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【速報】「サブブランド優遇」って本当にあるの?


実効速度の面でワイモバイルとUQ mobileに太刀打ちできる「格安SIM」業者はないと長らく言われており、両者がそれぞれ従来3大キャリアと関連あるサブブランドであるという点から「サブブランド優遇ではないか」と問題視する向きがあります。その結果、総務省が関連省令を改正してサブブランドであるかそうでないかによる「差別」を禁じるという動きに出る旨、過日の日本経済新聞にて報道がありましたが、個人的には大きな違和感があります。

特に、ワイモバイルについては誤解されているところが多々あると言えるでしょう。現在のワイモバイルは子会社でもなんでもなく、あくまでソフトバンク株式会社の1ブランドです。いわゆる「借り物」の回線ではなく自社回線なのだから、実効速度が速いのは当然と言えます。買収したイーモバイルのプランを引き継いだ結果という経緯があるにしても、これを維持して低料金志向のユーザーの受け皿となっているのは、ごく真っ当な話であり、批判する方が筋違いではないでしょうか。

いっぽう、UQ mobileは別会社にあたるので、何らかの優遇措置があったとしたら問題が生じる余地があります。もっとも、こちらも特に好条件などなく、帯域を充分に確保した結果であると主張しています。個人的には速度計測の結果でUQ mobileが特別速いという印象を持っていないし、ワイモバイルとUQ mobileは同じようなことをやっているけれどUQ mobileの方が微妙にしょぼいと思っているので、これも本当に優遇されているのかなぁ?と首を傾げるところです。あと、まだ子会社化して日が浅いので評価はまた後ほどということになるでしょうが、LINE mobileのソフトバンク回線を利用したサービスがどうなるのかも注視していく必要があるのかもしれません。

先日、菅官房長官が「携帯電話の料金は4割下げられる」等の発言をしたり、モバイル通信事業に対する公的な介入が目につきますが、経済政策の失敗から目をそらさせるために意図的に携帯料金を悪者に仕立て上げているかのようなうさんくささをおぼえます^^; 確かに従来3大キャリアが好業績をあげているいっぽうで「格安SIM」業界が停滞しているという現状には引っかかる向きもあるでしょうが、それなりの理由があっての結果であって、逆にあれこれ統制が加わる方が気がかりだと感じます。