケースがあり得ます。

auのホームページをみれば、SIMロック解除対応が可能な機種と、その機種が対応している周波数帯が表になって掲載されていますので、ドコモ回線の「格安SIM」で利用可能かどうかを調べるのは可能ですが、やや面倒です。

そのほかにVoLTEの互換性の問題もあるようですので、auスマホの中古を利用したい場合は、やはりmineoやUQ mobileのようなau回線の「格安SIM」業者を選んだ方が安心ですが、選択肢が限られてしまうし、SIMロック解除の必然性が薄れてしまうこととなります(VoLTEを利用したい場合は例外ですが)。「auスマホが中古市場で安い」というのは、やはりそれだけ面倒な部分があるということの裏返しだと見た方がいいような気がします。

【速報】「格安SIM」のクセモノはMNP転出手数料?


「5分以内」という限定的ながら、通話かけ放題オプションを用意する業者がいくつか参入し、「そろそろ『格安SIM』への切り替えを考えてもいいかな?」と気になっている方もいらっしゃることでしょう。「格安SIM」なら「2年縛り」もないだろうし、気に入らなければ気楽に乗り換えられるのでは?という先入観から、つい先走ってしまうということもあるかもしれません。

しかし、データ通信利用のみの場合であれば制約も少ない「格安SIM」ですが、音声通話が絡んでくると必ずしもそうではないということは承知しておくべきでしょう。従来3大キャリアのように「2年たったら一定期間だけ解約可能で、その期間を過ぎたらまた2年変更お預け」というものとは違いますが、音声通話プランの契約をした場合は、「格安SIM」であっても最低利用期間を設定している業者が多いです。また、最低利用期間がない場合でも、MNP転出をする場合は従来3大キャリアよりも手数料が高くつく場合があるので、あらかじめ知っておくべきでしょう。

一例として、5分以内の通話かけ放題オプションを提供している代表的5業者から見てみましょう(以下、1)~4)までは2016年8月時点での各社ホームページチェックによります。その後、5分以内通話かけ放題オプションに参入したOCNモバイルONEを追加しました)。

1)楽天モバイル
・通話SIMの最低利用期間 12カ月(端末セットなどあるコミコミプランの場合は24カ月)
・上記期間内の契約解除手数料 9,800円(上記コミコミプランの場合は12,000円)
・MNP転出手数料 1電話番号につき3,000円

2)Freetel
・通話SIMの最低利用期間 なし
・上記期間内の契約解除手数料 なし
・MNP転出手数料 契約から1カ月目の場合15,000円~1カ月経過ごとに1,000円ずつマイナスされ、13カ月目以降は一律2,000円

3)DTI SIM
・通話SIMの最低利用期間 12カ月
・上記期間内の契約解除手数料 9,800円
・MNP転出手数料 1電話番号につき5,000円

4)IIJmio
・通話SIMの最低利用期間 12カ月(ホームページでは「利用開始日の翌月末日」とあるが、手数料を取られない利用期間は13カ月以降)
・上記期間内の契約解除手数料 契約から1カ月目の場合12,000円~1カ月経過ごとに1,000円ずつマイナスされ、12カ月目は1,000円
・MNP転出手数料 1電話番号につき3,000円

5)OCNモバイルONE
・通話SIMの最低利用期間 6カ月
・上記期間内の契約解除手数料 8,000円
・MNP転出手数料 1電話番号につき3,240円

ちなみに、従来3大キャリア及びワイモバイルのMNP転出手数料は下記のとおりです。

ドコモ 2,000円(一部例外あり)
auとソフトバンク 3,000円(一部例外あり)
ワイモバイル 新規契約月から6カ月以内6,000円・7カ月以降3,000円

良くも悪くも各社対応はバラバラですが、「格安SIM」だからお試し感覚で使ってみてもいいやとはいかないと考えていた方がいいでしょう。個人的には、本当に通話を重視する人の場合は「格安SIM」利用をデータ通信のみに留めて、通話の方は従来3大キャリアの通話かけ放題プランもしくはワイモバイルを利用するという2台持ちが依然ベターだと思いますし、それほど通話を利用していない人の場合は、思い切ってIP電話アプリやメッセンジャーアプリの通話機能の利用に切り替えて、音声通話SIMを利用しないというのを検討してみるのもありなのではないか?という気がしています。

速度定点観測@こすぎ編(25)


ひさびさの速度定点観測です。川崎市中原区近辺における、8月14日(日)14時40分前後の速度計測結果となります。

だいたい標準的な測定結果と言えそうですが、biglobeとスマオフは相変わらずやや振幅が激しいような気がするのと、UQ mobileの低速モードが異様に遅いようです。たまたまかもしれませんが、UQ mobileは「低速モードならいくらSNS使ってもデータ消費ゼロ」みたいな宣伝をやっているだけに、いくらデータ消費ゼロでもこの速度ではSNSすら実用的なのか、気になるところではあります。

ワイモバイルの3G機器は10月更新月なので、その際LTE機器に切り替えて、3G計測は終了とする予定です。あいにくSIMだけ契約で機種変更という選択肢はないようなので(ある意味当たり前ですが、自分の場合3G&PHSデュアルという変わったSIMなので、差し替え使用が出来ないのでした-_-;)、ワイモバイルから発売されている機種への変更となりそうです。現在これとPHS2回線契約になっていて、1台PHSが壊れたので、今後どういう体制にしようかとあれこれ迷っているところです^_^;A

1)LTE速度比較
UQ mobile Down 14.85Mbps Up 10.92Mbps
biglobe sim Down 6.22Mbps Up 11.07Mbps
Freetel sim Down 19.12Mbps Up 6.36Mbps
スマオフ Down 11.09Mbps Up 16.37Mbps

2)3G速度比較
ワイモバイル
 Down 8.23Mbps Up 3.31Mbps

3)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
UQ mobile Down 0.09Mbps Up 0.41Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
UQ mobile Xperia SOL21
biglobe sim Galaxy Note 2
Freetel sim iPhone5S
スマオフ FLEAZ POP 

3G速度比較
ワイモバイル Aquos Phone ef(いわゆる「SIMだけの契約」ではありません)

低速モード比較
UQ mobile Xperia SOL21

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。

【速報】その後の通話かけ放題参入状況


まず楽天モバイル・次いでFreetelが参入して話題となった「5分以内の通話かけ放題」オプションですが、その後DTI SIMとIIJmio、OCNモバイルONE、UQ mobile、「3分以内」とやや短いながら安価なBIGLOBE、b-mobileが加わり、「格安SIM」でも限定的ながら通話定額がトレンドとなりつつあります。その後、Freetel及びOCNモバイルONEはワイモバイルと同じ「10分以内かけ放題」にサービスが拡充されました。ただし、UQ mobileは「2年縛り」のあるプランしかかけ放題オプションに対応していないようですので、注意が必要です。

DTIの場合は、名称が「でんわかけ放題」オプションとなっていますが、実際の内容は5分以内の通話限定です。これはDTIに限ったことでもないのですが、「格安SIM」業者のサービスや料金などの表記にはよく読まないと誤解を招くものが含まれているので、注意が必要です。IIJmioを含む他の「格安SIM」業者の場合と違い、専用アプリを利用してプレフィックス番号付加するものではないので、利用上のハードルがかなり低くなっています。ただし、5分を超過した場合の料金は専用アプリを利用している業者とは異なり、30秒20円の通常料金が加算されるので、長電話の多い人にとってはやや不利になるでしょう。オプション料金は780円なので、だいたい標準的とみてよろしいでしょうか。ただし、初めてDTI SIMを申し込む人限定で半年間データ通信分の料金の優遇措置があったり、データ通信については掛け値なしの「ネット使い放題」プランが2,200円からで存在するなど、データ通信面もセットで考えればかなり有利な内容となるでしょう。ちなみに、「ネット使い放題」プランであっても、ユーザーの平均を大きく上回る容量の通信をした場合は通信制限を実施する場合があると注意書きはされていますが、1日3GB程度までなら問題はないとも書かれているので、通常の使用なら気にする必要もないでしょう。

「みおふぉんダイアル」というプレフィックス番号付加の通話アプリが存在しているだけに遠からず通話定額に参入するであろうと思われたIIJmioですが、やはり参入していました。IIJmioの場合の通話定額は、「誰とでも3分&家族で10分」「誰とでも5分&家族で30分」という2種類です。ここでいう「家族」というのは、ひとつのプランで複数の音声SIMを契約している場合のそれぞれへの通話を指します。3分以内の通話を対象にしたプランの存在に新味はありますが、正直値段の差があまりないので(税別で3分以内が600円・5分以内が830円)存在意義にはやや首をひねります^_^;A。IIJmioは、「家族」間での通話が多い人の場合なら他の「格安SIM」業者よりもメリットが出てくる内容であるといえるでしょう。「ファミリー通話割引」が適用される場合、それぞれの規定時間を超過した場合の料金も30秒8円となるので、いくらか安いです(一般対象には楽天モバイルやFreetelと同じ30秒10円)。

これまで「格安SIM」の通話定額オプションというとほとんどが「5分以内の通話限定」ということでしたが、「3分以内」と短くした替わりにオプション価格を下げようと狙ったのが、BIGLOBEとb-mobileです。どちらもアプリ使用です。

もっとも、BIGLOBEの通話定額オプションは月額650円(不課税)なので、言うほど安くはありません。先行するIIJmioの方が「家族」間での通話で有利になるという物足りなさが残ります。

いっぽう、同じ「3分以内」でも、1日50回までという文字どおりの無制限ではないながら月額500円(税別)にしてやや差をつけたのがb-mobileです。1日50回であれば、通常の使い方であれば制限に引っかかることはないでしょうか。通話が短くて済む人で、少しでも安い方がいいという人ならば選択肢に入れてもいいかと思います。

以上、通話定額オプションが定着してきている印象ですが、DTIを除くといずれもプレフィックス番号を付加して安価に利用できる回線へ誘導する性質のものなので、回線の品質が従来キャリアのものに比べて落ちる可能性も否定できません(「通話品質は保証しない」と明記しているところもあります)。また、「格安SIM」を選ぶ人の場合、まずデータ通信を念頭に置いて考えたいという人も多いでしょうから、データ通信で利用できる契約プランや実質の通信速度なども視野に入れながら検討する必要があるでしょう。