月別アーカイブ: 2018年8月

【速報】中古スマホのSIMロック解除対応が2019年7月より義務化


「格安SIM」の普及を考えるうえで大きなインパクトを与える話題が、先日日経新聞にて報じられました。それによると、2019年7月より、総務省が中古スマホについてもSIMロック解除の対応を義務づけるということです。

これまで、一時期auのみ購入者本人以外のSIMロック解除に対応していましたが、こんにちでは従来3大キャリアのSIMロック解除対応は概ね「2015年5月以降発売の機種について購入者本人の申込み限定」となっているため、大半の「格安SIM」回線がドコモ回線を利用している関係でドコモの中古スマホについてはほとんど「格安SIM」の利用には支障が出ませんでしたが、auとソフトバンクの中古スマホにはほとんど門戸が開かれていない状態となっています。au回線を利用した「格安SIM」サービスは比較的早くから存在しましたし、昨今ソフトバンク回線を利用した「格安SIM」サービスも増えつつある状況ではありますが、auやソフトバンクにおいてはSIMカードの種類がドコモより複雑になっているという事情もあるのか、au VoLTE機種についてはau回線を利用した「格安SIM」サービスにおいてもSIMロック解除が必要だったり、ソフトバンクの中古スマホがソフトバンク回線を利用した「格安SIM」サービスにおいても比較的最近の機種でなければSIMロック解除をしないと使えないといった制約が多く、先日当サイトにおいても「中古スマホのSIMロック解除に対応しなければ問題は根本的に解決しないのではないか」と書いたばかりでした^^; ともあれ、「中古スマホを買ってきても使える『格安SIM』サービスがありませんでした」という事態が大きく低減される見込みが出てきたことは歓迎すべきところです。

この記事によると、SIMロック解除に対応する機種は2015年5月以降発売の機種のままで、本人以外であっても対応するという内容に変わる見込みだそうです。SIMフリー化出来るとなれば、「ドコモの中古スマホを購入したのでドコモ回線を利用した「格安SIM」サービスを利用する必要がある」といったような制約はある程度解消され、選択肢は広がることでしょう。ただし、それぞれのスマホが対応している周波数帯の事情もあるため、完全に自由とはいかないと考えられます。例えば、auスマホは対応している周波数帯が独特のため、ドコモやソフトバンクの回線を利用した「格安SIM」サービスではつながりにくいといった状況が想定されます。そのため、auスマホはau回線を利用した「格安SIM」サービスを、ドコモ及びソフトバンクのスマホはドコモ回線もしくはソフトバンク回線を利用した「格安SIM」サービスを選ぶ方が望ましいという問題は残るものとみられます。まだまだ組み合わせには制約があり、分かりづらいと思う人は出てくるかもしれません。

【速報】ワイモバイルもUQ Mobileも増量!だが…


実効速度の面で敵なしとみられているサブブランド系「格安SIM」業者ですが、契約できる容量がほかと比べてやや少ないところが死角といえなくもありません。一部のヘビーユーザーだけの問題と言えなくもないところもありますが、月20〜30GB利用できる「格安SIM」業者が珍しくないなかで、期間限定で最大14GBまでというのは物足りないと受け取る向きもあることでしょう。

そんな声が強かったのか、ワイモバイル・UQ Mobileとも、2018年9月1日から料金はそのままで利用できる容量を拡大する施策を発表しました。2年間限定という条件はありますが、月に利用できる最大容量がかろうじて20GB台に乗るので、他の「格安SIM」業者との格差はだいぶ縮まる印象を与えます。もっとも、それぞれ、従来新規契約後2年間限定で月に利用できる容量が、2GB→3GB・6GB→9GB・14GB→21GBに変わるところが、異様なくらい横並びです^^;

しかし、よく見ると、ワイモバイルが基本の月間契約容量を増量することで対応しているのに対して、UQ Mobileは基本データ容量がそのままで増量オプション分を増やして対応しているのが分かります。将来的にまたいくらでも変わってくる可能性があるとはいえ、現時点では新規契約後2年を経過してからはワイモバイルの方が有利ということになります。「格安SIM」を利用するユーザーはより有利な条件がみられる業者へと鞍替えしたがる性向がより強いだけに、中長期的な継続利用を想定していない向きもあるかもしれませんが、なるべく同じところを継続的に使っていきたいと考えるユーザーの場合は、ワイモバイルを選んだ方がよさそうです。

しばしばサブブランド系の「格安SIM」業者として並称されるケースの多いワイモバイルとUQ Mobileですが、個人的には「同じようなことをやってる割には、ワイモバイルに比べてUQ Mobileはしょぼい」との印象を受けています。今回の件も、やはり同じような感想です^^;

【追記】
UQ mobileも、2018年12月1日からは、ワイモバイル同様基本データ容量を増やす内容に変わるそうです。

 

【速報】mineo、ついにトリプルキャリア取り扱いに


mineoネタが続きますが^^;、9月4日からmineoがソフトバンク回線の取り扱いを開始する旨、発表されました。すでにmineoはドコモ回線もau回線も利用できるため、従来3大キャリアいずれの回線も利用できる「格安SIM」業者として一番乗りを果たすこととなります。長らくソフトバンク回線が利用できなかったのが「格安SIM」利用上のネックとなってきましたが、b-mobile系のサービスやLINE MOBILEに続き、このたびmineoも参入が決定して、環境は少しずつ改善されてきています。

もっとも、いまのところmineoでのソフトバンク回線による動作確認端末が検証途上にあって、どれだけSIMロック解除なしで利用できるのかが未知数となっています。もっとも、現在公表されているものだと、iPhone6s・7・SEが要SIMロック解除扱いとなっているなど、あまり期待できる内容にはなっていない感があります。au回線においてはSIMロック解除なしで対応できる幅の広いのは実質mineoのみ(UQ mobileは自社取り扱い端末でないと契約プランがかなりお寒い内容であるし、IIJmioやBIGLOBEはau VoLTE端末のみ対応らしくmineoに比べるとかなり制約が大きい状態)という実態であるため、mineoには期待したいところではありますが、実質ソフトバンク子会社であるLINE MOBILEですらSIMロック解除なしで利用できるのはごく近年の端末に留まっている状況なので、なかなか難しい問題であるとはいえるでしょう。

購入者本人であるなどの制約があるとはいえ、SIMロック解除対応が義務化されてすでに3年経過し、「格安SIM」利用への障壁はだいぶ低くなってきた感はあります。しかし、やはり中古スマホを購入しても利用できる「格安SIM」業者がないというような環境が改善されなければ、安心して購入できる環境には遠いといえるでしょう。2018年春、総務省の有識者会議は、中古スマホの流通促進のため、従来3大キャリアに対してそのような動きを阻害しないようにすべきだという方針を示していますが、ここで指摘されている従来3大キャリアが下取りした中古端末を海外に転売しているという問題よりも、購入者本人以外のSIMロック解除に対応するなどSIMロック解除をめぐる環境を改善することの方がずっと中古スマホの流通促進につながるのではないかと思います。