「格安SIM」業者レビュー(10)-OCNモバイルONE


・データ通信SIMのみだが、プリペイドSIMがあり月極契約への移行も可なので、あらかじめ使用感を試してからの契約もできる。もっとも、こんにちではIIJmioの方が容量面で有利か
・料金プランが多彩だが、選ぶ必然性があるのは日割コースだろう。ただヘビーユーザー向けではないので、別にデータ通信用のサブ端末を併用する必要があるか
・通話かけ放題は、通話料金が最も高額判定された先3件分をサービスとする「トップ3かけ放題」がユニーク
・「NTTグループの格安SIM」ではあるが、ほかのドコモ回線「格安SIM」より特別扱いされているという感じではない

なかなか「格安SIM」関連のネタを思いつかないので^^;、ひさびさに自分の利用している「格安SIM」業者のレビューを書いてみたいと思います。1年ちょっと前から利用しているものの、もっぱらWiFIルータにて利用しているのみでスマホではほとんど使っていなかったためレビューをためらっていたOCNモバイルONEを取り上げたいと思います。なお、こちらは、2017年3月からスマホでの使用に切り替えました。

もっとも、正規にOCNモバイルONEと契約してからは上記のとおりWiFiルータにて利用しているだけだったのですが、それ以前に一時期プリペイドSIMをスマホやタブレットにて利用していたことがあります。こんにちではIIJmioの方が容量面で有利なようなので積極的にお勧めしたいとも思いませんが、OCNモバイルONEの利用を検討中の人があらかじめ使用感を試してみたいという場合にはそれなりに価値があります。データ通信のみのSIMしか利用できない点が要注意ですが、契約手数料程度の金額で1日当たり50MBを20日分・もしくは1GB分(利用期限は3ヶ月程度)利用したうえで、爾後月極契約に移行が可能です。いちおう期間延長もしくは容量が追加できるパッケージも入手可能ですが、やや割高感はあるので、継続利用をしたい場合は月極契約を選んだ方がベターでしょう。

OCNモバイルONEは料金プランが多彩な点がユニークですが、率直に言って選ぶ必然性があるのは日割コースだけだろうと思われます。毎日使わないと意義が半減するのがネックとはなりますが、1日当たり110MBもしくは170MBのコースが選べ、1ヶ月で3GBもしくは5GB契約するよりはやや割安感があり、かつ1日分で通信量が超過した場合でも翌日には通信制限が終わっているというメリットがあります。もっとも、最近は月5GBのコースは月6GBに増量されている場合が多いので、やや1日当たり170MBのコースの割安感は減じたようですが、上記通信制限面でのメリットを考慮に入れれば、選ぶ必然性があるでしょう。ただ、1ヶ月あたりの最大通信量からするとヘビーユーザーには向かないので、別にデータ通信用のサブ端末を利用している人がメイン端末として使用したい場合に適しているのではないかと思われます。

その他の料金プランは、他の「格安SIM」業者でも珍しくない月極のコースもありますが、低速大容量コースがユニークです。これは規定の通信速度を500kbpsに制限する替わりに、月10GBコースよりも割安な金額で月15GB利用できるという内容です。もっとも、これはUQ mobileにて同じ規定値かつ似たような金額で容量無制限(正確には3日あたりの制限があるので無制限とは言えないが、それでも1ヶ月あたりでは最大60GBぐらいにはなる)のプランが存在するので、au回線だと利用に問題が生じる端末を使っている人にしか選ぶ必然性がないのかな?という印象です。

かけ放題プランについては、通例よくみられる10分以内かけ放題のほかに、「トップ3かけ放題」プランがあるのがユニークです。これは1ヶ月間で最も通話料金が高額になった通話先3件分を自動判定して、その分の通話料をサービスとする内容です。そのため、特定の相手にかけることが多い人の場合はメリットがあります。通常の10分以内かけ放題とセットにした「かけ放題ダブル」もありますが、月額料金が基本料と合わせて2,000円(税別)となるので、従来キャリアの5分以内かけ放題よりやや高額であり、ユーザーの利用形態によって損か得かは判断が分かれるところでしょう。

低速モードの切り替え(OCNモバイルONEではターボ機能OFFと呼んでいる)やシェアSIMの利用などの仕組みも用意されていますが、低速モードにてバースト転送機能を利用したい場合は一旦機内モードにするなどして通信を切断しなければならない・シェアSIM分の維持費が必須となるなど、IIJmioに比べるとやや使い勝手が物足りないところがあります。ただし、低速モードでの利用では、IIJmioのような3日間での容量制限がないというのがやや有利な点です。また、バースト転送機能で高速通信する容量が若干大きいため「低速最強」という評価をされることがしばしばあるようですが、私個人の使用感としては、IIJmioよりややマシかなぁ?というレベルにとどまっているようです^^;

もっぱらWiFiルータにて使用していたため、あまり速度計測は実施していませんが、体感的には同様にWiFIルータで使用しているIIJmioの場合よりもやや遅く感じるケースが多いような気がしました。「NTTグループの格安SIM」という宣伝文句も使われてはいますが、ほかのドコモ回線使用の「格安SIM」業者に比して「特別扱い」されているような要素はあまり感じられないというのが正直なところです^^;

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