月別アーカイブ: 2016年12月

速度定点観測@新宿編(4)


ひさびさに、新宿で速度定点観測です^_^;A
東京都新宿区近辺における、12月30日(金)13時15分前後の速度計測結果となります。

実質休日の昼間とみていいと思いますが、ワイモバイルを別格にすれば、biglobeが極端に良好です。片やスマオフは極端に不調ですが、こんにちわざわざここのコンディションを確認したがる人もあまりいないでしょうな^_^;A au系は良くも悪くも、ほどほどのところで安定しているのかな?という印象ですね。低速モードのなかでは、ServersMan SIMがひさびさの計測になったように記憶していますが、相変わらず比較的良好なようです。

1)LTE速度比較
UQ mobile Down 12.91Mbps Up 12.38Mbps
biglobe sim Down 30.10Mbps Up 4.10Mbps
スマオフ Down 1.97Mbps Up 6.83Mbps
DMM mobile Down 18.05Mbps Up 2.48Mbps
mineo(A Plan) 
Down 6.82Mbps Up 6.43Mbps
ワイモバイル
 Down 51.32Mbps Up 15.73Mbps

2)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
UQ mobile Down 0.09Mbps Up 0.42Mbps
DMM mobile Down 0.41Mbps Up 0.37Mbps
ServersMan sim Down 1.01Mbps Up 0.40Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
UQ mobile Xperia VL SOL21
biglobe sim Galaxy Note 2
スマオフ FLEAZ POP
DMM mobile MEDIAS N06-D
mineo(A Plan) DIGNO S
ワイモバイル DIGNO E(いわゆる「SIMだけの契約」ではありません)

低速モード比較
UQ mobile Xperia VL SOL21
DMM mobile MEDIAS N06-D
ServersMan sim iPhone4S

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。

【速報】IP電話、冬の時代?


正式に発表があってからやや時間がたっているようですが^_^;A、モバイルでのIP電話アプリの一角を担ってきたBIGLOBEフォン・モバイルが2017年3月31日をもってサービス提供を終了すると知って、IP電話アプリが「冬の時代」に突入した感を受けます。BIGLOBEがプレフィックス番号付加による電話アプリBIGLOBEでんわを提供するようになったという事情もあるのでしょう。これをもって、このエントリの初稿では「IP電話アプリは一般的なユーザーには受け入れられないままに終わりそうです」と書きましたが、その後イオンモバイルによるIP電話アプリのかけ放題サービス参入が判明しましたので、IP電話にもまだ一抹の光が見えてきたように感じられます。

「通信の信頼性ではやや弱いが、通話回線を利用した通話よりも安い」という触れ込みで、「格安SIM」の弱点を補いえるツールとして期待されてきたIP電話アプリですが、プレフィックス番号付加による電話アプリの登場によってやや存在意義が薄れていきました。それでもまだ、全般的にはIP電話アプリの場合の通話料金の方が若干安いというアドバンテージがあったものの、プレフィックス番号付加による電話アプリの方は1~5分間という短時間限定ながらかけ放題オプションが一般的となり、完全にこちらに水をあけられる結果となりました。

IP電話アプリによるかけ放題オプションといえばニフモがありますが、IP電話アプリを利用するというのに音声SIMによる契約が必要という妙な仕組みであったのをはじめ、1分あたり0.5MBというデータ消費が契約容量に加算されるという、文字どおりの「かけ放題」とは言えない半端な内容であった(計算上月3GBの契約でも1日あたり3時間以上通話できるとはいえ、その分本来のデータ通信のための容量が圧迫されるのには違和感のある人が多いのでしょう)というのもあり、これをもってニフモのシェアが上がったとも感じられませんでした。

IP電話アプリがプレフィックス番号付加による電話アプリよりも受け入れられづらい理由はいくつかあるのでしょうが、大きいのは専用の050番号を使わざるを得ないので電話番号変更を周知しなければならない負担が重荷となるのだろうと推測されます。また、緊急通報の場合など、IP電話には通話回線利用の電話を併用しなければならない場面が想定出来ますが、逆に通話回線利用の電話にはIP電話アプリを併用しなければならない必然性は存在しないからとも言えるでしょう。

もっとも、プレフィックス番号付加による電話アプリが中長期的に優位を保てるのか、その点は疑問が残ります。なぜなら、プレフィックス番号付加による電話アプリが利用しているのは回線交換方式、つまり技術的には3Gに負うところが大きいためです。VoLTE対応機種でも、プレフィックス番号付加による電話アプリを利用する場合は、併用している3G回線を利用することとなります。今後3Gは巻き取りが進められVoLTEが主流となっていくでしょうから、プレフィックス番号付加による電話アプリが技術的な面で存続していけるのかどうかは気がかりとなります。VoLTEはIP電話の一種とも言えます(端的に言えば、専用帯域幅を持ったIP電話)ので、VoLTEの技術の進展に伴って、IP電話アプリの復権があり得るとも考えうるでしょう。

などと書いた矢先、本エントリの初稿脱稿後にイオンモバイルによる050かけ放題サービス開始を知り、これがIP電話アプリの復権につながる可能性を感じました。それというのも、このサービスはデータ通信のみのSIMであっても契約可能という、ニフモで不可解だった部分を排した納得度の高い内容であるからです。その結果、かけ放題サービスの利用にかかる金額も1,500円とニフモよりひとまわり安くなり、音声通話SIM利用の際に制約を受ける最低利用期間も存在しないなど、数々の面でニフモより進歩しています。惜しむらくはIP電話アプリの利用の際のデータ通信が契約容量として加算されるため、文字どおりのかけ放題でないところが変わらない点ですが、NifMoでんわに比べると消費容量が約半分であるため、音質面では気がかりですが、月1GB契約であったとしても、計算上は1日5時間半以上通話できることとなります。

なお、「格安SIM」業者におけるかけ放題オプションは、ほとんどがプレフィックス番号付加による電話アプリの利用に基づくものですが、DTI SIMは例外ですので、DTI以外の「格安SIM」業者もDTI同様の手法を採り入れられれば、このオプションが長く生き残っていく可能性もあり得ます。

【速報】「格安SIM」の新しい選定軸について考える


「『2年縛り』から解放されたい」「月々の通信料金を抑えたい」というニーズから出発した「格安SIM」ですが、こんにちその当初の意図は行きつくところまでたどり着き、参入業者が数多くなって混沌とした印象があります。個人的には、「格安SIM」についてなかなか新味ある記事を書きにくくなっている言い訳をしたくなる根拠の1つと言えます^_^;A

料金相場は概ね、最低限の料金プランは500円程度、月3GBなら1,000円弱、月10GBなら2,000円強あたりで固定した感があり、料金面での差別化は見えにくい状況となりました。

では、料金面以外で、数多くなった「格安SIM」業者からどこを選定していくのか、最近目につくようになった判断軸について考えてみましょう。

  • 通信速度
  • ポイント面での優遇措置
  • コンテンツとの抱き合わせ
  • 特定のアプリ等での通信の無料化

ざっと挙げるとこんな感じでしょうか。

「格安SIM」はそのシステム上、通信速度では従来3大キャリアに劣るものとならざるを得ない宿命があります。そこをどれだけカバーできるかで「格安SIM」業者間の差別化は可能でしょうが、現実の「格安SIM」業者シェアをみると、必ずしも「速い」と言われる業者のシェアが高いようでもない印象を受けます。一時「速い」と言われた業者も、その結果ユーザーが増加して混雑してしまい、遅くなってしまうといういたちごっこになっている感があります。また、判断基準として導入しやすいスピードテストについても、その結果を速く見せようとする細工が施されるケースもあるため、そのまま受け取っていいのか、疑問を感じる結果にもなっているようです。

楽天モバイルに代表されるように、ポイント利用によって結果的にはユーザーの出費を抑えられるような仕組みを導入しているケースもあります。これはそれぞれのユーザーが利用しているポイントと適合するのかがネックとなる場合もあるでしょうが、直接的に恩恵を受けられる人にとっては有効な選定軸になるのかもしれません。

最近では、FreetelやIIJmioにおけるmusic.jpとの連携、U-mobileにおける「スマホでUSEN」との連携など、「格安SIM」でもコンテンツとの抱き合わせで割引を行なうところも多くなりました。これも、自分の日頃利用しているコンテンツがフォーマットその他の面で適合しているのか、1つのところですべてを満たしているところを見つけるのはなかなか難しそうですが、ある程度のところで割り切れるなら選定軸たりえるのかもしれません。

最近では、FreetelやLINE mobileなどにおけるSNSアプリ、DTI SIMにおけるポケモンGO、BIGLOBE SIMにおけるYoutubeやGoogle Play Musicなど、特定のアプリによる通信は契約容量のうちにカウントしないというオプションを導入するところも多くなりました。それぞれオプションが有料である場合・無料である場合さまざまであり、例外もあったりと、複雑で分かりにくいケースもありますが、日頃自分の利用しているアプリが固定化しているという人の場合は、自分の受けられるメリットがストレートに伝わりやすいという強みがあるでしょう。

個人的には、スマホはあくまで通信手段のために持っているという程度の人にはポイント制度との連携、スマホがコミュニケーションないしコンテンツを楽しむうえで重要なツールとなっているというような人には後者2つが受け入れられやすく、今後の「格安SIM」選定における判断基準として大きくなっていくのかな?という印象を持っています。