「格安SIM」業者レビュー(4)-BIGLOBE


・いろいろなサービスを付加しようとする狙いは感じられるが、クセがあってやや使いにくさも。サービス内容がコロコロ変わり、分かりづらい面も
・個人的な速度計測の結果では、通信速度の速いときと遅いときの差が極端に出るような気がする
・2015年9月の見直しによりややヘビーユーザー向けのメリットが出るようになったが、依然どちらにも中途半端な感が
・エンタメフリーオプションが唯一の売りという印象だが、一部の極端なヘビーユーザーが群がって利便性を低下させる可能性があるリスクを抱えている
・au回線を利用したタイプAが提供されるようになったが、auスマホをSIMロック解除なしで使えるという意味ではないので、要注意

私的な「格安SIM」業者レビュー、第4回はBIGLOBEを扱いたいと思います。

このBIGLOBEのSIMはタブレットで使っていたりWi-Fiルーターに持って行ったりとしばしば「お引っ越し」状態で使っていたりしますが^^;、現在はGalaxy Note 2で使っています。通信容量は月6GBのプランです。

私がBIGLOBEのSIMを導入したのは2014年11月ごろでしたが、そのときびっくりしたのはヨドバシで売っていた初期導入のSIMパッケージが通常の半額弱の1,500円(税込)だったことでした。現在(2015年8月)はさらに安くなっていて、ヨドバシのECサイトでは1,220円(税込)、Amazonでは1,100円(税込)で売られているようです。一時在庫僅少とされていたため店頭販売を終了するのではないかとの懸念がありましたが、ヨドバシの店頭で2,000円弱の新パッケージを見かけたので、当座は気にしなくてもよさそうです。もっとも、近年このあたりは、ウェブ経由での申し込みを利用するかぎり他の「格安SIM」業者でも似たりよったりになってきたので、とりたててBIGLOBEだからこその強みとはならなくなりました。

BIGLOBEはしばしばプラン・料金体系をいじっているところです。こんにちでは月3GB・6GB・12GB・20GB・30GBの5プランに、通話出来るSIMの場合のみ1GBのプランが加わるというかたちになるようです。月1GB・3GBのプランには3日間での通信容量制限が課せられますが、以前よりもやや条件が緩和されました(1GBプランでは3日で200MB・3GBプランでは600MBまで)。1ヶ月あたりで使い切らなかった分の容量の翌月への繰越は可能となっています。

私がBIGLOBEのSIM導入を決めたのは、月5GB(現在は6GBに増量)のプランが月1,505円(税別)で値ごろ感があったためでした。こんにちではIIJmioも同様の動きをしており、12GB・20GB・30GBのプランをみても、必ずしも容量が大きいから単価が安くなるという感じでもないので、割がいいとも思えなくなりました。

BIGLOBEでは、その他のオプションも豊富です。専用アプリを利用して通話料を半額に出来る・また3分以内の通話かけ放題オプションを付加できる「BIGLOBEでんわ」(仕組みからすると「みおふぉんダイヤル」や「楽天でんわ」などのプレフィックス番号を付加するサービスと同様のものと見られます)、IP電話アプリ「BIGLOBEフォン・モバイル」、提携している公衆無線LANスポット(2016年2月より、BBモバイルポイントのほかにDo SPOT、SECURED WiFiが追加されました)を利用できるオートコネクト、契約開始から1年間セキュリティ対策アプリを無料で利用できるサービスなど、うまく活用できれば有用な内容が多いです。

オプションサービスのなかで特徴的なのは、YoutubeやGoogle Play Music、AbemaTVなどでの通信が契約容量に加算されないという、エンタメフリーオプションでしょう。ただし、これは月6GB以上の契約者が対象で、かつデータ通信のみの契約者の場合は月980円(税別)となってしまうため、現在6GB契約で月1450円支払っている私にはバカにならない増額となってしまうので、私は利用していません^_^;A とはいえ、1日当たり音楽のアルバムを2~3枚程度聴いていれば月3GBぐらいの消費にはなるはずですので、値段としては妥当以上の内容かと思います。

この例をみても分かるように、オプションは数多充実しているとはいうものの、これらの内容をつぶさに検討してみると、他社でのサービスでも実現可能であったり、オプションにかかる費用が案外安くなかったり、メリットが案外乏しかったりといった場合もあり、意外と曲者です。また、シェアSIMのプランの内容が見直され、音声通話SIM・データ通信のみのSIMどちらも3GB以上のプランの契約をしている人対象となりましたが、最初にデータ通信SIMで契約した人は音声通話SIMをシェアSIMとして追加できないようです。私はIIJmioで音声通話SIMの追加を問題なく経験しているだけに、見直し後も依然融通の利かなさが鼻につくように感じます。エンタメフリーオプションを除くと、IIJmioでも同じようなオプションを用意していて、IIJmioの方がより好条件だったり制約が少なかったりするという場合がほとんどであると思っています。

個人的には、BIGLOBEというところは、いろいろ頑張っているのは分かるんだけれども、ライトユーザーを狙っているのかヘビーユーザーを狙っているのか、いまいち分からない、どちらから見ても中途半端に受け取られるのではないか?という感想を持っています。唯一の売りはエンタメフリーオプションという印象で、これを利用したい人には選ぶ必然性があると思いますが、これとてこの種の使い放題サービスには一部の極端なヘビーユーザーが群がって、利便性が落ちる可能性が出てくるリスクを抱えています。なお、個人的な速度計測の結果では、通信速度の速いときと遅いときの差が極端に出るところという印象を持っています。

2016年12月、BIGLOBEはKDDI傘下となり、au回線を利用したタイプAのサービスを開始しました。もっとも、mineoやUQ mobileのようにauスマホがSIMロック解除なしで使えるという意味ではなく、2017年7月までに発売された機種については要SIMロック解除であると注意書きされています。動作確認端末が一致しないのでまったく同一かは分かりませんが、au VoLTE対応機種をSIMロック解除したうえでしか利用できないIIJmioのタイプAと同様な内容かと思われます。

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