「格安SIM」だと、やっぱりAndroidなの?


・いまのところ、やはりAndroidスマホがもっとも選択肢が多い
・iPhoneは当面「格安SIM」で使うメリットが少ない。iPhoneとAndroid2台持ちするなら、iPhoneを従来キャリアで通話用・Androidを「格安SIM」データ通信用がおすすめ
・Windows Phoneは国内SIMフリースマホを購入するのが望ましい
・この分野は、近い将来環境が激変していく可能性大

「格安SIM」という通称から、つい通信費に注目されがちな「格安SIM」業者ですが、「キャリアに拘束されずに、自分の使いたい端末を使いたい」というニーズを満たしてもらえる可能性も、「格安SIM」業者の魅力です。

2015年5月以降発売の機種に関してはSIMロック解除への対応が義務化されるというのもあり、将来的にはこの自由度が大きく高まるでしょう。しかし、当面はまだいろいろな制約があるといえます。ここでは、スマホの使用感に大きな影響を与えるであろう、OSと「格安SIM」との関係について言及します。

1)現状では、やっぱりAndroid
将来的には大きく変わってくる可能性が大ですが、いまのところはAndroidスマホが格段にバラエティに富んでおり、かつ「格安SIM」に最も適しているといえます。

SIMフリーで売られているスマホはたいていAndroidであり、「格安SIM」で利用できるNTTドコモのスマートフォン・auのLTE回線のスマートフォンもたいていはAndroidスマホでしょう。お値段も(中古を含め)お手頃なものから揃っています。

2)iPhoneは「格安SIM」で使うメリットが少ない
ここでは「iPhone」と書きますが、同じくiOSを利用しているiPadも大きく状況は変わらないと思います。
iPhoneが「格安SIM」向きでない理由には、以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • SIMフリー版のiPhoneが高いのに比して、従来キャリアでiPhoneを新規契約すると、MNPの際のキャッシュバック等なんらかの割引サービスが期待できるので、「格安SIM」導入によるコストダウン効果が薄れる
  • 「格安SIM」業者はたいていドコモ回線を利用しているが、ドコモはソフトバンクやauに比べてiPhone投入時期が遅れたため、まだドコモ版iPhoneの中古は全般的に高価である
  • 早くからiPhoneを投入していたソフトバンクのスマホは、ほとんどが「格安SIM」業者では利用できない環境にある
  • au回線を利用している「格安SIM」業者ではLTE回線しか利用できないため、iPhone4Sまでの機種は使えない。さらに、iOS8.x以降のiPhone5s/5cではデータ通信が出来ないという問題まである。
    (iPhone5はLTEのはずだが動作確認端末リストには含まれていない。iPhone6以降についてはmineoのみ対応)

こんにち、ドコモ版iPhoneが登場から2年を経過したため今後は中古市場で数多く出回るようになる可能性があり、今後もう少し状況は改善されるかもしれません。

従来キャリア版のiPhoneのSIMロックを解除して「格安SIM」などで使おうとする試みも、マニアの間では行なわれており、それを請け負う業者も存在します。ウェブ検索してみるとさまざまな方法があることが分かりますが、素直にSIMフリー版もしくはドコモ版を買ったほうがよかろう^^;というような高価なものやら、iOSのバージョンを下げなければ解除できないといった本末転倒だろうと思われるものも散見されます。

もっとも導入しやすい方法は、「格安SIM」に、iPhoneに対してロックされているキャリアのものと思い込ませる基盤を抱かせるというものです。通称「SIM下駄」といわれるものです。iPhone3GS以降のものは入手可能であり、Amazonなどでも売っていますが、通信方式がLTEに変わったiPhone5以降は日本国内で利用できないものに限られていたり、かなりハードルが高くなっているようです。成功例も散見されますが、粗悪品のレポートも多く、Amazonで入手する場合は購入者のレコメンドをチェックすることが必須といえるでしょう。実用上はほぼiPhone4S限定と考えた方がいいかもしれません。

かくいう私もiPhone4Sにて利用していますが、「データローミング」を常時ONにしておかないと通信できないという問題点があります(この設定がONであると、日本は島国なので国内のみで利用する場合はリスクが低いですが、特に海外で利用する場合など、予期せぬ回線と接続して高額請求につながるおそれがあります)。またときどきトラブルが生じる(再起動時にアクティベートを求められる、OSアップデートが出来ない場合がある、など)ようですので、安心して他人にはお勧めできないというのが本音です。

AndroidとiOSの両方を使いたいというニーズをお持ちの方は多いかもしれませんが、その場合は、Androidを「格安SIM」によるデータ通信用として、iPhoneは従来キャリアによる通話定額の料金体系を利用したほうが、いろいろな面で安心でしょう(私は逆になってますけどね^^;)。

3)Windows Phoneの並行輸入品は使用のリスクが高い
マウスコンピュータから発売されたMADOSMA Q501に加えて、このたびFREETELからKATANA 01が発売され、国内でのWindows Phoneのラインナップが少しずつ充実してきつつありますが、まだ点数では並行輸入品に及ばないというのが現状です。

しかし、日本国内で技適マークの付いていないスマホを利用することは、電波法違反となりますので、注意が必要です(並行輸入品のWindows Phoneのレビューをあげているサイトでも、ちゃんとしたところでは「自分のところは技適マークをつけるべきか審査できる資格を持っているため、使えている」といった断り書きをつけています)。Windows Phoneを使ってみたい人は、上記の国内発売の機種から選ぶのが賢明でしょう。

4)Firefox OSも、Windows Phoneとだいたい同様
Firefox OSのスマホも、技適マーク絡みで引っかかるおそれがありますので、海外のものを入手して利用するのはリスクを伴います。

ただし、auから発売されたLGのFx0は、UQ mobile・mineoどちらの「動作確認端末一覧」にも含まれています。

5)Blackberryは「格安SIM」向きではない
私自身も過去にBlackberryを「格安SIM」で運用したことがありますが、Blackberryの場合、設定等を簡便にするためにキャリアなりメーカーなりのサービスに負うところが多くなっているようです。「格安SIM」でこれらを利用するにはかなり裏技的なテクニックを要するようですので、人にはお勧めできないところです。

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