「格安SIM」で使えるスマートフォン


・まずは、利用したい「格安SIM」業者のサイトで「動作確認機種一覧」をチェックするのが無難
・「SIMフリーのスマートフォン」「ドコモのスマートフォン」なら、たいていは大丈夫
・「auのスマートフォン」は、LTEのものなら利用できる業者がある
・「ソフトバンクのスマートフォン」は、iPhone5以降が使えるところが出てきたが、Androidだとごく最近の機種以外はほとんど無理と考えておいたほうがよい
・2015年夏モデル以降の機種の場合はSIMロック解除対応もされるようになったが、「SIMロックがされているか」のほかに「利用できる周波数帯」も重要
・「並行輸入のスマートフォン」は、技適マークのないものを利用すると電波法違反になる

※ここでは「スマートフォン」と書いていますが、タブレットでもWiFiルータでも、基本的には同様です

「通信料のコストダウン」を主目的として「格安SIM」の導入を検討する場合、「手持ちの端末が使えるのか」「新規購入の場合、安く手に入るのか」がポイントの1つとなってきます。

たいていの場合、「格安SIM」業者のサイトでは「動作確認機種一覧」を掲載していますので、利用したい「格安SIM」業者が決まっているのであれば、それをチェックする方が望ましいですが、だいたいの目安は以下のとおりです。

1)SIMフリーのスマートフォン
もちろん、最初からSIMロックのかかっていないスマートフォンがもっとも確実です。
最近では、海外勢ばかりでなく、国産のSIMフリースマートフォンもいくつも販売されるようになりました。
しかし、お値段もピンからキリまであります。「使ってみたいスマートフォンがSIMフリーで出ているから」という趣旨であれば、いくらでも好きな価格のものを購入していいかと思いますが、通信料のコストダウンを主目的とする場合は所与の成果を得られない場合もありますので、注意が必要です。

2)NTTドコモのスマートフォン
中古のスマホを安く購入して「格安SIM」で使おうとする場合、NTTドコモのスマートフォンというのは魅力的な選択肢です。
なぜなら、大半の「格安SIM」業者はドコモの回線を利用しているため、SIMロックが解除されていなくても大抵は利用できるからです。
ただし、テザリング可能な機種でも、「格安SIM」業者を介して利用する場合は、ネットワーク設定上の問題で利用不可となっていることが多いので、注意が必要です。テザリングを利用したい場合はSIMフリーのスマートフォンを選ぶのが無難ですが、ドコモから2011年4月以降に発売された機種の場合、手数料を払えばSIMロック解除に応じてくれるというものが相当数ありますので、SIMフリー化すればテザリングが可能になるかもしれません。対応機種及び詳細はドコモの該当ページを参照してください。
なお、SIMロック解除対応の義務化された2015年5月以降に発売された機種の場合、「ドコモから購入した本人であること」「購入から180日経過していること」などの条件があり、却って条件が改悪されているようです^^;。

3)旧イーモバイルの一部のスマートフォン
2000年代末~2010年代始めごろのイーモバイルのスマートフォンは、当時のイーモバイルの方針でSIMフリーの機種が多かったので、利用できる場合があります。
近年のソフトバンク回線を利用している機種ではSIMフリーでないケースも多いようなので、注意を要します。
また、サポートしている周波数帯の関係で、EM ONEや元祖Pocket WiFiなど、SIMロックがされていなくても使えない場合、あるいは、多くのSIMフリーLTE PocketWiFiのように、LTE対応の機種でも3Gでしか利用できないといった場合もありますので、注意を要します。

4)auでLTE回線を利用したスマートフォン
大抵の「格安SIM」業者はドコモの回線を利用していますが、なかにはauの回線を利用しているところがあります。知る限りではUQ mobileとmineoの2つと、mineoがシステム面を担っていると言われるFiimoやQT mobileなどです。これらではauのスマートフォンを利用することが可能です。
(IIJmioやBIGLOBEもAプランにてau回線を利用していますが、au VoLTE対応機種しか使えません。au VoLTE機種はその仕様上、au回線の「格安SIM」を利用する場合であってもSIMロック解除が必須となるため、IIJmioやBIGLOBEではSIMロック解除なしで使えるauスマホが存在しないこととなります)
ただし、auではLTE回線しかこれらの業者には貸与していないため、LTE回線を利用できるスマートフォンしか使えません。
なお、SIMロック解除対応の義務化された2015年5月以降発売の端末については、購入日より180日間は解除手続きを行えないことになっていますので、注意が必要です。過去には、従来3大キャリア中、auのみが購入者以外でもSIMロック解除対応をしてもらえたため、auの中古スマホを購入するのを推奨するような雑誌もありましたが、2017年12月に改変され、現在は他キャリア同様、購入者本人でなければ手続きできなくなりました。

5)ソフトバンクのiPhone5以降
U mobileやb-mobileにてソフトバンク回線を使った「格安SIM」サービスが開始され、ようやく従来3大キャリアいずれのユーザーでも「格安SIM」切替可能になる道が開かれました。
もっとも、当面はnanoSIM利用のiPhone限定となっているため、iPhoneだとiPhone5以降の機種ということになります。
(ちなみに、iPadはmicroSIM利用の初代から動作対応機種に含まれています)
その後、LINE mobileやmineo、nuro、QT mobileなどでもソフトバンク回線の取り扱いが行われるようになりましたが、iPhone6s〜7にかけてはSIMロック解除が必要なところとそうでないところと、各社対応が分かれますので、各社の動作確認端末一覧を確認する必要があります。
なお、SIMロック解除対応の義務化された2015年5月以降発売の端末については、購入日より180日間は解除手続きを行えないことになっていますので、注意が必要です。

6)ソフトバンクでSIMロック解除手続きが可能なスマートフォン
ソフトバンク回線を利用した「格安SIM」サービスを取り扱う業者がいくつか登場し、iPhoneの場合はiPhone5以降で利用できるところも登場しましたが、Android端末の場合だと、2017年8月以降に販売開始された機種でなければ、SIMロックをしたままでは利用できないようです。
(ワイモバイルではSIMだけを提供するプランが存在し、U mobile SUPERもワイモバイル回線を利用していると言われています。これらはソフトバンクの回線を利用しているはずですが、ワイモバイルのサイトには「SIMロックされているスマートフォンは使えない」と記載されています)
数はあまり多くないようですが、2015年5月以前発売の機種でもSIMロック解除の手続きをしてもらえる端末が存在しますので、手数料はかかりますが、「格安SIM」を利用できる場合もあります。詳細はソフトバンクのサイトをチェックしてみてください。なお、SIMロック解除対応の義務化された2015年5月以降発売の端末については、購入日より180日間は解除手続きを行えないことになっていますので、注意が必要です。

手持ちの端末、もしくは使いたい端末が確定している場合は、その端末のことをWikipediaでチェックしてみると、SIMロックがどうなっているか、対応している周波数帯がどうかなど、「格安SIM」で使えるのか参考になることが書かれている場合が多いです。auスマホの場合、利用している周波数の関係でSIMロックを解除してもドコモ回線の「格安SIM」業者で使えない・もしくは利用が困難な場合もあるため、注意が必要です。同様に、SIMフリーのスマホであっても、対応している周波数帯の関連でau回線の「格安SIM」業者では使えないと記載されている場合もありますので、要チェックです。手持ちの端末をSIMロック解除して使う場合は、ドコモとソフトバンクのスマートフォンの場合はドコモ回線の「格安SIM」業者・auスマートフォンの場合はau回線の「格安SIM」業者を選んでおくのが穏当でしょう。

最近では、Amazonなどでも、海外からの並行輸入になるSIMフリーのスマートフォンが多く売られています。しかし、日本国内で使う場合、技適マークのあるものでないと電波法違反にあたるので、注意が必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)