「格安SIM」業者レビュー(5)-b-mobile


・名前こそ「高速定額」だが、自分の環境では正直3Gよりも遅い。2015年10月に入って改善が見られるようになったところもあるが、結局やや料金が上がって月25GBの制限を課せられたプランへと移行する結果に
・25GB定額プラン・3分通話定額オプションなど、料金面ではかなり期待できる内容にはなってきているが、「高速定額」のイメージが拭えないので、いまいち他人には積極的にお勧め出来ない印象
・「SIMロック解除されていないソフトバンクiPhone・iPadが利用できる」と謳っている「格安SIM」サービスは、いずれもb-mobileがシステム面を担っているといわれる。内容は充実してきているが、個人的な環境では接続状況が思わしくないので、あまり積極的にお勧めできない印象。もっとも、自分のほかにはそういうレビューをしている人はいないようである

私的な「格安SIM」業者レビュー、第5回はb-mobileを扱いたいと思います。後述のとおり、このSIMはLTEだと実効速度があまり期待できない感じだったので、3G端末であるiPhone4Sにて、もっぱらストリーミング配信の音楽をドックコネクタ接続のコンポでかけるのに使用しています。

b-mobileというと、「格安SIM」業者としては比較的早い時期から参入していた老舗であるといえます。また、「高速定額」と称する通信容量無制限のプランを展開していました。私はこの「高速定額」プランに魅力を感じて契約しましたが、現在は25GB定額と、無制限ではないプランに移行しており、「高速定額」プランは既存契約者のみ利用できる形となっているようです。この「高速定額」ないしは25GBプランがヘビーユーザー向けのプランであるとすれば、1ヶ月の通信容量が1GB以下であれば500円、4GB以上5GBまでであれば1,500円(いずれも税別)で、途中1GB単位で250円ずつスライドしていく5段階定額というユニークな料金体系(その後Freetelが追随していますが)はライトユーザー向けプランといえるでしょう。そのほか、SIMロック解除されていないソフトバンクのiPhone5以降のiPhoneやiPadで利用できるプランも追加されました。

私が「高速定額」プランを契約したのは、もっぱら自宅環境におけるPCのネット接続での利用を念頭に置いたものでした。ブラウザ閲覧程度であればまぁまぁ使えるという印象ではありますが、正直LTEでありながら3Gよりも遅いです^_^;。2015年夏ごろまででは、PCのブラウザからスピードテストをチェックしてみると1Mbps以下であることがほとんどで、動画などはほとんど普通に見ることが出来ませんでした。IIJmioのSIMを入れた旧イーモバイルのWi-Fiルーターは実質3G回線でしか利用できない状況でしたが、それでもここまではコンディションは悪くないと思ったものでした。残念ながら200~250kbpsで使い放題というプランに毛が生えた程度で、「高速」という名称にはあまりふさわしくはないという感想を持ちつづけていました。やや改善の傾向も見られたものの、結局「高速定額」の方向は断念され、2016年10月にやや料金が上がったうえ月25GBの制限が加わったプランへと移行しています。

もっとも、「格安SIM」業者の通信速度比較サイトでの調査結果を見るかぎり、b-mobileに限らず他社の場合でも、「定額制」をうたっているプランの場合は、速度が似たり寄ったりであったり、3日間での通信容量制限がかかっていて実際には無制限でなかったりというケースばかりのようなので、とりたててb-mobileだけが極端に悪いというわけでもなかったようです。動画に限らず、アプリケーションの配布などもインターネットに依存する度合いが多くなっているこんにち、まだ固定回線を廃してモバイル回線1本に絞るというような運用の仕方はまだまだ現実的には難しいところがあるといえそうです。個人的には、アプリとかAmazonコンテンツのダウンロードとか、ある程度通信速度が欲しい場合を除いての日常のPCのインターネット接続においてそれなりに重宝していましたが、こんにちでは半ばLTEでの利用をあきらめ、3Gの端末で音楽ストリーミング専用機に廻しています。

月25GBという制限は追加されましたが、それでも従来キャリアが最近打ち出している大容量プランに比べれば容量も大きく、かつ割安であることに変わりはありません。かつ、最近b-mobile電話アプリの利用によって、1日3分以内の通話が50回まで無料になるオプションを500円(税別)にて導入しています。こんにちでは「5〜10分以内かけ放題」である「格安SIM」業者も珍しくはなくなったので、通話重視で選びたい人には不向きとはいえますが、そうでない場合は料金面においては従来キャリアに比べてかなりコストダウンが期待できる契約も可能でしょう。しかし、必ずしも「高速」とは言えない「高速定額」のイメージがあるので、品質面で他人にはあまり積極的にお勧め出来ない印象が拭えないです。

こんにち、「SIMロック解除をしていないソフトバンクiPhoneが使える」と謳っている「格安SIM」業者はU mobile sなどいくつかありますが、いずれもシステム面を担っているのはこのb-mobileであるといわれているので、実質どれを選んでも通信品質面では同じだろうと思われます。本体であるb-mobile sでは月15GBまで・通話面でも5分以内かけ放題が利用できるところまで内容は充実してきましたが、U mobile sにてiPadを利用している印象から、やはり個人的にはあまり積極的にお勧めできないのが現状です^^; しかし、他の人は特に接続状況について苦情を書いていないようなので、鉄筋コンクリートのマンションの屋内でしか使用していない自分だけの問題のように思われます。

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