「格安SIM」データ通信4つの利用形態


・「契約した容量を使い切ったら低速に」というよくあるパターンのほかに、「高速定額」「低速・廉価」「プリペイド」という選択肢もある
・「高速定額」であっても、利用状況によっては一時的な速度制限が課される場合もある

・「低速・廉価」なプランは以前よりありがたみが薄れたが、安い維持費でサブ端末をキープしておきたい場合には価値あり
・「プリペイド」は「お試し」「短期的な利用」にメリットはあるが、継続的に利用するなら通常の契約に切り替えたほうが割安

近年「格安SIM」業者が続出するにつれて、「契約した容量までは高速で、それを使い切ったら低速に」というタイプの、従来キャリアでもおなじみの料金体系が主流となりました。

しかし、「低速ではあるが安価な定額制」「プリペイド」など、利用形態に応じて、「格安SIM」業者では多様な選択肢が存在します。自分のスマホの利用状況を確認したうえで、最もふさわしい契約内容を選びましょう。

選択肢が多いために、逆に迷うということがあるかもしれません。しかし、「通話」「端末同時購入」といった条件が加わらないかぎり、単にデータ通信をするだけであれば、契約内容の変更や解約に自由度の高いのが「格安SIM」の強みです。使いながら見直しをかけていくという、PDCAな試みをしていくのも「あり」でしょう。

1)「契約した容量までは高速」の場合
従来キャリアでもよくある、「毎月契約した容量までは高速で、それを使い切ったあとは低速に」というプランが、「格安SIM」業者でもとられるケースが昨今は多くなりました。

しかし、OCNモバイルONEなど、「1日あたりで契約した容量までは高速」というプランを提供しているところもあります。OCNの「1日あたり110MB」コース(月額900円)は、「1ヵ月あたり3GB」コース(月額1,100円)よりも割安になっています(いずれも税別。2015年5月時点での情報)。毎日コンスタントに利用する場合には、有効な選択肢と言えるでしょう。

また、IIJmioのように、「クーポンスイッチをONにしていれば高速・OFFにしていれば低速」という形で、契約容量を節約できる場合もあります。SNSを見たりメールの送受信をしたりする程度の際はOFFにして、動画を見たりダウンロードしたりする場合のみONにするといった利用法をすれば、クーポンスイッチがOFFの場合は契約容量中にカウントされませんので、限りある契約容量の有効活用が可能となります。

2)「高速定額」の場合
b-mobile、U-mobileなど、「高速で使い放題」をうたっている「格安SIM」業者もあります。ぷららモバイルLTEのように、「速度は3Mbpsである替わりに使い放題」というケースもあります。価格を見ても、「格安SIM」にしては高いなという程度で、魅力的でしょう。

ただし、注意事項で「他者に影響を与える大容量通信には一時的な通信制限を課す場合があります」と書かれている場合もありますので、文字通りの勝手気ままが許されるとは受け取らないほうがいいでしょう(これは「高速定額」に限らない話ですが)。また、実際の通信速度をチェックしてみると、「言うほど高速ではない」というのが現実のようですので、速度重視の方はあらかじめスマートフォン関連情報サイト「スマホ辞典」など、実際の通信速度の調査結果を掲載しているサイトをチェックしてみたほうがいいでしょう。自分の契約しているごく一部の業者に限られますが、当サイトでも定期的に速度計測の結果を紹介しています。

3)「低速・廉価」なプランの場合
「格安SIM」が話題になり始めた当初は、この形態が目立っていたという印象でした。200~250kbps程度でしか利用できない替わり、1ヵ月あたりでのデータ通信の基本料金が500円程度で済むというプランです。こんにちではServersMan SIM LTEやWIRELESS GATEの480円プラン、楽天モバイルのベーシックプランなどが代表例です。以前は「低速だが使い放題」というような表現がされていたように記憶しておりますが、実際には3日あたりでの通信容量制限がされている場合がありクレームがついたためか、「使い放題」という表現は見られなくなったようです(ServersMan SIM LTEでは速度切り替えサービスも導入していますが、容量あたりの金額が割高なので、低速専門と割り切ったほうがよいです)

200~250kbps程度でも、SNSやスマホサイトをちょっと閲覧したりメールの送受信をしたりするぐらいであればさしたる支障もないため、古くなったスマホをサブ端末として安く(月500円程度)維持するうえでは有効ではあります。

もっとも、昨今ではDMMモバイルやDTI SIMなど、月1GBのプランを700円弱で提供する業者も出てきており、かつてよりはありがたみが薄れてきている感があります。

4)「プリペイド」の場合
「1日あたり50MBまで20日間」「2GBを使い切るか3ヵ月間まで」といった、期間限定のプリペイドのサービスを、OCNモバイルONEやIIJmioなどでは用意しており、家電量販店などで売られています。

通常開通手続きにかかる初期費用プラスアルファ程度の金額で一定期間利用でき、期間終了後は手続き不要で自然解約となるため、気軽に導入しやすいというメリットがあります。

また、気に入った場合は、OCNモバイルONEでもIIJmioでも、一定期間経過後に追加のパッケージを購入することによって、継続的に利用していくことが可能です。しかし、やや割高となってしまうため、継続して利用したい場合は、安い月額料金プランに移行するほうがベターです。どちらも月額料金プランに移行することが可能です(一部例外あり)。

 

 

 

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