月別アーカイブ: 2017年10月

【速報】BIGLOBEがマルチキャリア対応になったとは言うけれど


BIGLOBEがKDDI傘下になったため当然の流れとは言えるのかもしれませんが、2017年10月10日より、BIGLOBEモバイルがau回線の取り扱いを開始しました。先行するIIJmioと同じく、従来のドコモ回線利用のプランをタイプD・au回線利用のプランをタイプAと称しています。

とは言うものの、KDDI傘下の「格安SIM」業者としてはすでにUQコミュニケーションズが存在し、BIGLOBEと競合する可能性があるといえます。はたして、BIGLOBEモバイルはUQ mobile並みにauから優遇されるのでしょうか。

そこで、BIGLOBEモバイルにてau端末の動作確認端末の検索をしてみると、動作確認端末が殊の外少ないことが分かります。注意書きを確認すると、

auから販売された端末のうち、MVNO用SIMカードに対してロックがかかっているものは、タイプAをご利用の場合でもSIMロック解除が必要です。(auから2017年8月1日以前に販売された端末等が該当します)

という記載が見つかります。動作確認端末がイコールとならないので事情が同じとは限りませんが、au VoLTE対応機種をSIMロック解除したうえでしか使えないという、実質au回線を利用する必然性があるのか首をかしげる内容になっているIIJmioのタイプAと似たりよったりの内容である可能性が高いです。やはり、KDDI傘下になったから取り扱いはするけれども、UQ mobileの勢いを削がない程度に形ばかりの対応になってしまったのかな?という感は否めないようです。そうなると、「格安SIM」にしては実効速度が速いといわれるUQ mobile並みにBIGLOBEモバイルが優遇されるのか、心もとないように感じられます。もちろん、このあたりは実際に使ってみないと分からないとは言えますが。

こんにち、BIGLOBEモバイルには、YoutubeやGoogle Play Music、AbemaTVその他の動画や音楽アプリの通信を契約容量に加算しないエンタメフリーオプションが存在し、それを利用したいという向きにとってはBIGLOBEモバイルのタイプAを選択する必然性があるのかもしれませんが、これとて3日間で6GB以上となってしまう場合通信制限を免れ得ないという制約があるそうなので、文字どおりの無制限とはいえないところがあります。

ともあれ、BIGLOBEモバイルがマルチキャリア対応になったと謳ってはいるものの、例えばmineoのような「ドコモスマホでもauスマホでも、SIMロック解除手続きなしで使える」という性質のものではないと見た方がよさげです。

【速報】ワイモバイルとUQ mobileからiPhone6s発売


このサイトで扱うテーマか微妙なところもありますが、ワイモバイルとUQ mobileにてiPhone6sの取り扱いが開始されました。チップ的には先行して取り扱われているiPhoneSEと同等なスペックと言われていますが、ディスプレイの大きいサイズの方を好むユーザーにとっては喜ばしいことでしょう。

ただし、サイズの大きさの問題か、iPhoneSEよりはひとまわりコストも高くなるようなので、コストパフォーマンス重視の方には向かないのかもしれません。また、どちらでも、なぜか月3GBプランと月7GBプラン(ともに増量キャンペーン中)とでは月々の支払い分の割引額が同じなので、月3GBの割安感が目立つ格好になっています(これはiPhoneSEでも変わらないことですが)。

どちらを選んでも、月々の負担額はだいたい同じになるようですが、そうなると、私のこれまでの持論どおり、ワイモバイルの方が通話定額に該当する時間の長さや実効速度の速さなどの面でメリットが大きいため、特別な事情がないかぎり、ワイモバイルを選んだ方がベターだろうと考えられます。

これまで両社で取り扱ってきたiPhone同様、SIMロックはされていると思われますが、解除手続きは一定の期日が経過すれば可能なようなので、先日の記事で紹介した楽天モバイルのメーカー認定整備済みiPhoneに比べると概ね条件は有利になるかと思われます。楽天モバイルの認定整備済みiPhoneは6sに関する限り16GBしか選択肢がなく、条件によっても変わってくるようですが、金額面でも両社の32GBモデル+Apple Care付加とだいたい同等になるようです。加えて、楽天モバイルの方の割引は最低利用期間3年が条件となっており、最低利用期間2年の場合は割引が半減することとなります。よって、楽天モバイルの認定整備済みiPhoneは、iPhone6s Plusを使いたい場合ぐらいしかメリットが出てこなくなったのではないか?と考えられます。

 

【速報】FREETELが楽天に買収される


11月1日付で、FREETELの「格安SIM」事業が楽天に承継される旨が発表されました。端末の製造・販売については、従来のままプラスワン・マーケティングが行うようです。まだ未確定要素が多いようですが、いまのところFREETELが楽天モバイルに吸収されるのではなく、FREETELブランドと従来のサービスは維持される模様です。

先日ぷららモバイルがサービス終了する件について書いた際にも言及しましたが、こんにちこの業界は過当競争気味となっており、儲からない事業となりつつあるようです。特にFREETELの「格安SIM」事業は、負債が30億円以上にもなるという内情だったそうです。ちなみに、業界7位というBIGLOBEも、モバイル事業は赤字といわれています。

FREETELについては、スピードテストの結果が速く出るよう細工をしているという話もあり、ウェブサイトの表記については、消費者庁から優良誤認にあたると判断される措置命令が出されたりもしました。楽天モバイルもスピードテストでの細工を指摘する声があり、ある意味「似た者同士」と言えなくもないようです^^; この買収によって、単純計算だと楽天はIIJmioをやや上回る規模になるようですが、「格安SIM」事業では最古参でこの事業に取り組む姿勢でも好感度の高いIIJmioには、中長期的には及ばない結果に留まるのではないか?という気がします。

日本経済新聞の記事では、「接続料の下げ止まり」と「従来3大キャリア別動隊業者の圧迫」によって、「独立系」の「格安SIM」業者は今後も消耗戦が続くだろうという見通しを立てています。この記事には、OCNモバイルONEがNTTドコモから(auからUQ mobileに対するような)「特別扱い」を受けているようにはとても感じられない・BIGLOBEがKDDI傘下となったとはいえ「格安SIM」事業ではドコモ回線を利用しているなど、とても意図的な圧力とは感じられない点には違和感をおぼえますが、「格安SIM」をめぐる環境が厳しいという現状には変わりなさそうです。