【速報】楽天が目指すのはワイモバイルのポジションか?


ことの成否はまだ分かりませんが、楽天が周波数帯獲得を申請して、第4の携帯キャリアに参入しようとする目論見を発表したのは、大きな話題となりました。ただ、設備投資の費用が従来3大キャリアに比してあまりにも少なく見積もられているため、単独での全国的な展開は困難であろうとみられているようです。従来のドコモ回線を借りている楽天モバイル併用であろうとか、他社ネットワークのローミングで対応するのであろうとか、基地局をリースで借りるのであろうとか、いろいろな推測がされているようです。

先日Freetelの「格安SIM」事業を承継して、個人向け「格安SIM」サービスではトップの位置づけにある楽天ですが、それでも契約回線数は140万回線程度であり、従来3大キャリアに比べれば桁が違う少なさです。新規業者の参入によって価格競争が促進され、市場が活性化するのを期待する向きがあるようですが、そのように筋書きどおり事が進むのか、気がかりな部分が残ります。

私は、いまのところいちおう楽天モバイルユーザーではありません。Freetelで2回線契約しているため、2018年1月に予定されているブランド統合が実現された場合は名実ともに楽天モバイルユーザーになるだろうと思われます。その関係や、プラスワンマーケティングの民事再生法申請などの兼ね合いでか、Freetelブランドでの新規契約は2017年12月4日に停止しており、楽天モバイルのスーパーホーダイ乗り換えへの優遇措置がとられるようになっています。

そのような立ち位置での外部目線となりますが、楽天モバイルは個人的にはあまり関心のない「格安SIM」業者になります^^; ひととおりのサービスが揃っているのは分かりますが、いま力を入れていると思われるスーパーホーダイは、2年ないし3年の利用期間を前提とした内容であり、金額的に見ても、ワイモバイルやUQ mobileを意識したものと感じられます。いまのところこの両社ほどとは感じませんが、通信端末を抱き合わせて「2年(もしくは3年)縛り」を伴うユーザーとそうでないユーザーとの扱いに差が出来つつあります。

ここで自社で所有する設備への投資がなされた場合、固定費が発生するため、その回収の見込みが立ちやすい定期契約のユーザー獲得への動きがより顕著になるのは明らかであろうと思われます。その結果、楽天モバイルは「格安SIM」本来のあり方からは遠ざかっていくのではないのかな?と感じられます。

自社で回線を所有するようになったとしても、従来の楽天モバイルとかけ離れた料金体系を採用したりするのは考えにくいし、立ち位置的には自社回線を利用しつつも「格安SIM」的な使い方も可能なワイモバイル(UQ mobileは関連会社となるのでちょっと違う)に近いポジショニングを狙っているのかな?という気がします。

ひととおりのサービスが出揃い、価格競争面でも頭打ちという感が出てきて、曲がり角にきているように思える「格安SIM」業界ですが、この楽天の携帯キャリア参入に関わる報道をみても、自社で回線を所有するのにはハードルが高いという感が拭えません。と言って、ただ「借り物」の回線を利用するだけでも薄利多売を狙うしかない状況となりつつあり、「格安SIM」は従来とは違ったベネフィットを提供できるような業態に変化していかなければいけないのかな?というのを痛感させられます。

【追記】
スーパーホーダイ契約の場合、SIMのみの契約であっても、2年ないし3年の契約で10,000円ないし20,000円相当の楽天スーパーポイントの付与がされるそうですので、現金によるキャッシュバックとは違いますが、人によっては端末購入の有無による格差を感じなくて済むかもしれません。

速度定点観測@川崎編(1)


これまで武蔵小杉で当サイトの更新や速度計測を行なってきていた場所が使えなくなりましたので、とりあえずサイト更新作業を川崎で行なっています。場所が変わったのもあり、お約束の速度計測を実施してみることとしました^^;。

川崎市川崎区近辺における、11月26日(日)12時55分前後の速度計測結果となります。手持ちの端末の関係で、計測対象の「格安SIM」業者の顔ぶれが偏っているような気がしますが、ご愛敬^^;。近々、IIJmioは速度計測対象に復帰できる見込みです。

武蔵小杉と比べると、似たり寄ったりという印象でしょうか。Biglobeが異様に好調な印象ですが、ここは前々から振幅が大きいので中長期的にはよく分からないと言えるでしょう。ここでも、なぜかUQ mobileが普通の「格安SIM」業者レベルというのは変わらず、特に「低速モード」ではmineoにもだいぶ差をつけられています。近年競合を意識しているワイモバイル相手に至っては、互角にはほど遠いのかな?という印象です。「2年縛り」等の問題があるので、厳密には「格安SIM」とは言い難いにしても、速度面や乗り換えに伴う違和感のなさを重視したければワイモバイル一択という持論は変わらずです。ただし、UQ mobileのみ、使用端末のAndroidのバージョンの関係でRBB Today Speed Testを使えなかったので、数値は参考程度とお考え下さい(SpeedSpotを使用)。

1)LTE速度比較
UQ mobile Down 8.30Mbps Up 14.05Mbps
biglobe sim Down 25.06Mbps Up 20.13Mbps
mineo(A Plan) Down 8.20Mbps Up 10.10Mbps
ワイモバイル
 Down 46.48Mbps Up 31.32Mbps

2)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
UQ mobile Down 0.08Mbps Up 0.00Mbps
mineo(A Plan) Down 0.36Mbps Up 0.46Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
biglobe sim Galaxy Note 2
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21
ワイモバイル DIGNO E(いわゆる「SIMだけの契約」ではありません)

低速モード比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
mineo(A Plan) XPERIA VL SOL21

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。

速度定点観測@こすぎ編(31)


前回のエントリでも書きましたが、最近、個人的にあまり「格安SIM」関連のネタがありません^_^;A
そこで、今年春以来途絶えていた、速度計測を急遽実施することとしました。川崎市中原区近辺における、11月19日(日)11時15分前後の速度計測結果となります。なお、計測場所の都合上、こすぎ編の速度定点観測は今回で最後となります。手持ちの端末の関係で、計測対象の「格安SIM」業者の顔ぶれが偏っているような気がしますが、ご愛敬^^;

ひさびさとはなりましたが、環境はとくに変わってはいないのかな?という印象です。Biglobeがやや持ち直している印象ですが、ここは前々から振幅が大きいので中長期的にはよく分からないと言えるでしょう。「2年縛り」等の問題があるので、厳密には「格安SIM」とは言い難いにしても、速度面や乗り換えに伴う違和感のなさを重視したければワイモバイル一択と言えるでしょう。

なお、使用端末のAndroidのバージョンの関係で、mineoとUQ mobileはRBB Today Speed Testを使えなかったので、数値は参考程度とお考え下さい(SpeedSpotを使用)。この計測場所ではなぜかUQ mobileがずっと普通の「格安SIM」業者レベルで、近年競合を意識しているワイモバイル相手だと互角にはほど遠いのかな?という印象を受けます。

1)LTE速度比較
UQ mobile Down 9.10Mbps Up 3.98Mbps
biglobe sim Down 14.72Mbps Up 10.03Mbps
スマオフ Down 1.76Mbps Up 10.43Mbps
mineo(A Plan) 
Down 8.43Mbps Up 7.13Mbps
ワイモバイル
 Down 60.65Mbps Up 16.77Mbps

2)低速モード(規格値0.2~0.25Mbpsのもの)比較
UQ mobile Down 0.16Mbps Up 0.02Mbps
mineo(A Plan) Down 0.14Mbps Up 0.13Mbps

それぞれ、使用機器は以下のとおりです。

LTE速度比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
biglobe sim Galaxy Note 2
スマオフ FLEAZ POP CP-L42A
mineo(A Plan) DIGNO S KYL21
ワイモバイル DIGNO E(いわゆる「SIMだけの契約」ではありません)

低速モード比較
UQ mobile InfoBar A02 HTX21
mineo(A Plan) DIGNO S KYL21

同じ時間帯でも計測結果にはそれなりに振幅がありますので、あくまでも個人的な環境による参考資料とお考えください(複数回計測を行なった場合は、ダウンロード速度の速かった方を優先して掲載しています)。

【速報】最近明るい話題が少ないです^^;


このところ「格安SIM」関連で書きたいネタがないのですが^^;、あまり更新頻度が低いとアクセス数にも影響があるようなので、いちおう最近の雑感などを書いておきたいと思います。

最近業界自体が混沌としてきたというか、ソフトバンク回線を利用した「格安SIM」サービスが提供開始されたあたりを最後に、なかなか革新的な話題が出なくなってきているように感じます。逆に、FREETELの「格安SIM」事業が楽天に承継されるなど、やや業者が乱立気味のこの業界で、今後業者が淘汰されるのではないかという危惧が感じられるようになってきました。

大容量プラン・かけ放題・iPhoneの取り扱いなど、「格安SIM」で期待されていた事柄はほぼ出尽くしたという印象で、料金面でもなかなか差別化が難しくなってきており、一般的なユーザーにとってはあまり面白くはない状況になっているような気がするのは私だけでしょうか? 強いて言えば特定のアプリでの通信を契約容量に加算しないオプションが差別化の軸たりえる要素かもしれませんが、ぷららモバイルのケースを見ても想像できるように、この種のオプションは極端なヘビーユーザーが集まって一般ユーザーの利便性が低下したり収益性が悪化したりするおそれがあり、両刃の剣と言えなくもない面があります。

あと、「格安SIM」で克服すべき弱点と言えば、通信速度の遅さでしょうか。「借り物」回線を利用している以上、これは「格安SIM」で避けられない課題と言えなくもないわけですが、少し前にmineoがプレミアムコースを提供するという方法で克服を試みたことがありました。しかし、これは業者自身のキャパシティの問題か100名限定サービスに留まり、追随する業者も現れないようです。この点は、多少頑張ったところでワイモバイルやUQ mobileといった「従来キャリアの別動隊」業者には敵わないと判断しているからかもしれません。実質「2年縛り」を受け入れなければ制約の多い両者ではありますが、従来キャリアユーザーがなるべく環境に違和感を感じずにコストダウンをしたければ、やはりこの両者を選ぶのが穏当であろうというのもまた事実です。

この3連休中、初日と2日目は比較的動画を観ていた時間が長かったですが、IIJmioとOCNモバイルONEが両方とも混雑していたようでしばしば停滞気味となり、いささか閉口しました(-.-) 「格安SIM」だから仕方ないと割り切れる人ならそれもいいでしょうが、今後「格安SIM」に過剰な期待をしたユーザーが、従来キャリアに揺り戻しをしていくか、あるいはワイモバイルやUQ mobileなどに落ち着くか、そういった動きも出てくるのかもしれません。

【速報】BIGLOBEがマルチキャリア対応になったとは言うけれど


BIGLOBEがKDDI傘下になったため当然の流れとは言えるのかもしれませんが、2017年10月10日より、BIGLOBEモバイルがau回線の取り扱いを開始しました。先行するIIJmioと同じく、従来のドコモ回線利用のプランをタイプD・au回線利用のプランをタイプAと称しています。

とは言うものの、KDDI傘下の「格安SIM」業者としてはすでにUQコミュニケーションズが存在し、BIGLOBEと競合する可能性があるといえます。はたして、BIGLOBEモバイルはUQ mobile並みにauから優遇されるのでしょうか。

そこで、BIGLOBEモバイルにてau端末の動作確認端末の検索をしてみると、動作確認端末が殊の外少ないことが分かります。注意書きを確認すると、

auから販売された端末のうち、MVNO用SIMカードに対してロックがかかっているものは、タイプAをご利用の場合でもSIMロック解除が必要です。(auから2017年8月1日以前に販売された端末等が該当します)

という記載が見つかります。動作確認端末がイコールとならないので事情が同じとは限りませんが、au VoLTE対応機種をSIMロック解除したうえでしか使えないという、実質au回線を利用する必然性があるのか首をかしげる内容になっているIIJmioのタイプAと似たりよったりの内容である可能性が高いです。やはり、KDDI傘下になったから取り扱いはするけれども、UQ mobileの勢いを削がない程度に形ばかりの対応になってしまったのかな?という感は否めないようです。そうなると、「格安SIM」にしては実効速度が速いといわれるUQ mobile並みにBIGLOBEモバイルが優遇されるのか、心もとないように感じられます。もちろん、このあたりは実際に使ってみないと分からないとは言えますが。

こんにち、BIGLOBEモバイルには、YoutubeやGoogle Play Music、AbemaTVその他の動画や音楽アプリの通信を契約容量に加算しないエンタメフリーオプションが存在し、それを利用したいという向きにとってはBIGLOBEモバイルのタイプAを選択する必然性があるのかもしれませんが、これとて3日間で6GB以上となってしまう場合通信制限を免れ得ないという制約があるそうなので、文字どおりの無制限とはいえないところがあります。

ともあれ、BIGLOBEモバイルがマルチキャリア対応になったと謳ってはいるものの、例えばmineoのような「ドコモスマホでもauスマホでも、SIMロック解除手続きなしで使える」という性質のものではないと見た方がよさげです。

【速報】ワイモバイルとUQ mobileからiPhone6s発売


このサイトで扱うテーマか微妙なところもありますが、ワイモバイルとUQ mobileにてiPhone6sの取り扱いが開始されました。チップ的には先行して取り扱われているiPhoneSEと同等なスペックと言われていますが、ディスプレイの大きいサイズの方を好むユーザーにとっては喜ばしいことでしょう。

ただし、サイズの大きさの問題か、iPhoneSEよりはひとまわりコストも高くなるようなので、コストパフォーマンス重視の方には向かないのかもしれません。また、どちらでも、なぜか月3GBプランと月7GBプラン(ともに増量キャンペーン中)とでは月々の支払い分の割引額が同じなので、月3GBの割安感が目立つ格好になっています(これはiPhoneSEでも変わらないことですが)。

どちらを選んでも、月々の負担額はだいたい同じになるようですが、そうなると、私のこれまでの持論どおり、ワイモバイルの方が通話定額に該当する時間の長さや実効速度の速さなどの面でメリットが大きいため、特別な事情がないかぎり、ワイモバイルを選んだ方がベターだろうと考えられます。

これまで両社で取り扱ってきたiPhone同様、SIMロックはされていると思われますが、解除手続きは一定の期日が経過すれば可能なようなので、先日の記事で紹介した楽天モバイルのメーカー認定整備済みiPhoneに比べると概ね条件は有利になるかと思われます。楽天モバイルの認定整備済みiPhoneは6sに関する限り16GBしか選択肢がなく、条件によっても変わってくるようですが、金額面でも両社の32GBモデル+Apple Care付加とだいたい同等になるようです。加えて、楽天モバイルの方の割引は最低利用期間3年が条件となっており、最低利用期間2年の場合は割引が半減することとなります。よって、楽天モバイルの認定整備済みiPhoneは、iPhone6s Plusを使いたい場合ぐらいしかメリットが出てこなくなったのではないか?と考えられます。

 

【速報】FREETELが楽天に買収される


11月1日付で、FREETELの「格安SIM」事業が楽天に承継される旨が発表されました。端末の製造・販売については、従来のままプラスワン・マーケティングが行うようです。まだ未確定要素が多いようですが、いまのところFREETELが楽天モバイルに吸収されるのではなく、FREETELブランドと従来のサービスは維持される模様です。

先日ぷららモバイルがサービス終了する件について書いた際にも言及しましたが、こんにちこの業界は過当競争気味となっており、儲からない事業となりつつあるようです。特にFREETELの「格安SIM」事業は、負債が30億円以上にもなるという内情だったそうです。ちなみに、業界7位というBIGLOBEも、モバイル事業は赤字といわれています。

FREETELについては、スピードテストの結果が速く出るよう細工をしているという話もあり、ウェブサイトの表記については、消費者庁から優良誤認にあたると判断される措置命令が出されたりもしました。楽天モバイルもスピードテストでの細工を指摘する声があり、ある意味「似た者同士」と言えなくもないようです^^; この買収によって、単純計算だと楽天はIIJmioをやや上回る規模になるようですが、「格安SIM」事業では最古参でこの事業に取り組む姿勢でも好感度の高いIIJmioには、中長期的には及ばない結果に留まるのではないか?という気がします。

日本経済新聞の記事では、「接続料の下げ止まり」と「従来3大キャリア別動隊業者の圧迫」によって、「独立系」の「格安SIM」業者は今後も消耗戦が続くだろうという見通しを立てています。この記事には、OCNモバイルONEがNTTドコモから(auからUQ mobileに対するような)「特別扱い」を受けているようにはとても感じられない・BIGLOBEがKDDI傘下となったとはいえ「格安SIM」事業ではドコモ回線を利用しているなど、とても意図的な圧力とは感じられない点には違和感をおぼえますが、「格安SIM」をめぐる環境が厳しいという現状には変わりなさそうです。

 

【速報】楽天モバイルのiPhoneは安いのか?


iPhone8及びiPhoneXの発表によって、旧型のiPhoneが安く手に入るようになるのではないか?と期待する向きが相当数いるかもしれません。実際、ワイモバイルとUQ mobileにてiPhone6sの取り扱いが開始(もしくは近日中に取り扱い開始予定)となりました。もっとも、中古に関しては、私がメルマガで見た某中古スマホショップの見立てによれば、iPhone8の売れ行きは控えめになるいっぽう、下取り価格の値上がりによって、中古市場での値下がりはあまり期待できないのではないか?と危惧しているようです。

「格安SIM」でiPhoneを利用する場合、端末も新たに入手するという条件であれば、

  1. ワイモバイルもしくはUQ mobileを利用する
  2. AppleからSIMフリーのものを購入して、「格安SIM」業者は別途契約する
  3. 中古を購入して、「格安SIM」業者は別途契約する

というパターンがまず思い浮かぶだろうと思います。

1.の場合だと、「5.5インチのiPhoneが選べない」「2年縛りが存在する」などがデメリットとして想定できるでしょう。

2.の場合だと、「端末購入で初期投資が大きくなる」もしくは「Appleへのローンが通信料金とは別途に発生して煩わしくなる」といったデメリットが想定出来ます。

3.の場合だと、やや金額は安くなるだろうとみられるものの2.と同様のデメリットが想定出来るほか、保証面での不安が存在すると考える方がいらっしゃるかもしれません。

これらの隙間を埋める存在として考えられるのが、楽天モバイルのメーカー認定整備済iPhoneの利用です。

「メーカー認定整備済」というのは、海外で発売されていたものをAppleが整備したものとされています。厳密には新品と言えませんが、Appleのハードウェア保証が1年つくというのが強みと言えるでしょう。楽天モバイルのほか、たまにFreetelでも期間限定で販売されていることがあります。

いまとなってはだいぶ型落ち感は免れないという印象はありますが、iPhoneSE・6sのほかに6s Plusが選べるので、大画面のiPhoneを「格安SIM」で手軽に使いたいという向きには有効な選択肢となるでしょう。また、ワイモバイルとUQ mobileにて発売されているiPhoneはSIMロックがされていると思われるので扱いの自由度が低くなる可能性はありますが、「メーカー認定整備済」の場合はSIMフリーとみられるので、「格安SIM」業者乗り換えの際のハードルが低くなることでしょう。

ただ、難点は端末にかかる負担が言うほど安くはないというところでしょうか。楽天モバイルのiPhoneが「安い」というのはスーパーホーダイの利用を前提とした3年もしくは2年拘束される契約に基づくからであって、その適用を受けない場合は、Appleから新品を購入する場合とさほど変わらない金額になるという点が注意すべきところでしょう(新品にApple Careをプラスした場合とは保証期間が違うので、単純な比較は難しいのですが)。

また、スーパーホーダイは契約通信容量を使い切っても1Mbpsでの通信が維持できるというのが売りのようですが、よく読むと「昼などの混雑時には300kbps」であるという断り書きがされており、メリットに疑問符のつく内容となっています。私は楽天モバイルを利用していないので本当のところは分かりませんが、楽天モバイルはスピードテストにていい結果で出るように細工をしているという話もあり、実効速度の面では不安を感じさせるものがあります。

一長一短はあるかと思いますが、楽天スーパーポイントなど、ほかの面でも楽天モバイルにメリットを感じる人であれば、選んでみるのもいいのかもしれません。

【速報】ぷららモバイルサービス終了に思う


発表されてからだいぶ時間がたっているようですが^^;、2017年11月末を以って、ぷららモバイルがサービスを終了するというニュースには、それなりに考えさせられるものがあります。

「格安SIM」「格安スマホ」を扱う業者は近年急速に増加し、一説には現在600以上あると言われていますが、反面過当競争気味となってやり過ぎ感のある期間限定キャンペーンが目立つようになったり、逆に通常の料金プランやサービスなどの面では横並び的な兆候が感じられるようになったりなど、複雑で分かりにくくなっているような印象を受けます。

そんななかでぷららモバイルがサービス終了となるというのは、今後も「格安SIM」業者が淘汰されていく可能性を危惧させるものですが、「自社で回線に関する設備を持たず借りる」というところに特徴があるこの種のサービスの弱点が露呈したといえます。「自社で設備を持たずアウトソースで調達する」というのは事業を始めやすい反面、事業を止めやすいともいえるからです。「格安SIM」「格安スマホ」のユーザーは、従来3大キャリアに比べて、自分の利用しているサービスがなくなる可能性を考慮に入れながら利用しなければならなくなったといえるでしょう。ユーザーの側にとっても、音声通話面では大抵最低利用期間が設定されているものの、データ通信のみの契約であれば解約・乗り換えへの障壁が低いというのが「格安SIM」の特徴でありますが、一時のキャンペーン目当てで乗り換えを繰り返す一部のユーザーでもないかぎり、しょっちゅう利用している「格安SIM」業者を変えたいと考えている人もあまりいないでしょうから、「格安SIM」業者選びの際、「事業の継続性」といった面も選定基準に含めるべきになったといえるかもしれません。

ぷららモバイルは3Mbpsながら通信量無制限のプランを設定しているというのが特徴的な「格安SIM」業者でしたが、同様に通信量を無制限にしているプランは、auの関連会社が運営していて特殊な存在であるUQ mobileを除き、概ね実効速度が遅いといわれています。また、通信量の極端に多いユーザーの寡占状態となるため、儲からないケースもみられるようです。そのため、よほどのヘビーユーザーでもないかぎり、このようなプランはお勧めできないと説いているサイトもあります。また、一部のアプリの通信量を契約容量に加算しないカウントフリーのオプションも昨今流行っていますが、これについても通信速度が遅くなるリスクを指摘する声がありますので、注意が必要でしょう。

【速報】ついにソフトバンクiPhoneにて音声通話が可能に


U mobile Sなど、日本通信がシステム面を担って開始されたソフトバンク回線利用の「格安SIM」サービスは、これまで音声通話非対応でドコモ回線及びau回線を利用した「格安SIM」サービスに比べて大きな立ち遅れを感じさせてきましたが、このたびついに音声通話も出来るプランがb-mobileブランドにて発表されました。相変わらずLTE対応のiPhone限定という扱いではありますが、これにてとりあえず従来3大キャリアすべてについて一通りの「格安SIM」サービスへの対応がなされるようになったと名実ともにいえる環境になりました。

今回開始されたb-mobile Sスマホ電話SIMは、「格安SIM」としてはやや高めかな?という印象であり、ソフトバンクiPhone以外の機器で利用する必然性には乏しいようですが、5分間までのかけ放題サービスに標準対応であるなど、プラン面ではメイン機器利用にも対応できるだけの内容になっているようです。通信容量については、5GBまでの従量制になっているため、ヘビーユーザーには向かないかと思われますが、月1GBまでの使用であれば2,450円・以後1GB単位で350円ずつ加算されるという形態なので、利用度合いに応じて出費を調整することが可能です。

ドコモ回線を利用した「格安SIM」サービスなら、5分かけ放題のついた形態でも2,450円出せば月3GBぐらい使えるんではないかい?という印象であり割高感は拭えませんが、少なくともソフトバンク本体とだいたい同じ内容で契約する場合に比べれば、半額程度にはなるようですので、(もちろん通信・通話の品質がそのままとはいかないでしょうが)そこそこ頑張っている部類とはいえるでしょう。

私は、同じく日本通信がシステム面を担っている音声通話非対応のU mobile S利用者ですが、相変わらず自宅で利用しているとしばしば圏外表示される状況は変わらず、あまり他人に積極的にお勧めしたい内容とはいえないところです。ただ、私の使用環境が鉄筋コンクリート内だからという可能性もあります。ユーザーが「ソフトバンクiPhone・iPadユーザー限定」という条件のためもあって数が限られるから、実効速度は比較的速いという報告も出ているようです。また、Android機で使用してテザリングも可能だったという話もあるようです。もちろん、これはサポート外となり自己責任の範疇とはなりますが^^;