「格安SIM」導入までの手順(2)~いざ契約、いざ設定w


・自分の利用形態が分かれば、どの「格安SIM」業者を選べばいいか、絞り込める
・同じドコモ回線利用の「格安SIM」業者でも、割り当てられている帯域の幅によって実効速度が変わってくる場合もある
・単にデータ通信をしたいだけであれば、使いながらの順次見直しでも自由度は高い。いっぽう、通話をしたい場合はいろいろと制約も多く、手続きにも時間がかかる
・開通に際しては、ハードをいじったりネットワーク設定をしたりという手間がかかるので、IT系やモバイルについて基本的な知識がないと敷居が高い

1)「格安SIM」業者を選定する
自分の利用形態が分かったら、利用する「格安SIM」業者の候補の選定にかかります。「格安SIM」業者は数多くなりましたが、

  • 自分の使用容量に適した料金プランがあるか
  • 自分の使用したい端末が使えるか
  • 複数のSIMを併用できるか
  • 通話できるSIMがサポートされているかどうか
  • 端末のセット販売があるかどうか
などのさまざまな条件を勘案すれば、候補はおのずと限られてくるだろうと思います。なお、ごく簡易的な選択項目に限られますが、日経トレンディネットに、数多くの「格安SIM」業者のなかから自分の希望する通信容量・金額に対応したプランを検索できる「格安スマホ・格安SIMかんたん比較ツール」というページがありますので、参考になるかと思います。このページでは端末セット販売の場合は「格安スマホ比較」を、SIM単体の場合は「格安SIM比較」を利用するようになっています。ちなみに、私個人は、「利用シーンが多様に出来る」「実績がある」などの点から、IIJmioがもっとも初心者向けだろうと考えています。
 
たいていの「格安SIM」業者はドコモ回線を利用しているため、どこを選んでも通信速度やつながりやすさなどの面では違いはないだろうと思うかもしれません。しかし、実際にはそれぞれの業者に割り当てられている帯域の幅の違いによって、実効速度が変わってくるのだそうです。いまのところ従来キャリア・「格安SIM」業者とも規格値でしか通信速度に言及していないケースがほとんどですが、モバイル通信全般に対して規格値と実際の通信速度との乖離がクレームとなるようになった現状を踏まえ、総務省では実効速度を掲載するよう求めるガイドラインを策定中といわれます。早ければ2015年末にもこのガイドラインは公表される見込みです。それ以降は実効速度が差別化の1ポイントとして、より明確にされるでしょう。当サイトでも自分の利用している「格安SIM」業者の通信速度の定点観測を開始しましたが、スマートフォン関連の情報サイト「スマホ辞典」など、より多くの業者を全般的にチェックしているサイトもありますので、通信速度重視の方はそういった情報をチェックしてみてください。
 
通話できるSIMの場合は、一旦契約すると簡単に解約できないというケースがほとんどですが、データ通信のみの場合は契約容量の変更や解約がしやすいという面がありますので、慎重になり過ぎず、利用しながら順次契約内容の見直しをかけていくという方法も「あり」かと思います。
 
2)利用開始まで
a.新規契約する
一部、実店舗で契約できるカウンターを持っている業者もありますが、まだ「格安SIM」業者の多くは店舗を構えてはいません。新規契約をする場合、「SIMカードの付いている新規契約のパッケージを購入して、ウェブから開通手続きをする」か、「ウェブから申し込んでSIMカードを送ってもらう」か、どちらかとなります。あらかじめウェブから使用するSIMの登録をしておかないと、APN設定をしても電波をつかまないことがありますので、注意が必要です。
 
データ通信のみ(SMS機能が付いている場合を含む)の場合は、パッケージを購入してウェブから申し込み手続きをすれば即日利用が可能な場合もありますが、音声通話付きのSIMの場合は、本人確認手続き(運転免許証などの画像をウェブからアップロードして送付)がいるのでたいていは利用開始まで数日かかります。MNPは対応しているところもありますが、多くの場合数日間まったく利用できなくなるタイムラグが生じるので、やはり不便です。
 
b.スマホ等の設定をする
私自身はスマOFFで新規契約をした場合を除きSIMカード単体でしか入手したことはありませんが^^;、SIMカードと端末を同時購入した場合でも、SIMカードは端末には挿入されず、別個に届くようです。SIMカードを切り取って端末に挿入し、ネットワークの設定をする必要があります。このあたりは、ITやモバイル系に疎い人には敷居が高いかもしれません。
 
Androidスマホの場合は、バッテリのカバーをはずすとSIMカードの挿入口も分かる場合が多いですが、iPhoneの場合は、脇の穴にクリップの先などを挿すとSIMカードのトレイが飛び出してくるといった感じになっているようです。詳細は書ききれないので、それぞれの機種についてウェブで調べる必要があるでしょう。
 
SIMカードを挿入した後は、スマホ等を起動して、ネットワークの設定をする必要があります。
 
Androidの場合、「設定」の「無線とネットワーク」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」のところで、新しいAPNを設定します。「APN」「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」など、「格安SIM」業者のサイトに掲載されていたり新規契約のパッケージに同封されていたりする内容に従って、設定していきます。これはいささか面倒ですが、もともとSIMフリーで売っているスマートフォンの場合は、主要な「格安SIM」業者の設定があらかじめ保存されていて、契約した業者をラジオボタンで選択するだけで設定完了できる場合もあります。
 
auから出ているスマートフォンの場合、APNに相当するものとしてCPAというものを設定するようになっている機種があります。その場合は、「モバイルネットワーク」のところで、「アクセスポイント名」の替わりに「高度な設定」を選択し、「CPA設定」のところを選びます。この際、「CPA接続」にチェックが入っていたり、WiFiがONであったりすると、設定が出来ませんので、注意してください。名称は異なりますが、「APN」「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」など、設定する項目は変わりません。設定項目を保存したあと、「CPA接続」にチェックを入れると、接続が開始されます。
 
(Androidの場合、バージョンやハードのメーカーの違いによって、設定箇所の名称が若干異なってくることもありますが、大体同じような名称のところを選べば、設定の方法は同様になっています)
 
iPhoneの場合、「設定」→「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」のところで、Androidの場合と同様に設定する箇所があります。WiFi接続して、接続に必要なプロファイルをダウンロードして適用することで利用できるようになる場合もあります。
 
Windows Phoneの場合、「設定」→「ネットワークとワイヤレス」→「携帯ネットワークとSIM」というところで利用できるSIMの設定が出来ます。SIMの設定のなかに「インターネットAPN」という同様な設定をする項目があります。
 
タブレットはたいていOSが同じなのでスマホと同様の手順となりますが、WiFiルータの場合は、端末そのものを操作するのでは設定できないことも多いです。SIMカードを挿してから、WiFiルータを起動して、パソコンをルータにWiFiで接続し、ルータの管理画面にアクセスして、スマホ同様の項目を設定するのが一般的なようです。

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