【速報】楽天が目指すのはワイモバイルのポジションか?


ことの成否はまだ分かりませんが、楽天が周波数帯獲得を申請して、第4の携帯キャリアに参入しようとする目論見を発表したのは、大きな話題となりました。ただ、設備投資の費用が従来3大キャリアに比してあまりにも少なく見積もられているため、単独での全国的な展開は困難であろうとみられているようです。従来のドコモ回線を借りている楽天モバイル併用であろうとか、他社ネットワークのローミングで対応するのであろうとか、基地局をリースで借りるのであろうとか、いろいろな推測がされているようです。

先日Freetelの「格安SIM」事業を承継して、個人向け「格安SIM」サービスではトップの位置づけにある楽天ですが、それでも契約回線数は140万回線程度であり、従来3大キャリアに比べれば桁が違う少なさです。新規業者の参入によって価格競争が促進され、市場が活性化するのを期待する向きがあるようですが、そのように筋書きどおり事が進むのか、気がかりな部分が残ります。

私は、いまのところいちおう楽天モバイルユーザーではありません。Freetelで2回線契約しているため、2018年1月に予定されているブランド統合が実現された場合は名実ともに楽天モバイルユーザーになるだろうと思われます。その関係や、プラスワンマーケティングの民事再生法申請などの兼ね合いでか、Freetelブランドでの新規契約は2017年12月4日に停止しており、楽天モバイルのスーパーホーダイ乗り換えへの優遇措置がとられるようになっています。

そのような立ち位置での外部目線となりますが、楽天モバイルは個人的にはあまり関心のない「格安SIM」業者になります^^; ひととおりのサービスが揃っているのは分かりますが、いま力を入れていると思われるスーパーホーダイは、2年ないし3年の利用期間を前提とした内容であり、金額的に見ても、ワイモバイルやUQ mobileを意識したものと感じられます。いまのところこの両社ほどとは感じませんが、通信端末を抱き合わせて「2年(もしくは3年)縛り」を伴うユーザーとそうでないユーザーとの扱いに差が出来つつあります。

ここで自社で所有する設備への投資がなされた場合、固定費が発生するため、その回収の見込みが立ちやすい定期契約のユーザー獲得への動きがより顕著になるのは明らかであろうと思われます。その結果、楽天モバイルは「格安SIM」本来のあり方からは遠ざかっていくのではないのかな?と感じられます。

自社で回線を所有するようになったとしても、従来の楽天モバイルとかけ離れた料金体系を採用したりするのは考えにくいし、立ち位置的には自社回線を利用しつつも「格安SIM」的な使い方も可能なワイモバイル(UQ mobileは関連会社となるのでちょっと違う)に近いポジショニングを狙っているのかな?という気がします。

ひととおりのサービスが出揃い、価格競争面でも頭打ちという感が出てきて、曲がり角にきているように思える「格安SIM」業界ですが、この楽天の携帯キャリア参入に関わる報道をみても、自社で回線を所有するのにはハードルが高いという感が拭えません。と言って、ただ「借り物」の回線を利用するだけでも薄利多売を狙うしかない状況となりつつあり、「格安SIM」は従来とは違ったベネフィットを提供できるような業態に変化していかなければいけないのかな?というのを痛感させられます。

【追記】
スーパーホーダイ契約の場合、SIMのみの契約であっても、2年ないし3年の契約で10,000円ないし20,000円相当の楽天スーパーポイントの付与がされるそうですので、現金によるキャッシュバックとは違いますが、人によっては端末購入の有無による格差を感じなくて済むかもしれません。

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