月別アーカイブ: 2018年4月

【速報】OCNモバイルONEのMUSICカウントフリーを使ってみましたw


2018年4月より、OCNモバイルONEにて、対象の音楽配信サービスでの通信容量を契約容量に加算しないMUSICカウントフリートライアルがサービス開始されました。少し前に音楽プレーヤー用スマホのSIMをOCNモバイルONEのものに挿し換えた私にとってはまさに渡りに船のサービスだったので、早速申し込んでみました。

対象となるサービスにAmazon Musicが含まれていないのが個人的にちょっと引っかかりますが(追記:5月12日より、Amazon Musicも対象サービスに追加されたそうです)、出先ではほぼGoogle Play Musicしか聴いていないので、実質これで充分かなぁ?という印象です。これまで使ってきた印象だと、時折ターボOFFで音楽を聴いた場合に近い「1曲終了後、次の曲にスムーズに移行しない」現象が起こり不安を感じさせますが、いまのところターボOFFの場合よりは頻度も高くはなく、かついちおう次の曲に移行はしているという感じです。とは言え、カウントフリーにする替わり、音楽ストリーミングに問題がないと判断する程度に通信速度の制限を設けている可能性はあります。

いまのところオプション料金がかからない内容なので、対象となる音楽配信サービスを利用している人にとっては試してみる価値のあるサービスといえそうです。トライアル期間終了後の動向が気になるところですが、有料になるとしても、BIGLOBE Mobileのエンタメフリーオプションを始めとした競合サービスや対象となる音楽配信サービスの月額料金とのバランスを考えれば、そんなに高額な料金設定は出来ないだろうと考えられます。個人的には、多少オプション料金を加算しても、対象となる音楽配信サービスの数を増やしてほしいところです。

【追記】
OCNモバイルONEのMUSICカウントフリーは、2018年8月1日より正規提供されることとなりました。気になっていたオプション料金は、かからないことになるようです。太っ腹な対応に快哉を叫びたいところですが、トライアルを利用していた印象からすると無料である替わりターボ機能OFF時ほどではないものの速度制限を導入しているように感じられるので、OCNモバイルONE側にとっても混雑対策としてメリットがある内容なのかもしれません^^;

【速報】本当に「2年縛り」が諸悪の根源なのか?


先日、携帯電話市場に関する総務省の有識者会議「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」がまとめた報告書にて、従来3大キャリアの「2年縛り」を是正するよう提言されている旨が報道されました。これによって、利用者が自由にサービス・事業者を選択出来るようにすべきだという狙いだそうですが、個人的には本当に「2年縛り」が原因なのか、違和感をおぼえます。

いろいろ言われてはいますが、2年間の継続利用を前提に月々の基本料金を割り引く制度はそれなりに妥当性のあるものであり、いわゆる「格安スマホ」においても、分割払いの場合は2年間に設定されていることが多いようです。この場合、SIMカードの差し替えまで拘束されていないにしても、「格安スマホ」を買った業者に2年間拘束されるというのは変わらないこととなります。また、楽天モバイルのスーパーホーダイなど、2年ないし3年ないしの継続利用を前提に端末代金を割り引くプランは「格安SIM」業者でもよく設定されているものであり、なぜ従来3大キャリアだけ是正を求められるのか、首をかしげるところです。

もっとも、ここで是正を求められている点は、「2年の契約期間満了後、指定の更新月に契約解除しない場合は、また2年間の継続利用の契約が設定され、途中解約の場合は違約金が発生する」ところだとされているので、上記の「格安SIM」業者が設定している最低利用期間と同等の扱いにしろという意味にも考えられ、やや不自然さは薄れるところがあります。

とは言うものの、「2年以上継続利用した後はいつでも解約していい」ということになったところで、「格安SIM」の利用が促進されるのかは、いささか疑問を感じます。なぜなら、「更新月」がいつかというのに注意を払わないユーザー層は、それだけモバイルに関心が薄いとみられるため、「格安SIM」利用に際して生じる手間が煩わしいと感じるのではないか?と思われるからです。確かに「解約のしづらさ」は「格安SIM」への乗り換えを阻む一要因にはなっているのかもしれませんが、「格安SIM」利用に際しては色々注意を払わなければならない点が多いだけに、それが解消されただけで「格安SIM」への乗り換えが促進されるとは言えないところがあります。個人的には、「格安SIM」業者はある程度モバイルに関心の高い層をターゲットに絞って、それに特化したプラスアルファのサービスを展開していくのが妥当なのではないか?と思っているところです。

また、今回、「格安SIM」業者から求められていたワイモバイルやUQ mobileといったサブブランドへの規制強化は、サブブランドを優遇している実態が確認できなかったため、見送りとなったそうです。ワイモバイルはあくまでソフトバンクの一部門であって自社回線であるし、UQ mobileは個人的な実感では特別実効速度が速いとも思っていないので、そんなところかな?という感想です^_^;。

【速報】楽天のキャリア参入、どこまで本気か?


このたび、楽天の通信キャリア向けの周波数割当申請が認められたそうです。早ければ2019年10月よりサービスが開始される予定とのことです。

当面の目標契約件数は1,500万件だそうです。これは既存の3大キャリアに比べればかなり少ない数値ですが、かつてのイーモバイルやウィルコムが到達しえなかったレベルであり、かなりハードルは高いといえるでしょう。加えて、投資する金額も既存の3大キャリアに比べて少ないというのが取りざたされています。

楽天の三木谷社長は、投資額については妥当であり、かつ現在の楽天モバイルのユーザーを自社回線にくら替えさせていくという強気な発言をしているようですが、その実リップサービスではないか?という気がしないでもないです^_^;。

以前、私は楽天モバイルについて、会員囲い込みの一環として展開しているものであり単体での収益にはあまり期待をしていないのではないか?との推測を書いたことがありましたが、今回の周波数獲得も、ブランドロイヤルティの高い会員向けにmineoのプレミアムコースのようなサービスを展開するためではないか?という気がしないでもないです。「格安SIM」サービスだと、どうしてもピーク時に実効速度が著しく低下してしまう弱点がありますので、既存の楽天モバイルのサービスを補完する形で自社回線を展開していくということであれば、投資額の少なさも納得がいきそうです。ただ、今回の参入に際して、将来的には自社回線で全国展開できるようにしてほしいという条件がつけられているようですが。

【速報】LINE Mobile、ソフトバンク傘下となる。その意図は?


LINE mobileがソフトバンクからの出資を受け入れ、戦略的提携を行なう旨が発表されました。増資後の出資比率がソフトバンク51%・LINE49%となることから、実質ソフトバンク子会社という扱いになる見込みです。立ち位置としては、auに対するUQ mobileに近いものといえるでしょう(ちなみに、UQコミュニケーションズに対するKDDIの出資比率は3分の1程度とのことです)。2018年夏より、LINE mobileにおいて、ソフトバンク回線を利用した「格安SIM」サービスが開始される予定とのことです。

サービス立ち上げ当初こそ、「格安SIM」にしては実効速度の速さが長期にわたって継続していると評価の高かったLINE mobileでしたが、次第に帯域の増強が追いつかなくなり、普通の「格安SIM」業者になってしまったという印象が拭えないところでした。LINEがあっさりと見切りをつけてしまったというのも、Freetel破綻に代表されるような「格安SIM」業界をめぐる厳しい環境ゆえなのかもしれません。

ソフトバンクは「格安SIM」サービスに回線を卸すことこそ消極的な印象ですが、自社でワイモバイルというブランドをすでに展開しており、一見競合するかにみえるLINE mobileを傘下に収めたことにはいろいろ憶測も流れているようです。個人的には、悲観的なシナリオと楽観的なシナリオが思い浮かびます。

まず、悲観的なシナリオは、「ドコモ回線でのサービスの新規契約を停止し巻き取りを行なっていき、最終的にはワイモバイルに吸収される」という内容ですが、LINE mobileはワイモバイルに比べるとずっと契約者数も少ないとみられるだけに、わざわざ取り込む必然性があるのかなぁ?と首をかしげるところです。そのため、あまり説得力がないように感じます。

いっぽう、「低価格でのモバイルサービス」という点では一見競合するかのようにみえるLINE mobileとワイモバイルですが、前回のエントリで言及したようにワイモバイルのユーザー層の多くは「格安SIM」への関心が薄いとみられるため、実は競合していないという見方も出来ます。「ケータイ料金を安くしたい」というニーズに対して、イノベーター理論でいうところのイノベーターとアーリーアダプターに該当する層をLINE mobile、アーリーマジョリティ以降に該当する層をワイモバイルがターゲットとして棲み分けしていくということも充分考えられるだろうと思われます。

au回線とドコモ回線を利用したデュアルキャリアの「格安SIM」業者は増えてきましたが、ソフトバンク回線とドコモ回線を利用したデュアルキャリアの「格安SIM」業者はまだ希少であり、かつソフトバンクとの関係を利用したカウントフリーサービスを展開していけば、LINE mobileがイノベーターやアーリーアダプター層によりアピールできる「格安SIM」業者になりえる可能性も充分考えられるといえるでしょう。