月別アーカイブ: 2017年6月

【速報】楽天モバイルが本当の「かけ放題」を開始


こんにち定番となった感のある「音声通話5分以内かけ放題」オプションに先鞭をつけた楽天モバイルですが、かけ放題になる時間を「10分以内」を拡大した「格安SIM」業者がいくつか出始めて、近年では強みとはならなくなった感がありました。

しかし、このたび「10分以内」ではなく、時間制限なしの本当の「かけ放題」オプションを新たに発表し、改めて「かけ放題」オプション先駆者としての矜持を見せた感があります。もちろん、プレフィックス番号をつけて通信経路を指定する形であるため、厳密には通話の品質が変わってくる可能性もあるにはありますが、とりあえず見た目従来3大キャリアにプラン面では追いついたと言えるでしょう。

もっとも、オプション料金としては、月額2,380円(税別)なので、従来3大キャリアの2,700円に比べて確かに安いことは安いですが、「5分以内かけ放題」ほどのインパクトはないと言えるでしょう。楽天モバイルとしても、そのあたりは意識しているようで、データ通信分と併せた総額での安さを強調したアピールとなっています。

プレフィックス番号付加によるサービスという点は変わらないので将来的な面で多少気がかりなところはあります。また、仕組みとして同じというところで言えば、当然現在1~10分以内のかけ放題オプションを導入しているところが追随してくる可能性もあります。よって、よほど現時点でかけ放題の必要性を感じているか、楽天ポイントなどの面も勘案して楽天モバイルを使いたいという人でもないかぎり、慌てて契約する必然性もないのかな?という気がします。

【追記】
この「かけ放題」サービスはニーズが乏しかったようで、2018年2月末をもって終了することとなりました。やはり値段がネックになったようです。追随する「格安SIM」業者もなく、「格安SIM」によるサービスの限界を感じさせる結果になったと言えなくもないです^^;

【速報】従来3大キャリアと「格安SIM」は棲み分けすべき存在か?


MM総研の調べによると、2016年の「格安スマホ」出荷数は対前年比で89%増になったそうです。もっとも、絶対数としては266万台ということなので、手持ちの端末を利用してSIMカードだけ差替えというケースを加えたとしても、まだまだシェアとしてはさほどとも言えない域に留まっていると考えられます。

では、今後「格安SIM」ユーザーが増加していくに伴って、従来3大キャリアにとっては脅威となりえるのでしょうか? これについて、ITジャーナリストの井上トシユキさんが興味深い示唆をしています。

全然、心配していません。(略)
回線を所有している大手キャリアーはマージンを乗せて回線を格安業者に貸している。自ら顧客獲得やサービスをせずして、貸すだけで利益を得られるわけです。
逆に、自社ブランドはターゲットを絞りやすくなった。高めの価格帯でも、きめ細かいサービス、高品質で差別化を図っています。

「格安SIM」というビジネスモデルは、回線を貸している従来3大キャリアが存在しなければ成り立たないという前提があります。この一事を以って見ても、「格安SIM」と従来3大キャリアは対立すべき存在ではなく、棲み分けすべき存在であるというのが伺えます。それだけに、ただ上っ面の価格の高い安いだけをあげつらって、従来3大キャリアと「格安SIM」をいい悪いと二元論的に書こうとしたがる論調には違和感をおぼえます。

以前の記事でも言及しましたが、「格安SIM」「格安スマホ」に切り替えた結果、従来3大キャリアでは当たり前のようについてきたサービスがついてないということに起因するトラブルが増えています。サービスはタダではありません。「高い」「安い」というのにはそれなりの理由があるというのを、ユーザーは理解するべきでしょう。「格安SIM」「格安スマホ」は、あくまで従来に比べて手がかかっても安く済む方がいいという人向きのものであって、そこまでスマホに煩わせられたくないというような人は、それだけの手間賃を従来3大キャリアに支払っているのだという認識を持った方がいいと思います。