【速報】「格安SIM」は緊急地震速報に対応しているの?


結論から先に言いますと、「端末が地震・津波警報システムに対応しているかどうかが問題であって、『格安SIM』であるかどうかは関係がない」です。

東日本大震災から5年のひと区切りを迎えた今年(2016年)、熊本地震も起こり、防災や地震対策などへも関心が高い人が多くなっていることと思います。

さて、従来3大キャリアのスマホでは、「エリアメール」「緊急速報メール」などといった名前で警告音や画面表示など地震の際の情報を受け取ることが出来ます。「格安SIM」を使っている場合ではこれらの情報を受け取れるのかどうか、気になる方もいらっしゃることでしょう。

こういった緊急地震速報を受け取れるのかどうかは、端末がこの地震・津波情報システム(ETWS:Earthquake Tsunami Warning System)に対応しているのかどうかによります。このETWSは、当初ドコモが開発したシステムですが、3GPPによって標準規格として採用されたものです。このシステムでは、宛先を指定せず、基地局から電波の届く範囲にあるスマホすべてに一斉に情報を送ります。ですので、「格安SIM」であろうがそうでなかろうが、ETWS情報自体はすべてのスマホが受信することが出来ます。

ただ、問題なのは、このETWS情報を表示したり警告音を出したりするのかどうかは、端末のメーカーの判断に委ねられているところにあります。そのため、従来3大キャリアの扱っている端末であれば、メーカーに対してETWS情報に対応するよう、あらかじめ要件に含んでいるのだろうと思われるのですが、SIMフリースマホの場合はそういう拘束がないのだろうと考えられます。ETWS対応しているのかどうかはそれぞれのメーカーで明記している場合もほとんどないようなので、確認するのは難しいですが、「モバイルガジェット東京03 格安SIM比較紹介所」というサイトで各メーカーに問い合わせた結果では、ASUS、VAIO Phone、ALCATELといったメーカーは対応していて、FREETEL、HUAWEY、ZTEといったメーカーは非対応であるとの回答を得ているようです。

SIMフリースマホではなく、ドコモ・auスマホの中古に「格安SIM」を挿して使っているという場合は、概ねETWS対応出来ていると考えていいでしょう(ソフトバンクスマホの場合はそのままだと「格安SIM」では使えませんが、SIMロック解除手続きが可能な機種であれば、同様に対応可能であると思われます)。5月16日夜茨城方面で地震のあった際、私の使用しているスマホで警報・地震情報表示などがされたのは、ワイモバイルのAQUOS Phoneを除けば、FREETELのSIMを挿しているドコモiPhone5S、BIGLOBEのSIMを挿しているGalaxy Note2、UQ MobileのSIMを挿しているXPERIA XLといったドコモ・auスマホの中古すべてで、SIMフリースマホはすべて無反応でした。

ですので、緊急地震速報を受信したいというニーズを持っている「格安SIM」ユーザーは、ドコモないしauのスマホの中古を入手して使うか、独自でYahoo!防災速報やTwitterの地震速報などのサービスに対応できるよう、準備しておく必要があるでしょう。

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